僕はこれまでの乗り鉄旅で、日本各地の鉄道路線を利用していますが、まだ乗車したことがない路線がいくつもあります。JRの路線だけ見ても、東北方面で言えば大湊線、花輪線、男鹿線、信越方面では弥彦線、越後線、関東近郊では水郡線、久留里線、山陽・山陰方面では、可部線、福塩線、美祢線などです。どんな車両に乗車して、どんな車窓を眺めることができるのか、気になるところですが、どの路線も僕が住む愛知県からはかなり遠く、さらに運転本数も多くないため、限られた旅行日程の中では、なかなか乗車する機会に恵まれないのが現状です。計画も立てずこのまま待っていても、うまい具合に乗車できるタイミングがやってくるとも思えない中、手元には、JR東日本管内の片道運賃と料金が4割引となる「JRE BANK優待割引券」があります。割引券の有効期限は7月末なので、まだ焦るほどではありませんが、このまま使用せずに無駄にするのも、何となくもったいない気がします。それならばということで、未乗路線のひとつに乗車することを目的とした乗り鉄旅に行ってみることにしました。
肝心の行き先ですが、JR東日本が発表した「春の臨時列車」を見ながらいろいろと思案し、水郡線の常陸大子-郡山間で運転される「水郡線ふくしま号」に乗車することにしました。この列車は「おもいで車両」で運行されます。「おもいで車両」は、これまで仙台地区で活躍してきたキハ110系「レトロラッピング車両」がリニューアルされ、今年3月から運行を開始したばかりの車両で、国鉄時代の急行色を模した外観が特徴の車両です。実は以前から、キハ110系の「レトロラッピング車両」に乗車してみたいと思っていたのですが、機会を逃してしまい、乗車できずじまいでした。その反省ということもあり、「おもいで車両」で運転される水郡線の臨時列車に乗車してみることにしたものです。
そうと決まれば、早速、旅行行程を作成します。中には、旅行行程を考えるのが面倒だという人もいるようですが、僕にとっては、大判のJR時刻表をめくりながら旅行行程を組み立てる時間は、何にも代えがたい至福のひとときです。おおまかにイメージしていた行程パターンを書き出して、そのダイヤを調べます。一発でうまく組み立てられることもあれば、都合よく乗り継ぐことができず、一から組み直すこともあります。今回の旅行について言えば、当初は、郡山発常陸大子行きの列車に乗車することから行程を組み始めましたが、どうも上手くいかず、発想を転換して、常陸大子発郡山行きの列車を利用することにしました。試行錯誤を繰り返しながら作り上げた最終的な行程は次のとおりです。

豊橋駅から品川駅まで東海道新幹線に乗車し、品川駅で特急「ときわ」号に乗り換えます。「ときわ」号は東京駅にも停車するため、東京駅で乗り換えてもいいのですが、普段、品川駅を利用する機会が少ないですし、「ときわ」号には始発から乗車したいと思ったので、品川駅を利用することにしました。「ときわ」号の終点は勝田ですが、その1つ前の水戸駅で下車し、ここから水郡線に乗車します。「水郡線ふくしま号」の始発は常陸大子駅となるため、水戸駅から常陸大子駅までは普通列車に乗車します。常陸大子駅からは終点の郡山駅まで「水郡線ふくしま号」に乗車して、郡山駅から東京駅までは東北新幹線に、東京駅から豊橋駅までは東海道新幹線に乗車するというものです。こうした行程表を作成するのは、1月の鳴子温泉までの乗り鉄旅以来のことです。
今回の旅行でも、いつものように旅の各所で写真撮影も楽しみました。その紹介を兼ねて、今回の旅の様子をお伝えしたいと思います。
- 豊橋駅から東海道新幹線に乗車
- 品川駅から特急ときわに乗車
- 水戸駅から水郡線の普通列車に乗車
- 常陸大子で昼食とスイーツタイム
- 常陸大子駅から快速「水郡線ふくしま号」に乗車
- 郡山駅から東北新幹線に乗車
- 東京駅から東海道新幹線に乗車
- 乗車券類の紹介
豊橋駅から東海道新幹線に乗車
旅の始まりは、いつものように豊橋駅です。僕が関東方面への乗り鉄旅に出かける際の定番となっている「ひかり」632号東京行きに乗車します。


