レン鉄★気ままな乗車記

乗り鉄&きっぷ鉄の管理人が、備忘録を兼ねてブログに綴っていきます。

乗り鉄&きっぷ鉄っぽい管理人が、乗り鉄旅行とそこで使用したきっぷを思うがままに記録したブログです。
どうぞ、お付き合いください。
 

VISONに行ってきました

 僕はこれまでの乗り鉄旅で、鉄道に乗車するだけでなく、お目当てのお店でのランチやスイーツなどを旅行行程に組み入れたグルメ旅も楽しんでいますが、そのほかに温泉などの入浴施設を利用することも好きです。過去には、289系「こうのとり」に乗車して城崎温泉に、HC85系「ひだ」に乗車して下呂温泉、681系「しらさぎ」に乗車して芦原温泉に、そして651系草津」に乗車して草津温泉に立ち寄るなど、日本でも有数の温泉地をいくつか訪問しています。中には、昼間から入浴するのは苦手だという方もいらっしゃるようですが、夏場であれば汗を流してさっぱりできますし、冬場であれば身体の芯まで温まってホカホカしながら過ごすことができるため、僕は日中に入浴することも旅先での楽しみのひとつとしています。

 最近は温泉地に限らず、街中にも大型スパ施設があったり、郊外の商業リゾート施設に併設されていたりと、様々な形で入浴を楽しむことができる施設が増えてきました。そんな中、僕が以前から行ってみたいと思っていたのが、三重県にあるVISONです。VISONは2021年4月にオープンした日本最大級とも言われている商業施設で、産直市場やホテルなどの宿泊施設、ランチからディナーまで幅広く堪能できるレストランなどがあり、さらには、木や森をテーマにした体験・体感型施設や薬草湯を体験できる入浴施設などもあります。遊びや癒し、そしてグルメがすべて集結した一大商業施設で、その敷地面積は何と東京ドーム24個分にも相当するという巨大なものです。

 実は愛知県からVISONに行く場合、名古屋(名鉄バスセンター)から新宮行きの高速バスを利用すれば、約1時間40分で到着できます。また、VISONはETC専用のスマートICと直結しているため、自家用車での移動も便利です。しかし僕はやはり乗り鉄なので、あえて鉄道を利用することにしました。鉄道を利用する場合、JR紀勢本線の栃原駅が最寄り駅となりますが、この駅は普通列車しか停車しない上に運転本数も非常に少なく、現実的ではありません。また、栃原駅からVISONまでは徒歩で30分以上かかりますし、VISONに行くための路線バスもありません。一方、松阪駅であれば、VISON行きの路線バスが発着しており、快速「みえ」や特急「南紀」、また賢島や伊勢方面に向かう近鉄特急も停車します。そこで今回は、名古屋―松阪間で鉄道を利用し、松阪―VISON間で路線バスを利用することにしました。後は鉄道区間でJR線を利用するか近鉄線を利用するかですが、ちょうど近鉄に「VISON往復きっぷ」という企画乗車券があり、路線バスも含めておトクに利用できそうだったので、近鉄を利用することにしました。

 それでは、VISON初訪問となる今回の旅を紹介していきたいと思います。

 

 

近鉄名古屋駅から伊勢志摩ライナーに乗車

 早速ですが、今回の旅の始まりとなる近鉄名古屋駅です。近鉄名古屋駅頭端式ホームの4面5線構造で、1番線は普通、2番線は準急、3番線は急行、4番線と5番線は特急となっています。僕が乗車する特急列車は5番線から発車するため、改札を通って5番線ホームに向かいました。ホーム上には、観光列車を含む現役の近鉄特急を描いたパネルが掲出されていました。

 こうして見ると、僕は一応、パネルに描かれている9種類の車両にはすべて乗車しています。ただし、16200系「青の交響曲(シンフォニー)」と26000系「さくらライナー」には1回だけしか乗車したことがないので、もう一度乗車してみたいところです。

