レン鉄★気ままな乗車記

乗り鉄&きっぷ鉄の管理人が、備忘録を兼ねてブログに綴っていきます。

乗り鉄&きっぷ鉄っぽい管理人が、乗り鉄旅行とそこで使用したきっぷを思うがままに記録したブログです。
どうぞ、お付き合いください。
 

大阪“グルメ”旅に行ってきました(今年4回目)

 今年も残すところ、残り2日となりました。毎年この時期になると思うことですが、1年という月日が過ぎるのは実に早いものです。学生時代には1年という期間が長く感じられましたが、就職して社会人になってからはあっという間に1年が過ぎていきます。インターネットで調べてみると、「ジャネーの法則」というものがあるそうで、何でも「人生のある時期に感じる時間の長さは、年齢の逆数に比例する」んだそうです。つまり人生の残り時間が少なくなればなるほど、1年が短く感じられるという法則で、これが正しいとすれば、僕が今後の人生で過ごす時間は、体感的にさらに早く感じられるということになります。ちょっと恐ろしいですね。実際、5年後、10年後にはどうなっているのでしょうか… あまり考えたくありません。

 さて、そんな今年1年を振り返ると、いろいろなことがありました。仕事面では4月から3年ぶりに新しい職場での勤務となりましたが、出勤早々に原因不明の体調不良となり、周囲の方にご迷惑をおかけしたことは、今でも申し訳なく思っています。体調管理には常に気をつけなければならないことを、改めて思い知らされました。

 一方で、プライベート面では大きなトラブルもなく、充実した日々を送ることができたと思います。乗り鉄旅を思い起こすと、“10時打ち”で確保し、念願だったウエストエクスプレス銀河のファーストシートに乗車することができましたし、季節限定で運転される急行「花たびそうや」にも乗車することができました。また、9月に会津若松を往復した際には、運行を開始したばかりの東武鉄道スペーシアXにも乗車し、コックピットラウンジでの乗り鉄旅を楽しむことができました。北は北海道稚内駅から南は鹿児島県指宿駅まで、様々な地域を訪れることができた1年だったと言えます。

 ところで僕は、今日から年末年始の長期休暇が始まります。昨年は家庭の事情で旅行はできませんでしたが、今年はどこかに行こうと考えたところ、ヤフオク!に出品されていた近鉄株主優待乗車証(沿線招待乗車券?)の2枚セットが目に入りました。この時期になると、利用期限が12月末の乗車証が多数出品されており、いつもより安価な値段で落札することができます。この乗車証は、区間や距離に関係なく1回の片道乗車(途中下車は不可)に利用することができるため、2枚あれば近鉄名古屋大阪難波間を往復することができる訳です。特に近鉄は今年4月に運賃改定を実施しており、近鉄名古屋大阪難波間の運賃は片道2,860円(往復5,720円)となりました。しかし12月中旬になると、乗車証の落札相場は1枚1,000円くらいになるため、これを使えば2,000円くらいで大阪まで往復できることになります。もちろん、特急列車を利用する場合には別途、特急料金が必要になりますが、それでも安価な乗車証が入手できるこのタイミングを逃すのはもったいないと思い、今年4回目となる大阪乗り鉄旅に行ってみることにしました。
 それでは早速、今回の旅行を紹介したいと思います。

 

 

近鉄名古屋駅から特急アーバンライナーに乗車

 近鉄名古屋駅にやって来ました。実は数日前に特急券を購入しようと、近鉄のインターネット予約・発売サービスで列車の空席状況を確認したのですが、名阪特急は午前出発便を中心にほぼ満席となっており、特に「ひのとり」のプレミアムシートは満席でした。まあ、人出が増える年末ですので当然と言えば当然です。僕はと言えば、今回は特に車両にこだわりもなかったので、甲特急は早々に諦めて乙特急である「アーバンライナー」を利用することにしました。「アーバンライナー」もレギュラーシートよりも先にデラックスシートの方が埋まりつつあり、最初に確認した時点ではレギュラーシートにしか空席がない状態でした。という訳でレギュラーシートに乗車するつもりでしたが、その後にキャンセルが発生したようで、結果的にはデラックスシートの1人掛け座席を予約することができました。