東海道新幹線と言えば、東京ディズニーシー開園25周年を記念したアニバーサリーイベント“スパークリング・ジュビリー”にあわせて、6月19日から、ジュビリーブルーに包まれた特別な新幹線「Sparkling Dreams Shinkansen」が運行されることが発表されました。東海道新幹線では、昨年、「Wonderful Dreams Shinkansen」が運行されたばかりですが、今回はこれに続くディズニー仕様第2弾となります。僕は「Wonderful Dreams Shinkansen」を2回ほど目撃しましたが、残念ながら乗車する機会がありませんでした。ディズニー好きの一人として、今回こそは是非とも乗車してみたいと思っています。

豊橋駅の改札を通ってホームに向かうエスカレーターに乗っていると、「ひかり」632号の入線を知らせる案内放送が流れてきました。ホーム到着後、早速、写真撮影します。僕は「ひかり」632号に乗車する際、自由席を利用することが多いですが、今回はJR東海ツアーズの旅行商品を利用するため、指定席になります。予約段階では、贅沢をしてグリーン車にしようかとも考えましたが、最近の懐事情を考慮して普通車にしました。豊橋駅を定刻に発車した「ひかり」号は、浜松、静岡の順に停車していきます。静岡駅では、後続の「のぞみ」号に遅れがあり、その通過待ちのため「ひかり」632号も数分遅れて発車しましたが、新横浜には定刻に到着しました。素晴らしい回復運転です。もちろん品川駅にも遅れることなく到着しました。

品川駅で下車するのは久しぶりです。改札に向かう通路を歩いていると、以前と少し雰囲気が変わったように思えたのですが、僕の気のせいでしょうか?

平日であれば、出張などビジネス利用も多いでしょうが、日曜日の朝ということでそれほど混雑していません。名古屋方面から東海道新幹線に乗車し、新宿や渋谷方面に向かう場合、品川駅での乗り換える方が多いと思いますが、常磐線で土浦・水戸方面に行かれる場合、皆さんは東京駅と品川駅のどちらで乗り換えられるのでしょうか?
品川駅から特急ときわに乗車
品川駅では、「えきねっと」で購入した乗車券類を受け取るため、一旦、改札を出ます。「ときわ」号の発車まで時間があったので、改札を出たついでに駅舎を撮影しました。アクアパーク品川に行った際には高輪口を利用しましたが、港南口は初めてのような気がします。天気予報では晴れ☀️でしたが、今日は曇り☁️のようですね。

さて、在来線の中央改札から再び入場します。「ときわ」号には水戸まで乗車しますが、その区間でsuicaを利用しようか、それとも紙のきっぷを購入しようか、ちょっと迷いました🤔 suicaを利用すると、JREポイントが貯まるというメリットがあります。しかし結局、いつものように券売機でマルス券を購入しました。ポイントよりも、きっぷ鉄としての趣味の方が勝ったという訳です。


これから乗車する「ときわ」55号は、9番線から発車します。「ひたち」号と「ときわ」号はいわば兄弟のような特急で、使用される車両もE657系で共通化されています。また、列車番号については、「ひたち」は1号から、「ときわ」は51号から付番されており、基本的にそれぞれが交互に運転されています。僕が9番線ホームに到着すると、すでに列車が停車しており、しばらくすると客扱いが始まりました。


E657系には、E653系のリメイク塗装が施された、グリーンレイク(緑色)塗装のK17編成、スカーレットブロッサム(赤色)塗装のK12編成、イエロージョンキル(黄色)塗装のK2編成、オレンジパーシモン(橙色)塗装のK3編成があり、さらに先月には、「タキシードボディのすごいヤツ」こと651系のオマージュカラーに塗装変更されたK1編成もあります。オレンジパーシモン編成には乗車したことがあり、できれば651系のオマージュカラー編成に乗ってみたいなと思っていましたが、結果は写真のとおり、通常編成でした。両先頭車両を撮影したところで、早速乗車します。


