レン鉄★気ままな乗車記

乗り鉄&きっぷ鉄の管理人が、備忘録を兼ねてブログに綴っていきます。

乗り鉄&きっぷ鉄っぽい管理人が、乗り鉄旅行とそこで使用したきっぷを思うがままに記録したブログです。
どうぞ、お付き合いください。
 

中央本線と青梅線での乗り鉄旅(2)

 前回の記事からの続きです。

 「ホリデー快速富士山1号」を高尾で下車し、拝島まで移動します。ルートしては、八王子から八高線を利用する経路と、立川から青梅線を利用する経路とがありますが、僕は八高線を利用することにしました。八高線も今回が初乗車です。

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お座敷みたけ清流号で使用されている485系「華」:奥多摩駅 2017/8/20

 拝島からは、2つ目の臨時快速列車「お座敷みたけ清流号」に乗車して奥多摩を目指します。先に書いたとおり、青梅線の利用は今回が初めてです。拝島駅のホームで待つこと数分、485系ジョイフルトレイン「華(はな)」が入線してきました。鉄道車両には珍しい紫色で、ピンク色の帯が引かれています。JR東日本には485系種車とするジョイフルトレインが数多くあり、「ジパング」「宴」「ニューなのはな(2016年8月に運用終了)」「リゾートエクスプレスゆう」「NO.DO.KA」「きらきらうえつ」「彩」など、その名を挙げれば切りがありません。

 それらの中でも「華」は、いわゆるお座敷列車に分類され、客室は畳敷の掘ゴタツ式となっています。したがって、乗客は車内に入ると客室ドアのところで靴を脱ぐ必要があり、畳敷の床に置かれた座椅子に座ることになります。お座敷列車への乗車は初めてでしたが、なんだか旅館の大広間にいるような感じがして、ちょっと落ち着かなかったです。

 また、こうしたお座敷列車は、ひとつのテーブルを複数人で囲むことになるため、グループ利用には適していますが、やはり知らない者同士が4人テーブルで一緒になると、何となく気まずい感じがあります。僕のテーブルには、他の乗客の方もお見えでしたが、どうやら皆さん、僕と同じで一人での利用だったみたいです。そういった意味では、まだラッキーな方でした。もし3人グループで利用しているテーブルの中に、見ず知らずの人が1人だけ入るとなると、これはお互いに落ち着きません。「華」以外のお座敷列車に乗車してみたいという思いもありますが、次回利用することがあれば、一人旅での利用は控えるつもりです。

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 この「華」ですが、全車グリーン車指定席となっています。座椅子のグリーン席というのも不思議な感じがしますが、一人当たりの占有スペースの広さから言えば、グリーン車に相当するということでしょうか?「青春18きっぷ」では、自由席であれば普通列車グリーン車を利用することができますが、今回は指定席ということで「青春18きっぷ」が利用できないため、別途、奥多摩までの乗車券も購入しました。

 奥多摩到着後、写真撮影を済ませると、普通列車で青梅、立川と移動しますが、青梅線沿線は、自然豊かで緑に囲まれた風景が広がっており、いい意味でのどかな感じがします。僕がいままで乗車した区間で例えるならば、飯田線身延線に似ているかもしれません。E233系0番台と言えば、都会の中を走る最新の通勤形車両というイメージでしたが、短編成で青梅線を走るE233系0番台も、沿線の風景に溶け込んでいる感じがしました。

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かいじ号で使用されているE257系:立川駅新宿駅 2017/8/20

 ここからは新宿に戻ることになりますが、寄り道をして大月まで行くことにします。なぜ、新宿とは正反対の大月まで行くかと言えば、特急「かいじ号」に乗車するためです。「かいじ号」の定期列車は、すべてE257系0番台で運用されており、これまでにもライナー運用や特急運用で乗車したことがありますが、今回の旅の中で、一つくらいは特急形車両にも乗車したいと思い、「あずさ」と並んで中央東線を代表する「かいじ」に乗車することにしました。

 外観は白を基調としながら、桃色、碧色、黄色、青紫、銀色からなる武田菱をイメージした大きな模様が、車両中央部のアクセントになっています。また、9両の基本編成と2両の付属(増結用)編成があり、付属編成が1号車と2号車になっています。したがって、基本編成だけで運行される場合には、1・2号車はなく、3号車から11号車となります。また、付属編成との増結に対応するため、E257系の先頭車両には非貫通構造と貫通構造があるのも特徴の一つです。

 普通車の車内は、JR東日本の特急形車両としては標準的な座面スライド機構付きリクライニングシートで、全体的にカジュアルな印象を受ける内装となっていました。

 ちなみにE257系は、新たな特急形車両E353系の投入により、将来的には特急「踊り子」に転属されるという情報があります。「踊り子」の185系の車齢を考えると、その可能性は十分あると思いますが、現在の甲州ならではの車両デザインがどのように引き継がれるのか、気になるところです。

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 きっぷは、いつものとおり「えきねっと」で予約しました。「かいじ号」にはトクだ値が設定されており、35%割引で乗車することができます。大月から新宿まで2,000円を切っており、果たしてJR側に利益はあるのでしょうか?

 新宿からは赤羽まで移動し、そこから湘南新宿ラインで小田原まで行き、小田原で熱海行に乗り換えます。赤羽から熱海まで約2時間乗車するため、この区間普通列車グリーン車を利用しました。熱海からは沼津まで行き、沼津からは定番の「ホームライナー浜松3号」に乗車して豊橋を目指します。ちなみにご存じの方も多いと思いますが、ホームライナー浜松3号は終点の浜松に到着後、そのまま豊橋行の普通列車になります。したがって、ホームライナーライナー券を購入すれば、事実上、沼津から豊橋まで特急形車両に乗車することができ、着席も保証されるとあって、「青春18きっぷ」シーズンには、沼津駅で発売されるライナー券が完売するほどの人気列車になっています。