 そんな状況から、当日は名古屋駅も相当混雑しているのではないかと想像していましたが、実際には改札口付近に目立った混雑はありませんでした。特急券チケットレス化が進み、また交通系ICカードの利用が増えることで、行列を生じさせないスムーズな移動が実現しているのだと思います。

 大阪難波行きの「アーバンライナー」は5番線から発車します。僕が駅に到着した際には、すでに21000系の「アーバンライナー」が入線済みで、折り返し運転のため車内清掃が行われている最中でした。最繁忙期ということで、今日は8両編成です。名古屋駅の5番線ホームで8両編成の車両を撮影しようとすると、大阪難波方の先頭車両はホーム端ギリギリって感じですね。

名阪乙特急で活躍している21000系アーバンライナー近鉄名古屋駅 2023/12/29

 乙特急は名古屋を発車すると、桑名、四日市と停車していきます。途中の津では乗務員交代のため、他の駅よりも停車時間が長かったので、ちょっとホームに降りて車両を撮影してみました。津駅で写真撮影したのは初めてかも知れません。

 僕は進行方向最後尾となる1号車に乗車しており、その他の号車の車内の様子までは分かりませんが、明らかにいつもより乗客は多く、ほぼ満席です。当初はレギュラーシートで予定していたものをデラックスシートに変更しましたが、やはりデラックスシートはいいですね。しかも1人掛け座席なので、満席に近い車内であっても隣の席の方が気になることはありません。さらに一番後ろの座席だったので、リクライニングも気にせず利用することができ、優雅に乗り鉄旅を楽しむことができました。

 そして「アーバンライナー」のデラックスシートに気持ちよく揺られること約2時間20分、大阪難波駅に到着しました。記念にホーム端からパシャリ📸

 

かに道楽道頓堀本店でかに御膳

 せっかく難波に来ましたので、道頓堀に行ってみることにしました。今日は晴天とは言えませんが、屋外を歩いていてもそれほど寒く🥶は感じません。あまりに寒かったり、雨が降ったりしていると、それだけでテンションが下がってしまうので、そうならずよかったです。ちょっと昼前の早い時間ですが、せっかくなのでここでランチをいただくことにしました。

 以前の大阪旅行の際には、大阪名物の串カツをいただいたことがあります。今回も大阪らしいものがいいなと思いながら戎橋界隈をぶらぶらしていると、大きなカニ🦀の立体看板が見えてきました。もちろんあの有名な「かに道楽」です。

 大阪を代表する飲食店と言えば、やはり老舗ふぐ料理店「づぼらや」とこの「かに道楽」ですが、「ずぼらや」は数年前に閉店してしまったそうです。やはり新型コロナウイルス感染症拡大による自粛要請の影響なのでしょうか。一方で「かに道楽」の道頓堀本店は今でも営業を続けてくれています。年末になると、人はなぜかカニが食べたくなるものです。そこで今回は「かに道楽」さんでランチをいただくことにしました。

 いつものとおり食レポはありませんが、僕としては、かにシューマイとかに釜飯が特に美味しかったです。特にかに釜飯はお茶碗2膳分あり、1杯目はそのまま釜飯としていただき、2杯目は薬味を入れてお茶漬けとしていただくことができました。3,960円のコース料理で、ネットの評価では「ちょっと物足りない」という声もあるようですが、僕にはちょうどいい量で、値段相応の十分に満足できるものでした。ちなみに今回は、2階のお座敷席に案内されましたので、道頓堀川に面した座席から大阪らしい賑やかな風景を眺めながらランチを楽しむことができた点もグッド👍でした。

 