 ところで今回は、松阪駅まで近鉄特急に乗車するわけですが、近鉄名古屋―伊勢志摩を結ぶ特急は『名伊特急』と呼ばれており、その車両は、いわゆる汎用特急のほか、アーバンライナービスタカー伊勢志摩ライナーなどが充当されています。僕は今回、時間的にちょうど都合がよい、近鉄名古屋駅を9時10分に発車する特急を利用することにしました。車両は23000系「伊勢志摩ライナー」で賢島行きです。

伊勢志摩ライナーの愛称で呼ばれている23000系:近鉄名古屋駅 2023/10/27

 僕が乗車する「伊勢志摩ライナー」が5番線に入線する直前には、隣の4番線に名古屋止まりの「伊勢志摩ライナー」が到着しました。ほどなくして5番線に賢島行きの「伊勢志摩ライナー」が到着すると、両番線に同じ赤色の「伊勢志摩ライナー」が並ぶこととなり、僕以外にもその様子を写真に収めている方がいました。

 近鉄名古屋発の「伊勢志摩ライナー」は、6号車を先頭にして3号車までがレギュラーシート、2号車がグループ利用のサロンシート、そして最後尾の1号車がデラックスシートになります。レギュラーシートかデラックスシートどちらにしようか少し悩みましたが、1人掛け座席にちょうど空席があったので、デラックスシートにしました。今日は平日で、しかも名古屋を9時台に発車する特急ということで、それほど混雑しないかと思いきや、レギュラーシートやサロンシートも含めて、車内はほぼ満席でした。これにはちょっとビックリです。指定された座席に座って車内を見渡すと、乗客の多くは観光客のようです。気候もいい時期となったので、旅行で伊勢や鳥羽に行かれる方が多いんでしょうか? そんなことを考えていると、列車は定刻に名古屋駅を発車しました。『名伊特急』は近鉄名古屋大阪難波間を結ぶ『名阪特急』と比べると停車駅が多く、桑名、四日市、白子と三重県内の主要駅に次々と停車しながら一路南下して行きます。三重県の県庁所在地である津に停車したあとは伊勢中川で、その次に停車するのは僕が下車する松阪です。名古屋から約1時間ということで、遠すぎず近すぎず、乗り鉄気分を味わうことができる乗車時間です。

 久しぶりに「伊勢志摩ライナー」に乗車したので、ちょっと車内探検をしがてら写真を撮影してみました。

 「伊勢志摩ライナー」の先頭車両は「アーバンライナー」と同様、パノラマデッキを備えており、運転席越しに前面展望を楽しむことができるようになっています。ただし、パノラマデッキという名称のとおり、前面展望を楽しむことができるのはデッキからで、「ひのとり」や「しまかぜ」のように座席に着席しながら展望を楽しむことはできません。僕は最後尾の1号車に乗車したので、少しの間、後方展望を楽しもうとデッキに移動しましたが、車掌さんが仕事をされているのをジロジロ見ていると思われるのも嫌だったので、長居はしませんでした。

 「伊勢志摩ライナー」の車内には、Sea Side Cafe(シーサイドカフェ)というスペースがあります。カウンターがあり、ひょっとしたら以前はここでドリンクやお弁当などを販売していたのかもしれませんが、現在は特に使用されていないようです。パノラマデッキ同様、ちょっとした気分転換の際に車窓を眺めながら過ごすのもいいかもしれません。

 ちなみに僕が利用した座席と、その座席から見た車内の様子はこんな感じです。モケット柄はベージュ色で、デラックスシートらしい落ち着きのある車内空間となっています。座席はもちろんリクライニングシートで、フットレストやモバイルコンセントも用意されています。1人掛け座席だと相席になることがなく、隣の方が気になることもないため、松阪まで快適な乗り鉄旅を楽しむことができました。

 上の写真は、松阪駅到着時に撮影した「伊勢志摩ライナー」です。僕の中で「伊勢志摩ライナー」のイメージカラーは黄色ですが、赤色は数ある近鉄特急の中でも新鮮な感じがしますし、なかなかカッコいいですね。

 

