レン鉄★気ままな乗車記

乗り鉄&きっぷ鉄の管理人が、備忘録を兼ねてブログに綴っていきます。

乗り鉄&きっぷ鉄っぽい管理人が、乗り鉄旅行とそこで使用したきっぷを思うがままに記録したブログです。
どうぞ、お付き合いください。
 

小田急30000形EXEαに初乗車

 特急形車両は、その鉄道会社の看板列車と言ってもいいと思います。近鉄と言えば「ビスタカー」「アーバンライナー」、名鉄であれば「パノラマスーパー」や「ミュースカイ」、西武は「レッドアロー」、京成は「スカイライナー」などといったところでしょうか。そして今回乗車した小田急と言えば、もちろん「ロマンスカー」です。僕はこれまでに、50000形VSEや60000形MSEに乗車したことがあります。

len-railway.hatenablog.jp

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  今回は、そんなロマンスカーのうち、30000形EXEがリニューアルされたと聞き、これに乗車してみることにしました。30000形EXEの運行開始は1996年なので、登場からすでに20年以上が経過しています。もともとは、3100形NSEの置き換えを目的として登場した特急形車両で、観光輸送を主体としたこれまでのロマンスカーとは異なり、通勤客などビジネス利用も意識した車両として登場しました。輸送力を増強するため、20m級の車両による10両編成(6両+4両)での運用を可能とし、箱根への観光輸送を担うロマンスカーの大きな魅力となっていた展望席は設けられていません。

 また、塗装デザインは、メタリック系のパールブロンズをベースとし、ロマンスカーを象徴する赤系統のラインがフロントフェイスの中央部分に入れられています。しかし、あまりに実用性が重視され過ぎた感があり、昔からのロマンスカーファンからは、「ロマンスカーらしくないロマンスカー」と揶揄されることもあります。僕としても、同じ特急料金を支払うなら、30000形EXEよりも50000形VSEの方に乗車したいと思うのが、正直なところです。

 そんな評判を知ってか知らずか、小田急は30000形EXEの大幅なリニューアルを発表しました。そして2017年3月、ついにリニューアル編成第1号が走り始めました。新しい愛称はEXEα(エクセアルファ)となり、これまでのEXEの進化形であることを感じさせる愛称です。ボディカラーは、ムーンライトシルバーとグレイメタリックのツートンで、その間にバーミリオンオレンジとホワイトの細帯が引かれています。何となく未来を感じさせるスタイリッシュなロマンスカーの誕生に、僕も是非乗車してみようと思い、今回の乗り鉄旅で乗車することにしました。

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さがみ号で使用されている小田急30000形EXEα:小田原駅新宿駅 2017/9/2

 今回は、小田原からの上り方面で乗車します。リニューアル前はブロンズ色だったわけですが、この車両は圧倒的にシルバー色の方が似合っています。そして、細かい点ではありますが、リニューアル前には車体の側面に赤系統のラインがありませんでした。今回のリニューアルではバーミリオンオレンジのラインが引かれ、グッとロマンスカーらしくなった気がします。

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 昼前に小田原を出発する列車ということで、車内は非常に空いていました。ほとんど乗客がいなかったので、車内の写真も撮影してみました。客室内もリニューアルされ、青色とクリーム色の座席は整然と並んでいます。明るくて爽快感のある雰囲気が、とても心地いいです。リニューアルにより、高級感も高まったような気がします。

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 今回乗車したのは「さがみ78号」です。50000形VSEや60000形MSEには、新宿発の下りの「はこね号」で乗車したため、小田原から乗車する「さがみ号」は何か新鮮です。今後、30000形EXEがすべてEXEαにリニューアルされるのかどうかは分かりませんが、個人的には、すべての30000形をEXEαにリニューアルしてもいいのではないかと思います。

 


[おまけ]

 後日、新宿駅で30000形EXEに遭遇しましたので、記念に撮影しました。ブロンズ色は他の鉄道車両ではあまり見られないので、ある意味貴重な存在です。フロント部分には、「はこね」の列車名が表示されています。

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