客室内も撮影してみました。座席は一般的な特急型車両である2+2配置で、黒と濃灰色のうねり模様のモケット柄が特徴的です。各座席には、大きめの背面テーブルとモバイルコンセントも用意されており、機能性、快適性とも十分な車内空間となっています。僕は今回、車両最後部の窓側座席を予約しておきました。この座席であれば、気兼ねすることなくリクライニングすることができますからね。
さて、「ときわ」55号は品川駅を定刻に発車しました。普段は、東海道新幹線や山手線の車内から見る風景を、在来線特急に乗車しながら眺めるのは、何だか不思議な感じがします。列車はすぐに東京駅に到着しました。品川発車時点では乗客はまばらでしたが、さすがは東京駅ですね、まとまった乗車がありました。東京駅の次は、上野に停車します。「ひたち」号と「ときわ」号はともに常磐線特急ですが、上野東京ラインが開業するまで、これら常磐線特急は上野発着でした。その名残からか、今でも「ひたち」号は上野駅を毎日00分に発車し、「ときわ」号は毎時30分に発車するダイヤが組まれています。

上野駅を発車した「ときわ」号は、柏、土浦、石岡、友部と停車していきます。日中の「ひたち」号はこれらの駅をすべて通過するため、上野―水戸間を最速65分で結んでいますが、「ときわ」55号では77分となります。日曜日の朝の下り列車ということもあってか、思ったよりも乗降が少なかったです。どうでもいいことですが、僕の前の座席には東京駅から若い女性が1人で乗車されましたが、着席早々爆睡されてました。お姉さん、相当にお疲れのようでした。
想定以上の横揺れにちょっと驚きながらも、「ときわ」号の乗車を満喫したところで、水戸駅に到着しました。列車は勝田行きですが、水戸駅で下車される方が多いようですね。ここからはいよいよ水郡線に乗車しますが、一旦、改札を出てみることにします。
水戸駅から水郡線の普通列車に乗車
水戸駅での乗り換え時間を利用して、改札外でお土産物を購入した後、再び改札を通って水郡線が発着する1・2番線ホームに向かいます。茨城県の県庁所在地にある中心駅だけあって、多くの方が行き交っています。


乗車するのは、11時15分発の普通列車の常陸大子行きです。水郡線は、水戸駅と郡山駅(正確には東北本線の安積永盛駅)までを結んでいますが、水戸発の場合、郡山まで全線通しで運行される列車は1日4本で、その他の列車は、常陸大子行き(うち2本は常陸大子発郡山行きに接続)や常陸大宮行きとなっています。また、途中の上菅谷から支線に入り、常陸太田まで運行される列車もあり、水戸発の運行本数は1時間あたり1~2本といったところです。今から乗車するのは常陸大子行きには、終点まで乗車することになります。

僕がホームに到着した時点では、水郡線の乗車を待つ方はまばらで、それほど多くない感じでしたが、発車時刻が近付くにつれて徐々に増えました。しばらく待っていると、2両編成のキハE130系が入線してきました。車内は4人掛けと2人掛けのボックスシートのほか、ドア付近にはロングシートがあります。2人掛けのボックスシートを狙っていましたが、確保できませんでしたので、ロングシートに着席しました。水戸駅から乗車された方は、全員が着席できる程度の乗車率です。
ほどなくして、列車は水戸駅を出発しました。終点の常陸大子まで約80分の乗車となります。水郡線は初めての乗車となるため、どんな乗り鉄旅となるか、期待いっぱいです。最初はロングシートで車窓を眺めづらかったのですが、上菅谷駅でまとまった下車があり、運よく2人掛けのボックスシートに移ることができました。のどかな風景を眺めながら、のんびりとローカル線に揺られる時間は、僕にとって贅沢な時間の過ごし方です。キハE130系に乗車するのは、ひょっとしたら初めてかもしれませんが、なかなか乗り心地がいいです。少し車内でウトウトしていると、早くも常陸大子に到着しました。

常陸大子で昼食とスイーツタイム
常陸大子にやってきました。初めての訪問を記念して駅舎をパシャリ📸 (下の写真は昼食を終えた後に撮影したものです。)

東京よりも天気はよさそうですが、その分だけ暑いですね。ここからは、今日の乗り鉄旅のメインとなる「水郡線ふくしま号」に乗車しますが、まだ時間があるので、駅周辺で昼食をいただくことにします。今年1月の鳴子温泉旅での反省点を踏まえ、旅行前にしっかりと下調べをしておき、お店も決めておきました。
鶏料理 弥満喜でしゃも丼の昼食
今日の昼食は、駅から徒歩5分ほどの場所にある、鳥料理の弥満喜さんというお店でいただくことにしました。常陸大子駅のある大子町は、「奥久慈しゃも」という鶏🐔が有名だそうで、しゃも料理を提供するお店のひとつが弥満喜さんです。