メルカパーラーでフルーツたっぷりのミルクレープ

 道頓堀で食事を終えた後は、地下鉄を利用して梅田に移動しました。難波周辺もそうですが、梅田周辺も人出が多く賑わっています。(下の写真は御堂筋線梅田駅の改札内ですが、これはたまたま混雑しているようには見えませんけどね…)

 梅田では、僕がいつもお世話になっているMくんに会い、お互いに近況を話したりしながら楽しい時間を過ごしました。ちなみにMくんは僕より年下ですが、頑張り屋さんのしっかり者で、なかなか殊勝な人物です。知り合って以来、年に2〜3回くらい顔を合わせていますが、最近は仕事だけでなく、趣味の面でも精力的に活動されているようなので、僕も負けないように頑張らないといけません。

 そしてMくんと分かれた後、大阪駅にやって来ました。実はこの後、期間限定で開催されている「御堂筋イルミネーション」を鑑賞するため、2階建てのオープンデッキバスに乗車するツアーに参加するのですが、そのバスが大阪駅から発車するため、バス乗り場に向かうという訳です。しかし、発車時刻までまだ余裕があり、ちょっと小腹がすいたので、ルクア大阪の地下にあるメルカパーラーに行ってみることにしました。

 メルカパーラーは、各種フルーツやスイーツを提供する人気店で、時間帯によってはフルーツ食べ放題のビュッフェなどもあります。今回は気になっていたミルクレープをいただくことにしました。メルカパーラーの店内はなかなかお洒落で雰囲気がよさげということで期待していたのですが、この時間は予約の方で満席ということでした😭 今回は席が空くのを待つ時間もないため、店舗前にあるフリースペースを利用しました。フリースペースにはちょうど空きがあったのでラッキーでした😊

 ミルクレープには、使用されているフルーツによっていつくかの種類があるようですが、夕方ということで2種類しか残っておらず、その中からドラゴンフルーツのミルクレープを選びました。思った以上にボリュームがありましたが、クリームはあっさりしててしつこい甘さではありません。僕はドラゴンフルーツを初めて食べましたが、どのフルーツ🍓🍌🥝🍇も美味しかったです。

 

「御堂筋イルミネーション」を楽しむオープンデッキバス OSAKA SKY VISTAに乗車

 ここからいよいよ「御堂筋イルミネーション」を鑑賞するため、オープンデッキバス OSAKA SKY VISTAに乗車します。大阪・光の饗宴2023の開催期間中、1日3便運行されており、僕は今回、16時50分に発車する第1便に乗車します。数日前にインターネットで座席を予約しましたが、すでに残り1席となっており、人気ぶりが伺えます。大阪駅の高速バス乗り場で待つこと数分、2階建ての赤い大きなバスがやって来ました。

 そう言えば以前、クリスマス時期に東京都内のイルミネーションスポットを巡るオープンデッキバスに乗車したことがありますが、大阪でイルミネーションを鑑賞するのは初めてのことです。大阪駅出発直後はまだ日が暮れておらず大丈夫かなと心配しましたが、ガイドさんによるアナウンスもあり、オープンデッキバスからはイルミネーション以外の車窓も大パノラマで楽しむことができました。走行中のバスからは、なかなかうまく写真撮影できませんでしたが、今回のツアーで鑑賞したイルミネーションの一部を紹介したいと思います。

 難波方面から梅田に戻る途中の阪神高速道路上には、御堂筋のイルミネーションを上から眺められる絶好の撮影スポットがありましたが、走行中のバスの車内から見ることができるのはほんの一瞬だったため、残念ながら写真に収めることができませんでした。バスは途中の交通渋滞によって少し遅くなり、予定よりも15分くらい遅れて大阪駅の高速バス乗り場に帰って来ました。

 

大阪難波駅から特急ひのとりに乗車

 再び大阪難波駅に戻り、ここからは帰路につきます。実は旅行計画当初、18時30分発の「アーバンライナー」に乗車する予定でしたが、バスの到着がが少し遅れた上に、難波での買い物にも手間取ってしまったため、急遽、19時発の「ひのとり」に変更することにしました。インターネット予約・発売サービスを利用すれば、こうした列車変更もスマホひとつで簡単にできるので、とても便利です。直前の変更でしたが、レギュラーシートに多少の空席があって本当に助かりました。