VISONを訪問

 松阪駅で賢島行きの「伊勢志摩ライナー」を見送り、改札を出て駅前にあるバス乗り場に向かいます。松阪駅には、近鉄側改札のある北口と、JR側改札のある南口があり、一瞬、どちらの改札に向かえばいいのか迷ってしまいました😰 初めて利用する駅でバスに乗車する際には、事前にバス停の位置と最寄りの改札口を調べておくべきですね。ちょっと焦っちゃいました。無事に改札口を出たところで、バスの発車時刻まで少し余裕があったため、松阪駅の駅舎をパシャリ📸

 ここから三重交通のバスに乗車してVISONに行きます。松阪駅前↔VISON間の移動は路線バス乗車を利用しておよそ40分で、なかなか乗りごたえがあります。電車に乗車する40分はあっという間ですが、路線バスだと長く感じるのは、なぜでしょうか? 乗車したバスは平日ということで乗客が少なく、VISONで下車したのは僕一人だけでした。

 VISONのバス停で下車してから少し歩くと、真正面にHOTEL VISONの特徴的な建物が見えてきました。バス停のあるエリア(アトリエヴィソン/スウィーツヴィレッジ)からHOTEL VISON側に移動するためには、まほろ橋と呼ばれる歩道橋を渡ることになりますが、橋の上からスウィーツ前広場を眺めると、まるで絨毯のような美しい緑が広がっています。

 VISONの園内を歩いていると、ペットを連れた方や車イスを利用されている方をよく見かけます。どうやらVISONの敷地内はペットがOKのようで、犬を散歩させながら園内の散策を楽しまれている方もいるようです。また、敷地内には一部に段差や高低差があるものの、緩やかなスロープ状の通路が整備された箇所もあるため、車イスでも比較的利用しやすいようになっています。また、健常者にとってもありがたいことに、高台にある本草エリアに向かう際には、屋外に設置されているエスカレータを利用することができるため、僕のような体力のない人間でも、ラクに移動することができるようになっていました。

笠庵 賛否両論で昼食

 さて、バス停から本草エリアまで移動してきた訳ですが、何故ここに来たのかと言えば、「笠庵 賛否両論」という日本料理のお店で昼食をいただくためです。「笠庵 賛否両論」は和食の笠原将弘シェフがプロデュースする日本料理レストランで、僕も以前からその名前くらいは聞いたことがありました。VISONを訪問しようと計画した際、どこか昼食にいいお店はないかとインターネットで調べたところ、「笠庵 賛否両論」が出店していることを知り、一度食べてみたいと思っていたので、今回利用することにしたものです。

 ちなみに「笠庵 賛否両論」は本草エリアにある本草湯が入った建物の中にあり、初見ではどこに店舗があるのか、とてもわかりにくいです。僕もここでいいのか?と迷ってしまいました。

 上の写真にある建物の右端部分が「笠庵 賛否両論」です。ちなみにこの建物は土足禁止となっているため、建物入口でまずは靴を脱がなくてはいけません。そして建物内を進むと、「笠庵」と書かれた暖簾が見えてきます。

 平日の少し早い時間ということで、待ち時間なく入店することができました。しかし、12時くらいになると観光バスで来た40人近い団体客の利用があったため、店内は一気に賑やかになりました。と言ってもまだ空席があったので、やはり平日であれば利用しやすいようです。

 入店後、メニューを見ながら何を注文しようかとちょっと悩みましたが、店員さんがおすすめする1日限定10食の『東紀州御膳』を注文しました。限定という言葉にはめっぽう弱い方です…

 見た目にも美しい御膳で、どれも美味しそうなものばかりです。色々な種類の料理が少しずつ何種類もいただけるのがいいですね。メインの焼八寸、揚物、蒸物、小鉢3種、鯛めしや赤だしの食事と、みかんを使ったゼリーもあります。使われている食材は東紀州産にこだわっているのでしょうかね。焼八寸の切り身魚も美味しい味付けでしたが、揚物の海老真丈が絶品でした。時間的にも余裕があり、ゆっくり時間をかけていただくことができ、今回も大満足の昼食となりました。

本草湯で入浴

 お腹を満たしたところで、次は同じ建物内にある本草湯で入浴を楽しむことにしました。ちなみに、本草湯ではレンタルでタオルの貸出しを行っているため、手ぶらでも入浴可能です。僕も今回は、事前にタオル類を用意していなかったので、貸出しのタオルを利用することにしました。