昼時ということで、表の駐車場はほぼ満車でしたが、僕はすぐに奥の座敷に案内してもらえました。メニューを見ると、しゃも料理として、しゃもすき鍋、しゃも丼、しゃもの塩焼きや天ぷらなど、いろいろな料理がありましたが、僕は「奥久慈しゃも丼[極み]」をいただくことにしました。通常の「しゃも丼」と「しゃも丼[極み]」の違いがよく分かりませんが、[極み]であれば間違いないだろうということで、こちらを選びました。この丼には、サラダや香の物だけでなく、しゃもスープや手づくりこんにゃくもセットになっています。


いつものように食レポはありませんが、スーパーで売られている鶏肉とは、肉の弾力というか、歯ごたえが全く違います。また、提供された丼の具材として、今日は希少な白レバーを使用しているそうです。僕は普段、レバー類があまり好きではありませんが、提供された白レバーにはクセがなく、非常に食べやすかったです。もちろんすべて美味しくいただきました🤗
B.B.D. ~Bright Base Daigo~でスイーツタイム
食事を終えて駅前中央通りを常陸大子駅に向かって歩いていると、何やらお洒落な建物がありました。これは、大子町を訪れた観光客が休憩したり、町民の皆さんが集える場所として町が整備した交流拠点施設で、Bright Base Daigoの頭文字をとってB.B.Dと呼ばれているそうです。

1階には、大子町の特産品であるりんごやお茶を使用した飲み物やソフトクリームなどを販売する小さなカフェがあり、2階の交流・休憩スペースや3階の多目的スペースでのイートインも可能とのことだったので、「水郡線ふくしま号」の発車時間までの間、ここでカフェタイムとすることにしました。


いただくのは奥久慈茶のアフォガードです。思った以上にボリュームがありました。2階の休憩スペースを利用されている方は数人しかいらっしゃらず、ここでゆっくりと奥久慈茶とソフトクリームを味わうことができました。写真はうまくピントが合っていませんが、参考程度ということで紹介します。

アフォガードをいただき、身体もひんやりしたところで、そろそろ常陸大子駅に戻ることにします。
常陸大子駅から快速「水郡線ふくしま号」に乗車
常陸大子駅に到着しました。これから乗車する快速「水郡線ふくしま号」はすでに2番線に入線しており、早くも乗車されている方がいらっしゃいました。僕は写真撮影がしたかったので、まずは1番線ホームから撮影しました。

まだ塗装変更されたばかりということもあり、外観は非常に艷やかです。クリーム色と赤色のツートンカラーで塗り分けられ、かつての国鉄急行色がうまく再現されていると思います。そう言えば以前、津山線を走る「ノスタルジー」車両に乗車したことを思い出しました。そちらは本家とも言うべきキハ47形でしたが、キハ110系の国鉄急行色も、負けず劣らずいい雰囲気を出しています。

跨線橋を渡って2番線に移動し、より近距離から撮影しました。方向幕は「快速」ではなく「臨時」となっています。車両前面のJRマークもいいですね。

常陸大子駅の駅名標を入れて撮影してみました。国鉄急行色というノスタルジー感あるカラーリングながらも、引き戸ではなくプラグドアなのはちょっとシュールな感じがします。ひと通り車両の写真撮影を済ませたところで乗車します。ちなみに列車は2両編成で、全席指定席となっています。直前に「えきねっと」で確認したところ、ほぼすべての座席が発売済みとなっていました。続いて車内も紹介したいと思います。

外観は国鉄急行色に変更されていますが、車内設備には変更がないようで、2+2列配置のリクライニングシートが並んでいます。昨年6月には、釜石線を走る快速「はまゆり」の指定席車両を利用しましたが、その時に乗車したキハ110系と同じタイプの座席です。「おもいで車両」は普段、毎週金曜日に仙台地区で特急イブニングウェイとして使用されているということもあり、車内にはイブニングウェイのポスターが掲出されていました。
さて、「水郡線ふくしま号」は常陸大子駅を発車しました。水郡線を走る定期列車はすべて各駅停車であるため、快速での運用は臨時列車ならではで、途中の停車駅は、矢祭山、磐城塙、磐城棚倉、磐城石川、安積永盛となっています。車内を見渡すと、乗車率は5〜6割といったところです。指定席券がほぼ発売済みであるにもかかわらず、実際の乗車率が6割程度という現象は、臨時快速列車によくある話しで、記念に指定席券だけを購入する人が一定数いることによるものです。同じ鉄道ファンとして、収集目的での指定席確保は本当に止めてもらいたいですね😡 ちなみに僕は1号車の窓側座席で、隣の通路側座席には別の方が乗車されていましたが、他に空席もあったことから、その方は途中で他の座席に移っていかれました。なお、僕は進行方向に向かって左側の座席でしたが、カーテンを閉めっぱなしにせざるを得ないほど日差しが強烈で、車窓を十分に楽しむことができなかった点が心残りです。

