レン鉄★気ままな乗車記

乗り鉄&きっぷ鉄の管理人が、備忘録を兼ねてブログに綴っていきます。

乗り鉄&きっぷ鉄っぽい管理人が、乗り鉄旅行とそこで使用したきっぷを思うがままに記録したブログです。
どうぞ、お付き合いください。
 

西武10000系「ニューレッドアロー」に初乗車

 首都圏の大手私鉄と言えば、東武、西武、京成、京王、東急、京急東京メトロ小田急、相鉄の9社を指すそうです。乗り鉄の僕としては、これらの鉄道会社で運行されている特急形車両が気になるところで、東武の「リバティ」「スペーシア」、西武の「ニューレッドアロー」、京成の「スカイライナー」、小田急の「ロマンスカー」などが有名なところです。このうち僕にとって最も馴染みがあるのは小田急で、これまでの乗り鉄旅で50000形VSEや60000形MSEなどに乗車しましたが、東武や西武の特急形車両には乗車していません。

 今回、友人Dに会うことになり、梅雨の時期ではありますが、せっかくなのでどこか日帰り旅行に行こうということになりました。具体的な行き先は僕にお任せということだったので、あれやこれやと考えていたところ、思い起こしたのが長瀞です。長瀞は埼玉県を代表する人気観光地で、荒川ライン下りが有名です。また、鉄道ファンとしては、熊谷ー三峰間で運行されている秩父鉄道の「SLパレオエクスプレス」も気になるところです。実は以前、「SLパレオエクスプレス」に乗車したいと思ったのですが、SL指定券はJR東日本みどりの窓口びゅうプラザでないと購入できないことから、都内に住んでいる友人Dに手配をお願いしたところ、2人並びで席を確保することができず、諦めたことがあります。今回の旅行は平日のため、そもそも「SLパレオエクスプレス」の運転日ではありませんが、長瀞には行ってみたいということで、旅行先を長瀞に決定しました。
 首都圏から長瀞に行く場合、主に3つのルートがあります。

  1. 池袋駅から西武池袋線西武秩父駅まで行き、秩父鉄道のお花畑駅から長瀞駅まで乗車する。
  2. 池袋駅から東武東上線寄居駅まで行き、秩父鉄道に乗り換えて長瀞駅まで乗車する。
  3. 上野駅からJR高崎線で熊谷駅まで行き、秩父鉄道に乗り換えて長瀞駅まで乗車する。

 友人Dとの集合場所は、いつも池袋駅なので、選択肢としては1か2になりますが、僕としては、まだ乗車したことがない西武の特急形車両に乗車してみたいということで、1の西武のルートに決定しました。ちなみに、長瀞観光を終えた後の予定の都合上、今回は秩父鉄道ではなく、西武秩父からはレンタカーを利用します。

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ちちぶ号で使用されている西武10000系ニューレッドアロー:池袋駅 2017/6/20

 友人Dとは、予定どおり朝9時に池袋駅で合流し、池袋9:30発の「ちちぶ9号」に乗車しました。使用車両は、西武10000系の通称NRA「ニューレッドアロー」です。外装色はグレー系がベースとなっており、特急形車両としては少し地味な感じもしますが、窓下部に引かれた赤帯がアクセントになっており、愛称どおりレッドアローを表現しています。先代のレッドアローとは対照的な丸みを帯びたフォルムで、愛くるしい「おっとり顔」といった印象です。

 このニューレッドアローですが、「ちちぶ号」だけでなく、「むさし号」や「小江戸号」でも使用されています。1993年の運用開始から、すでに20年以上が経過していますが、車内のリニューアル工事が施されており、座席や客室設備が更新されています。座席そのものは、どこかで見たような気がしていましたが、JR東日本のE257系に似ています。しかし、シートピッチは1,070mmということで、広々としています。また、今回乗車した「ちちぶ9号」は、特に観光シーズンでない時期の平日ということもあり、車内は比較的閑散としていました。前後の座席も空席で、周囲の乗客に気を使うこともなく、のんびりとした雰囲気です。

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 特急券は、当日の朝に池袋の券売機で購入しました。西武秩父駅を利用するのは初めてですが、この駅では、最初の有人改札特急券を回収する仕組みとなっているようです。僕は係員に特急券の持ち帰りを申告して無効印を押印してもらいましたが、友人Dはそのまま係員に手渡ししたため、手元には僕の1枚分しか残っていません。どうでもいい話ですが、西武鉄道のきっぷは、小田急や京成と同じPJR地紋ですね。