特急形車両
多くの鉄道ファン(特に乗り鉄)にとって“寝台特急”というのは、特別な意味を持つ存在であると言っていいと思います。もちろん、夜間に長距離を移動するための手段の一つという役割には変わりありませんが、新幹線や昼間の在来線特急にはない独特の魅力とい…
前回の記事でお話ししたとおり、東京都内から乗り換えなしで日光・鬼怒川方面まで行くには、浅草から東武鉄道を利用する方法と、JRの新宿から東武線に直通する特急を利用する方法とがあります。往路では、浅草から東武500系「リバティ」と「SL大樹」に乗車し…
今年の夏には、様々な乗り鉄旅の計画があります。青春18きっぷを使った乗り鉄旅はもちろんですが、これまで乗車したことがない観光列車や、利用したことがない区間にも足を伸ばしてみたいなと計画を立ててきました。昨年度は、異動して1年目ということで仕…
近鉄には様々なタイプの列車があり、定期列車の中にも観光列車的な要素を持つ列車が数多くあります。僕もこれまで、「しまかぜ」や「青の交響曲」などに乗車したことがありますが、とてもクオリティが高く、満足度の高い列車ばかりです。そんな近鉄の観光列…
2018年3月、「箱根につづく時間(とき)を優雅に走るロマンスカー」という、何ともカッコいいキャッチフレーズを携えて、新たなロマンスカー70000形GSEが登場しました。小田急のロマンスカーといえば、歴代の車両の中でも展望席を備えたパノラマタイプの車…
鉄道好きの方はご存じだと思いますが、近鉄は日本で最長の路線網を持つ私鉄で、総営業キロ程は500kmを超えています。また、保有路線には、標準軌(1,435mm)と狭軌(1,067mm)の2つの線路の幅があり、奈良・京都線系統と大阪・名古屋線系統は標準軌、南大阪…
先の記事では、長野-湯田中間を走る長野電鉄での乗り鉄旅を紹介したところですが、僕にとって最寄り駅から長野駅までは相当の距離があります。名古屋方面から長野方面に行く場合、名古屋駅から東京駅まで東海道新幹線を利用して東京駅から北陸新幹線を利用…
JR各社や大手私鉄で使われていた車両が、第二の人生として地方の中小私鉄に譲渡される例は少なくありません。例えば大井川鐵道では元南海21000系、元近鉄16000系などが普通列車として運転されており、富山地方鉄道は元西武5000形のレッドアローを水戸岡鋭次…
このブログにも度々登場している友人Dですが、僕と違って乗り鉄ではありません。したがって、どこまでも乗車することを目的とするような旅を僕の方から提案することはありませんが、どこか観光地や行楽地に行く際に、二人で列車を利用することはよくあります…
中央東線を走る特急と言えば、もちろん「あずさ」「かいじ」です。「あずさ」は東京・新宿ー松本・南小谷間を結んでおり、その中で特に停車駅の少ない速達タイプは「スーパーあずさ」として区別されています。一方、「かいじ」は東京・新宿ー甲府・竜王間の…
前回の記事からの続きです。 はやとの風で使用されているキハ147形・47形:大隅横川駅 2017/11/4 続くD&S列車乗り継ぎ旅の第5弾は吉松からの出発で、キハ147形・47形8000番台気動車による特急「はやとの風」に乗車しました。第3弾「かわせみやませみ」と…
前回の記事からの続きです。 今回の宿泊は、JR九州ホテル熊本です。熊本駅に隣接しており、僕が利用した部屋の窓からは熊本駅を発着する列車を見ることができました。たまたまとしか考えられませんが、鉄道ファン的には嬉しいサプライズです。今日一日を振り…
僕はこれまで、出張で福岡に行ったことがありますが、その他の九州各県には行ったことがありません。福岡まで行った際も、名古屋から博多まで新幹線を利用し、そのまま出張先に向かったため、JR九州の在来線には全く乗車したことがありません。JR九州は、鉄…
特急形車両は、その鉄道会社の看板列車と言ってもいいと思います。近鉄と言えば「ビスタカー」「アーバンライナー」、名鉄であれば「パノラマスーパー」や「ミュースカイ」、西武は「レッドアロー」、京成は「スカイライナー」などといったところでしょうか…
前回の記事からの続きです。 「ホリデー快速富士山1号」を高尾で下車し、拝島まで移動します。ルートしては、八王子から八高線を利用する経路と、立川から青梅線を利用する経路とがありますが、僕は八高線を利用することにしました。八高線も今回が初乗車で…
