レン鉄★気ままな乗車記

乗り鉄&きっぷ鉄の管理人が、備忘録を兼ねてブログに綴っていきます。

乗り鉄&きっぷ鉄っぽい管理人が、乗り鉄旅行とそこで使用したきっぷを思うがままに記録したブログです。
どうぞ、お付き合いください。
 

大阪難波まで近鉄「アーバンライナー」に乗車

 今日は、友人Mと久しぶりに会うことになり、大阪まで出掛けることになりました。友人Mは元々、僕の家のすぐ近所に住んでいたのですが、何回か引っ越しを繰り返し、現在は大阪市内の西九条辺りに住んでいるとのことなので、大阪駅で合流し、2人で食事をしたり、大阪観光をしたりすることにしました。

 愛知から大阪まで行くルートは様々で、最初は高速バスで行くことも考えました。インターネットで調べてみると、信じられないくらい安い価格のバスもあり、本当に大丈夫だろうかと心配になるほどです。やはり鉄道で行こうと思い直し、新幹線にするか近鉄特急にするか迷いましたが、僕は近鉄特急で大阪難波まで行ったことがなく、また、アーバンライナーにも乗車したことがなかったので、近鉄特急で大阪に行くことにしました。近鉄で大阪まで行く場合、梅田ではなく難波になりますが、そこは地下鉄で移動することにします。それを含めても、新幹線よりはるかに安く旅行できます。

 名古屋ー大阪難波間の名阪特急は、近鉄にとって最重要路線であることは間違いありません。名古屋を出発した特急列車は、途中の津駅のみに停車(一部は大和八木駅にも停車)し、鶴橋、大阪上本町の順に、大阪難波まで約2時間10分で到着します。こうした停車駅の少ない速達タイプの特急は「甲特急」と呼ばれ、すべて「アーバンライナー」が充当されています。そして、甲特急の停車駅以外にも、桑名、四日市名張など三重県内の複数の駅に停車するタイプの特急もあり、こちらは「乙特急」と呼ばれています。一部の乙特急には「アーバンライナー」が充当されていますが、多くの乙特急には汎用特急が充当されています。

 さらに名阪特急の特徴として、近鉄名古屋線から近鉄大阪線への乗り入れに際し、伊勢中川駅に入線せず、その手前に設けられた単線の短絡線を使ってショートカットする運用が行われている点があります。現在の甲特急は、すべての列車が津駅に停車していますが、以前は名阪ノンストップ特急として、津駅を通過する運用がありました。この場合、名古屋ー鶴橋間に停車駅がないため、運転士は列車を停車させることなく、中川短絡線を低速で走行中に運転を交代するという、他にはあまり例のない運用が行われていました。現在は、すべての列車が津駅に停車して運転士が交代するようになったため、走行中に運転士が交代する姿を見ることはできません。

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アーバンライナーで活躍している近鉄21000系:近鉄名古屋駅 2017/5/20

 現在「アーバンライナー」には、21000系の「アーバンライナー・プラス」と21020系の「アーバンライナーネクスト」の2種類があります。従来からの21000系に加え、その増備車として登場したのが21020系です。21020系の登場にあわせて、21000系車両もリニューアル工事が行われ、車内設備や座席シートなどは、21020系と同じタイプのものに交換されました。ちなみに、21000系と21020系は共通運用となっており、事前にどちらの車両になるかを調べることはできません(駅の窓口で確認すれば分かるかも知れませんが…)。今回僕が乗車するのは、21000系の「アーバンライナー・プラス」でした。

 外観は、クリスタルホワイトのボディに引かれたコスメオレンジのラインが近鉄特急の一員であることを主張しており、先頭車両のスピード感あるデザインも後輩の21020系に引き継がれるなど、名阪特急のフラッグシップ車両としての風格を感じさせます。

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 アーバンライナーは基本的に6両編成で運行されており、1号車がデラックスシート、2号車から6号車までがレギュラーシートです。今回は、往復ともデラックスシートを利用しました。デラックスカーの魅力は、1人当たりの座席幅が広いという点もありますが、僕としては、1人掛け席が用意されていることがとても嬉しいです。長時間の乗車では、何かと席を立つことも多いので、隣の方に気兼ねすることなく過ごせることは、とてもありがたいことです。

 なお、今回の乗り鉄旅では、金券ショップで購入した「名阪まる得きっぷ」のバラ売りを利用しました。このきっぷには、5枚綴りと10枚綴りがあり、さらにレギュラーシート用とデラックスシート用とがあります。用途にあわせて使い分けができるため、こうした回数券タイプの割引乗車券はとても便利です。