レン鉄★気ままな乗車記

乗り鉄&きっぷ鉄の管理人が、備忘録を兼ねてブログに綴っていきます。

乗り鉄&きっぷ鉄っぽい管理人が、乗り鉄旅行とそこで使用したきっぷを思うがままに記録したブログです。
どうぞ、お付き合いください。
 

E657系「ひたち」に乗車

 あけましておめでとうございます。いよいよ2020年がスタートしました。年末年始になると、いつも思うのですが、1年の経過がとても早く感じます。年が明けると年度末に向けて仕事があわただしくなり、そして何とか新年度を迎えるとすぐにゴールデンウイークがやってきて、ちょっと仕事が落ち着いたと思えばすでに初夏です。そして、暑さの中で「青春18きっぷ」による乗り鉄旅を終える頃には、すでに9月になっており、少しずつ涼しさが感じられるようになったかと思えば、あっという間に秋も終わり、師走を迎えるという生活の繰り返しです。

 ここで2019年を振り返って見ると、乗り鉄的にはかなり充実した1年だったと思います。10月20日の「九州で在来線特急乗り鉄旅」の記事でも触れましたが、道東フリーパスで北海道内を巡る2泊3日の乗り鉄旅と、『カシオペア紀行 湯沢行き』での24時間乗り鉄旅は、どちらもそれなりの費用がかかりましたが、これまでの乗り鉄旅の中でも、特に印象深いものでした。2020年も2019年同様に、思い出深い乗り鉄旅行ができればなと思っています。ちなみに、2020年の乗り鉄旅について具体的な計画はありませんが、まだ未乗車区間の多い四国には行ってみたいと思っています。「伊予灘ものがたり」や「四国まんなか千年ものがたり」といった観光列車はもちろんのこと、定期列車として運転されている電車特急や気動車特急にも乗車して、四国一周旅行ができれば最高です。

 そんな期待を抱きつつ、今年の乗り鉄旅をスタートさせる訳ですが、現時点で冬季の青春18きっぷが、まだ1回分残っています。すでに「ムーンライトながら」号の運行は終了しているので、これを利用した長距離旅はできません。話は少し脱線しますが、近年は「ムーンライトながら」号の運行本数が減少傾向にありますが、今回の冬季の下り列車の状況をみると、12/20~30のわずか11日間です。上りは1日遅れとなるため12/21~31となりますが、いずれにしても年始の運行が行われませんでした。「ムーンライトながら」号のこれまでの運行状況をインターネットで調べてみると、例えば2010年度には、下りは12/11~31と1/1~17の計38日間も運転されていたようです。ここ10年で3分の1以下の本数になってしまったことが分かります。「ムーンライトながら」号の利用状況については、前回の記事でも僕なりの見解を書かせてもらいましたが、こうした運転本数の減少は、廃止に向けた布石であるような気がしてなりません。果たして2020年には、例年どおり「ムーンライトながら」号の運転が行われるのか、とても気になるところです。

 話しを戻して今回の乗り鉄旅ですが、久々に昼間の列車で遠方まで行ってみるのも面白そうだなと思い、東海道本線普通列車をひたすら乗り継いで東京まで行き、そこから常磐線で北上する日帰りの乗り鉄旅に出かけることにしました。要は、豊橋-東京間を普通列車で往復することを前提として、東京からちょっと足を延ばして他路線にも乗車してみようと言う、いつもの乗り鉄パターンという訳です。なぜ常磐線を利用することにしたかと言えば、僕はこれまで、あまり常磐線特急を利用したことがないため、この機会に乗車してみようと考えたからです。思い起こせば、2016年に友人Dとアクアワールド大洗水族館に行った際にE657系「ときわ」号を利用した程度で、その他には、2019年に石岡から旧国鉄色E653系を使用した快速「舞浜・東京ベイエリア号」に乗車したことくらいだと思います。

len-railway.hatenablog.jp

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  今回は、前回乗車した「ときわ」号と同じE657系ではありますが、まだ乗車していない「ひたち」号で水戸まで行ってみることにしました。

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ひたち号で使用されているE657系:品川駅 2020/1/4

 始発の品川駅で撮影したE657系です。常磐線を走る交直流電車が、品川駅に待機しているというのは、少し前までは見ることができない光景でしたが、上野東京ラインの開業により、常磐線の一部の列車が品川発着となってからは、日常的にみられるものとなりました。しかし、宇都宮線高崎線から直通する列車の中には、遠く沼津まで行くものもありますが、常磐線から直通する列車は、普通や快速も含めて品川以西に行く定期列車はありません。せっかくの直通運転するのであれば、例えば水戸発小田原行きといった運用があってもいいと思うのですが、やはり、横浜支所管内では交直流電車の車両故障に対応できないといった事情があるのでしょうか?

 「ときわ」号としてE657系に乗車したのは2016年10月なので、実に3年ぶりの乗車ということになります。前回乗車時にも感じたことですが、車内は都会的なシックな雰囲気で、さらに可動式の枕が付いた座席にもホールド感があり、長時間の乗車でも十分に寛ぐことができると思います。全席でモバイルコンセントを利用することができ、機能的にも申し分ありません。しかも中距離(200kmまで)利用であれば通常のB特急料金より安価で、さらに短距離(100kmまで)利用であれば普通列車グリーン車の平日グリーン料金とあまり差のない金額で、特急列車の指定席を利用することができます。運転本数や多くの駅から乗車できるという点に着目すれば、普通列車グリーン車の方が勝っていると思いますが、速達性や快適性という点から見れば、「ひたち」「ときわ」を利用する価値は十分にあると思います。

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 実際に使用した乗車券と特急券です。観光列車や運行日が限られたイベント列車に乗車しようとする場合には、少なくとも1か月前に旅行行程を確定させ、指定券が発売されたら早々に確保することが多いのですが、今回は「青春18きっぷ」の残り分の消化を兼ねた乗り鉄旅ということもあり、出発直前に指定券を手配しました。定期運行されている特急列車と普通列車に乗車するだけの乗り鉄旅ですので、前日であっても特に支障はありません。しかし、いざ指定券を購入する段階になって、品川・東京・上野から土浦以北の間で「ひたち」「ときわ」に乗車する場合、えきねっとトクだ値で10%割引の設定があったことに気が付きました。しかしながら、時すでに遅くすでに完売しており、正規料金での販売のみとなっていました。たかが1割引ではありますが、せっかくのえきねっとトクだ値を逃してしまったのは、ちょっと残念でした。

 ちなみに乗車券・特急券区間が勝田までとなっていますが、水戸でも勝田でも同額だったため、その時の気分次第で勝田まで行くことができるよう、念のため勝田まで購入したものです。