列車は、途中の磐城棚倉駅に到着しました。この駅では対向列車との行き違いのため、数分の停車時間があります。皆さん、ホームに降りて写真撮影をされていましたので、僕もつられて撮影してみました。


郡山方の先頭車両には、貫通幌が取り付けられていました。クリーム色と赤色の国鉄急行色には、貫通幌が似合う気がするのは僕だけでしょうか?
常陸大子駅から乗車すること約1時間40分で、終点の郡山駅に到着しました。長過ぎず短過ぎず、ちょうどいい乗車時間だったと思います。いわゆる観光列車やイベント列車のように、途中停車駅でのおもてなしや特産品の販売などが行われるわけではありませんが、逆にローカル線の雰囲気をのんびりとした乗り鉄旅を楽しめたと思います。

郡山駅到着後、ここまで乗車してきた「おもいで車両」は留置線へと移されます。回送されます。遠くから眺めていると、郡山駅にある広い留置線内をゆっくりと走行している光景を見ることができました。郡山駅は石油輸送用の大きなヤードがあるため構内が広いですね。石油輸送用のタキ1000形貨車の姿もあります。

水郡線での乗り鉄旅を終え、ここからは東北新幹線に乗車して東京に戻ります。
郡山駅から東北新幹線に乗車
郡山駅からは、16時6分発の「やまびこ」60号に乗車します。旅行計画段階では、せっかくの機会なので郡山駅での滞在時間を確保し、もう1本後の「やまびこ」号にしようかなと考えたりもしましたが、明日は仕事なので少しでも早く帰宅できるよう、「やまびこ」60号に決めました。

車両はE5系の単独編成10両です。13番線で列車の到着を待っていると、8号車の乗車口付近にはグループ利用と思われる方が大勢いらっしゃいました。どこかの旅行帰りのようで、年配の方ばかりですが、かなり盛り上がっているようです。

「やまびこ」60号が入線してきました。降車に続いて順に乗車するわけですが、年配グループの方が車内での荷物置き場の確保に手間取っているようで、後ろの並んでいる僕たちがスムーズに乗車できません。他の号車で乗降が終了しても、8号車だけはなかなか乗車が進まず、ちょっとイラッとしてしまいました。公共の場でのマナーとして、もう少し周囲の方への配慮をお願いしたいものです。

「やまびこ」60号は郡山駅を発車しました。途中の停車駅は宇都宮、大宮、上野、そして終点の東京です。車内はいつものE5系で、グレイ系の落ち着いたモケット柄の座席が3+2列配置で並んでいます。東海道新幹線のN700系やN700Sで使用されている、鮮やかな青色のモケット柄の座席とは対照的ですね。僕は、東海道新幹線らしさを感じることができるN700系やN700Sの車内空間が好きですが、E5系も暖かみがあり落ち着きのある空間となっています。

今回も2人掛けの窓側座席を利用しましたが、「水郡線ふくしま号」の車内と同様、日差しが強く、窓側座席の方にも配慮してブラインド閉めざるを得ませんでした。ということで、沿線の車窓を楽しむことはできず、その代わりに『トランヴェール』をゆっくり読ませていただきました。

東京駅に到着しました。郡山駅では停車時間が短く、先頭車両を撮影することができませんでしたので、東京駅到着後にE5系を撮影しました。隣のホームにはE2系が停車しています。E2系は上越新幹線や北陸新幹線(長野新幹線)から引退しており、今や一部の「やまびこ」号と「なすの」号で運用されるのみです。東北新幹線からも引退することになれば、完全にその役目を終えることになります。乗車できる機会があるうちに、もう一度乗車しておきたいものです。
東京駅から東海道新幹線に乗車
東京駅に到着し、ここからは東海道新幹線に乗車します。「やまびこ」60号を下車し、直後に乗車できる「こだま」号がありましたが、後続の「ひかり」号の方が豊橋駅に早く到着できるため、東京駅で70分ほど待ち合わせた上で、18時33分発の「ひかり」657号に乗車することにします。僕はつい最近まで、JR東海ツアーズの日帰り旅行商品では、「ひかり」657号を利用できないものと思っていましたが、予約時に確認したところ、復路の候補車両として表示されたのでちょっと驚きました。駅で70分もの時間をどう過ごそうかと考えていましたが、実際には、グランスタや東京一番街などでお土産物を購入したりしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