 乗車する「ひのとり」は1番線から発車します。奈良方面に行く列車も同じホームのため、大阪難波駅の1・2番線は3〜4分おきに列車が発着しています。行き先が異なる多くの列車が頻繁に行き来しており、何となく名鉄名古屋駅に似ています。

名阪甲特急で活躍している80000系ひのとり:大阪難波駅 2023/12/29

 思いがけず「ひのとり」に乗車することになりましたが、やはりカッコイイですね。つい見惚れてしまいます。実車を見ると、プレミアムシートに惹かれてしまいますが、今回はレギュラーシートに空席があっただけでもラッキーな状況なので、贅沢を言ってはいけません。僕は5号車の通路側座席を利用します。

 上の写真は、僕が着席した座席から車両前方を撮影したものです。「ひのとり」のレギュラーシートと言えば、後方に気兼ねなくリクライニングが利用できるバックシェルを備えた座席が最大の特徴ですが、その他にも様々な充実した機能があります。例えばテーブルには、バックシェルの背面に装備されているテーブルと肘かけに装備されたテーブルの2種類があり、用途によって使い分けることができます。もちろん 各座席にはモバイル用コンセントがあり、高さ調整機能付きのフットレストも完備しています。また、2人掛け座席の中央には肘掛けがありますが、各座席ごとで独立したものとなっているのも大きな特徴のひとつと言えます。こうした車内設備の充実ぶりは、やはり最新型特急ならではと言えます。

 車内では、発車早々にお弁当をいただくことにしました。大阪土産と言えば、551蓬莱の豚まんが有名ですが、551蓬莱では一部店舗でお弁当の販売も行っており、大阪難波駅近くにあるなんばウォーク店でも、いろいろな中華のお弁当を購入することができます。を僕は天津飯が好きなので、今回は天津飯弁当をチョイスしました。たっぷりあんのかかった天津飯のほか、鶏の唐揚げ、小エビ天、甘酢団子、焼売そしてエビ焼売といった人気惣菜が一同に介したお弁当です。出来たてということもあり、天津飯の卵がふわふわで、おかずも種類豊富で大満足のお弁当です。ちなみに飲食の際には、周囲の乗客の方に迷惑とならないよう、気を付けながらいただくようにしました🙇

 食後は名古屋までの車窓を眺めたいところですが、今回は通路側座席ですし、外はすでに真っ暗です。車内では今日撮影した写真の整理をするなどして残りの時間を過ごし、予定どおりに名古屋駅に到着しました。

 

乗車券類の紹介

 それでは最後に、今回の乗り鉄旅で使用した乗車券類を紹介します。とは言っても、株主優待乗車証は手元に残していないため、往路と復路の特急券しかありません。

 いつものとおり、乗車前に駅の窓口で発券していただきました。「アーバンライナー」ではデラックスシート利用時の特別車両料金520円が、「ひのとり」ではレギュラーシート利用時の特別車両料金200円がそれぞれ加算されています。他社の料金体系を見ると、レギュラーシートに特別車両料金が必要となるケースは珍しいものと言えますが、「ひのとり」の充実した車内設備を踏まえれば、200円程度の負担は当然と言えるかもしれません。

 今回の大阪旅行は以上のとおりです。今年は例年よりも大阪を訪問する機会が多く、近鉄特急には何度もお世話になりました。今年の乗り鉄旅は今日が最後となりますが、実はすでに来年1月の乗り鉄旅に向けて計画を進めているところです。久しぶりの大きな乗り鉄旅となりますので、今からすでにドキドキ🤩ワクワク😃しています。来年も乗り鉄旅をグログを通じて紹介させてもらいますので、引き続きよろしくお願いします。今年1年、ありがとうございました🙇