レン鉄★気ままな乗車記

乗り鉄&きっぷ鉄の管理人が、備忘録を兼ねてブログに綴っていきます。

乗り鉄&きっぷ鉄っぽい管理人が、乗り鉄旅行とそこで使用したきっぷを思うがままに記録したブログです。
どうぞ、お付き合いください。
 

小田急70000形GSEに初乗車

 2018年3月、「箱根につづく時間(とき)を優雅に走るロマンスカー」という、何ともカッコいいキャッチフレーズを携えて、新たなロマンスカー70000形GSEが登場しました。小田急ロマンスカーといえば、歴代の車両の中でも展望席を備えたパノラマタイプの車両が人気を博してきましたが、先代の60000形MSEには展望席が設けられなかったことから、展望席を備えた新型ロマンスカーの登場は、50000形VSEの就任以来、実に13年ぶりということになります。

len-railway.hatenablog.jp

  外観の塗色は、「ローズバーミリオン」という色を基調とし、屋根部は深い赤色の「ルージュボルドー」という色だそうです。側面の窓下には「バーミリオンオレンジ」の帯が引かれており、小田急ロマンスカーの伝統カラーをしっかりと引き継いでいます。また、床下機器の台枠覆部はシルバーで、赤系統のボディカラーに対するいいアクセントになっています。

 そんな新型ロマンスカーですが、外観上の最も大きな特徴と言えば、もちろん展望席です。先頭部分は大形の3D曲面ガラス張りとなっており、50000形VSE並か、それ以上の前面展望が期待できます。このロマンスカーの登場はメディアでも大きく取り上げられ、展望席からのワイドな前面展望がアピールされていました。最終的には2編成で運行されるようですが、運転開始当初は1編成のみということで運転本数も非常に限られており、展望席でない一般席でも、特急券が確保しにくかったようです。

 ゴールデンウィーク前に乗車するのは難しいかなと思っていましたが、4月になってからうまい具合に平日休みが取得できる状況になったため、ちょうど1回分が残っていた青春18きっぷの消化も兼ねて、新宿から小田原まで乗車してみることにしました。

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はこね号で使用されている小田急70000形GSE新宿駅 2018/4/10

 ロマンスカーに乗車する乗り鉄ファンであれば、誰しもが先頭車両の最前列を狙う訳ですが、展望席は発売直後に完売となってしまうため、なかなか確保できません。しかし、運のいい人だと、キャンセル拾いで乗車直前に展望席の最前列を確保できることもあるようです。僕としては、中間車でもいいので窓側に乗車できればいいやと思っていましたが、展望席の2列目の通路側に1席だけ空席がありました。一般席の窓側にするか、展望席2列目の通路側にするか、ちょっと迷いましたが、2列目でも多少は前面展望が楽しめるかもしれないと思い、1号車2C席に乗車することにしました。

 新宿駅で待つことしばし、70000形GSEが入線してきました。まだ新しい車両ということで、車体もピカピカです。発車前の新宿駅と下車した小田原駅で先頭車両を撮影してみました。以前、初めて50000形VSEを見た時には、バーミリオンオレンジのラインが引かれたシルキーホワイト色のボディに魅力を感じましたが、それとは正反対のローズバーミリオンを基調とした70000形GSEの車体にも、美しさというか、旅の高揚感を掻き立てられるようなものを感じました。

 続いて車内ですが、シート張地も独特で、オレンジ色、茶色、黒色、青色、緑色、水色など様々な色がパッチワークのように組み合わせられたもので、デザイン性の高いものです。車体側面には高さ1mの連続窓が採用されており、どの座席からでも、車窓を通してダイナミックな眺望を楽しむことができるようになっています。さらに今回は展望席に乗車しましたので、最前列ほどではないものの、前面展望が楽しめます。僕の前の席(最前列)に乗車していた方が途中駅で下車されたため、それからはさらに開放的な景色を楽しむことができました。

 それから、僕はロマンスカーのミュージックフォンが大好きです。とても心地よく、これを聞くだけでもロマンスカーに乗車した気分に浸ることができます。

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 今回乗車した「はこね41号」の特急券です。ちなみに僕は小田急に乗車する際、新宿西口にある金券ショップで販売している株主優待乗車証を利用しています。600円前後で新宿から小田原まで乗車することができるため、非常におトクだと思います。次回は是非、展望席の最前列に乗車して箱根旅行に行ってみたいものです。