ホーム上で待つことしばし、19番線に列車が入線してきました。車両はN700Aです。ホーム端から眺めると、16番線、17番線、18番線にも発車を待つ列車が停車しており、新幹線がズラリと並んでいます。その光景を写真に収めようとしましたが、僕のスマホでは、これ以上の広角での撮影はできませんでした。


折り返し運用の車内清掃が終了したところで、早速乗車します。「ひかり」657号は自由席が混雑することが多い列車ですが、今回は往路と同様に指定席を予約してあるため安心です。座席位置は、もちろん2人掛けの窓側座席です。乗車してしばらくすると、「ひかり」657号は東京駅を出発しました。僕は豊橋駅で下車しますが、それまでの間の停車駅は品川、新横浜、静岡のみです。

ちょっとお腹が空いてきました。今日は新幹線の車内でお弁当をいただこうと、東京駅でお弁当🍱を買っておきました。駅での約70分の待ち時間を使って、どのお弁当にしようか、いろいろなお店を回りながら考えました。ちょうど手頃な持ち帰り寿司があったのですが、どうやら注文を受けてから作ってくださるようで、20〜30分くらいかかるとのことで、残念ながら諦めました。最終的に選んだのは、大丸東京店にある金子半之助さんの上天丼弁当です。

エビや野菜、海苔の天ぷらなどが入った天丼です。実は最近、東京にある老舗の天ぷら屋さんの動画をyoutubeで見て以来、天丼が食べたいなと思っていたところだったので、ちょうどいい機会に東京の天ぷらをいただくことができました。いつかは有名なお店に直接伺ってみたいものですが、このお弁当でも十分に美味しかったです。ごちそうさまでした。
「ひかり」657号は定刻で豊橋駅に到着しました。豊橋駅に停車する「ひかり」号は2時間に1本となっており、東京駅を17〜19時台に発車して豊橋に停車する唯一の「ひかり」号がこの657号です。そのため、豊橋駅利用者にとっては利便性が高く、豊橋駅で下車される方が非常に多い列車となっています。僕と同じような旅行帰りと思われる多くの方が、豊橋駅で下車されていました。これで今回の乗り鉄旅も全行程が終了となります。
乗車券類の紹介
今回の乗り鉄で使用した乗車券類は、次の6枚です。久しぶりに多くのマルス券を使いました。






豊橋→品川と東京→豊橋の東海道新幹線区間については、先に紹介したとおり、JR東海ツアーズの日帰り旅行商品を利用しました。JR東日本区間は、往路が品川から水戸まで、復路が水戸から郡山を経由して東京までとなり、このうち水戸→東京都区内の乗車券と郡山→東京の新幹線特急券に「JRE BANK優待割引券」を使用しました。ちなみに往路の品川→水戸では特急「ときわ」号に乗車しましたが、チケットレス特急券で購入したため、手元に紙のきっぷとしては残っていません。なぜチケットレス特急券で購入したかと言えば、それはチケットレスの方が安かったからです。どうせチケットレスで乗車するのであれば、在来線チケットレス特急券(トク割)により35%OFFで購入したいところですが、発売日当日に購入しそびれてしまい、気付いた時にはすでに売り切れていました😭 トク割の発売枚数がどのように設定されているのか分かりませんが、相当少ないだろうと推測されます。
今回の乗り鉄旅で使用した乗車券類のねだんを、正規の運賃・料金と比較してみたのが次の表です。

合計金額では、確かに正規の運賃・料金よりも安くなっていますが、4割引となる「JRE BANK優待割引券」を利用した割には、あまり安価に抑えることができませんでした。やはり東海道新幹線区間の代金が大きいですね。
さて、明日からは6月となります。雨☂が多くジメジメした季節となりますが、適度に気分転換を図りながら乗り越えていきたいですね。ちなみに現時点で次の乗り鉄旅の予定はありませんが、そろそろ計画していきたいと思っています。
















































































































































































































































































