今季も、「青春18きっぷ」を利用した「ムーンライトながら」での乗り鉄旅に出かけることにしました。この恒例行事とも言うべき乗り鉄旅ですが、僕としては全く飽きることがありません。さすがに毎月同じような行程で旅行することになれば、いくら乗り鉄の僕…
京都や大阪を発着する列車の多くは、もちろん電車です。JR線について見ると、東海道本線(琵琶湖線・京都線・神戸線)、湖西線、阪和線、福知山線はすべて電化されており、山陰本線は京都ー城崎温泉間で、播但線は姫路ー寺前間で、それぞれ電化されています…
世の中には様々な列車が存在します。旅客用列車だけ見ても色々な分類ができ、電車と気動車、特急形車両と近郊・通勤形車両、普通車とグリーン車などを組み合わせれば、何十何百通りにも区分することができます。こうした区分とはちょっと違うかもしれません…
前回の記事からの続きです。 米原までやってきました。米原駅は、在来線について言えばJR西日本とJR東海との境界駅ですが、管轄はJR西日本となっています。したがって、駅構内の案内図や自動アナウンス、発車標などはすべてJR西日本の仕様になっており、特に…
「青春18きっぷ」は、春季・夏季・冬季の3シーズンに販売され、日本全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席が自由に乗り降りできるきっぷです。1枚のきっぷを1人で5回利用することはもちろん、5人のグループで一緒に利用することもできます。1枚5…
首都圏を走る大手私鉄に京成電鉄があります。東京都と千葉県内に複数の鉄道路線を有していますが、東京の「京」と成田の「成」に由来する会社名が表すとおり、メインは都内から成田を結ぶ路線で、京成上野ー成田空港間の京成本線のほか、2010年には、京成高…
首都圏の大手私鉄と言えば、東武、西武、京成、京王、東急、京急、東京メトロ、小田急、相鉄の9社を指すそうです。乗り鉄の僕としては、これらの鉄道会社で運行されている特急形車両が気になるところで、東武の「リバティ」「スペーシア」、西武の「ニュー…
前回の記事からの続きです。 松阪ー賢島間はフリー区間なので、普通や急行列車を利用して途中下車の旅を楽しむこともできますが、今回は、松阪から折り返してそのまま特急で賢島に戻ります。 22000系「ACE」 汎用特急として活躍している近鉄22000系:賢島駅 …
近鉄(近畿日本鉄道)は大手私鉄の中で最長の路線網を持つことで知られていますが、様々なタイプの特急形車両を保有していることでも有名です。昭和40年代に登場した12000系・12200系の「スナックカー」や昭和50年代に登場した30000系の「ビスタカー」などは…
今日は、友人Mと久しぶりに会うことになり、大阪まで出掛けることになりました。友人Mは元々、僕の家のすぐ近所に住んでいたのですが、何回か引っ越しを繰り返し、現在は大阪市内の西九条辺りに住んでいるとのことなので、大阪駅で合流し、2人で食事をした…
JR旅客各社のうち、JR北海道、JR東日本、JR東海の主な地区には、朝夕の通勤・退勤時間帯を中心に「ホームライナー」が運行されています。そもそも「ホームライナー」とは、乗車券のほかに乗車整理券又はライナー券を購入することで乗車できる快速列車で、多…
特急「踊り子」と言えば、伊豆急下田や修善寺に向かう列車で、伊豆への旅行の代名詞とも言える存在です。首都圏の方であれば、誰でも一度はその名前を耳にしたことがあるのではないかと思います。1981年10月のデビュー以来、現在に至るまで185系が使用されて…
JR東海管内を走るローカル線に飯田線があります。愛知県の豊橋駅と長野県の辰野駅を結ぶ地方交通線で、その全長は約200kmです。かなりの路線距離となりますが、現在でも約6~7時間かけて飯田線全線を走り抜く直通列車が1日に数本運転されています。青春18…
今回は、京都・大阪方面への乗り鉄旅を計画してみましたが、京都近辺を走る列車の中で特に僕が注目していたのが、京都丹後鉄道の「丹後の海」という車両です。1996年に北近畿タンゴ鉄道が導入したKTR8000形気動車で、当初は「タンゴディスカバリー」と呼ばれ…
関西国際空港は1994年9月に開港した日本初の海上空港です。そのアクセス路線として、JR関西空港線と南海空港線の運用が開始され、関西空港駅も開業しました。JR線は、阪和線の日根野駅から分岐して空港連絡橋を渡り空港島内に入るルートで、南海は、南海本…