 受付で料金を支払ってタオルを受け取り入場すると、上の写真のような、とてつもなく広い湯上がりスペースが現れます。しかも竹をモチーフにしたようなオブジェが天井近くまで高くそびえており、まるで竹林の中に身体を置いているような感覚になります。小上がりの床は畳敷きで、ここで寝っ転がれば気持ちいいこと間違いありません。まさに癒やしの空間です。とは言ってもまだ入浴前なので、ここは素通りしてそのまま脱衣場に向かいました。

 男湯の暖簾をくぐると、脱衣場だけでなく、内湯も外湯も誰もおらず、僕だけの貸切状態でした。これだけ大きな浴場を独り占めできるのはもちろんうれしいですが、人がいなさすぎてかえって落ち着かないような気もします。本草湯には2種類の湯(水鏡の湯と光陰の湯)があり、それぞれに外湯と内湯があります。この「水鏡の湯」と「光陰の湯」は毎日男女が入れ替わりになっているようで、この日は「水鏡の湯」が男湯でした。薬草湯ということですが、それほどクセのある感じはなく、マイルドでやわらかなお湯といった感じです。外湯と内湯、ともに新しくて清潔感もあり、特に外湯は緑の山々を眺めながら入浴することができて気持ちいいものでした。普段は、どちらかといえば入浴時間が短めの僕ですが、内湯→外湯→内湯→外湯とはしごしてしまい、ついつい長湯してしまいました。

 入浴後は、先ほどの湯上がりスペースでぼーっとしながらひと休みです。広くて静かな空間に一人で佇んでいると、時間の流れが止まってしまったかのような不思議な感じがしてきます。何も考えずにただそこにいるだけで、心が落ち着いて来るのが分かります。本草湯では、本当に素敵な時間を過ごすことができました。

Confiture H (コンフィチュール アッシュ)でスイーツ

 本草湯を後にして、せっかくなのでVISONの敷地内を色々と散策しました。地図を見ると、さらに進んだところにオーガニック農園などの施設があるようですが、かなり距離がありそうだったので、サンセバスチャン通りや和ヴィソンエリアなどを見て回りました。

 先ほど下車したバス停側にもいつくかお店があるようだったので、まほろ橋を渡ってマルシェヴィソンエリアも見学しました。

 そしていつものように、VISONでもスイーツをいただくことにしました。ちょうどスウィーツヴィレッジと呼ばれるエリアにチョコレートやケーキを取扱うお店があり、今回はこれらの中からスイーツカフェの「Confiture H(コンフィチュール アッシュ)」を利用することにしました。ちなみにお店の外観は、こんな感じです。

 見た目では、スイーツカフェらしい感じがしませんが、正真正銘のカフェです。そしてこのお店は、パティシエとして有名な辻口博啓氏のパティスリーということで、味だけでなく、地産地消にこだわりを持った素材を使用しているのだそうです。また、見た目の美しさやその香りに至るまで、厳選された魅力あふれるスイーツ類が提供されるということで、自ずと期待も膨らみます。

 入店してショーケースの中に置かれたケーキを見ていると、その一つ一つが芸術作品のようで、どれにしようか本当に迷いました。迷い抜いた結果、プランセスというカシスのケーキに決めました。

 ご覧のとおり、見るからに美味しそうなケーキです。せっかくなので、一緒にりんごジュースも注文しましたが、ケーキとドリンクがよく合います。食レポは苦手な僕なので、詳細な表現はできませんが、上品でありながら味は濃厚でバランスがよく、このまま何個でも食べられるような感じです。贅沢してるな〜と自分でも感じながら、至福のひとときを過ごすことができました。

 この後は往路と同じく、路線バスに乗車して松阪駅に戻りました。帰りのバスも乗客が少なく、始発のVISONから乗車したのは僕一人でした。前のところで、VISONはペット連れの方も多いと書きましたが、そもそもVISONに来られる方の大半は自家用車なんでしょうね。

 

伊勢中川駅から汎用特急に乗車

 乗車した路線バスはほぼ定刻に松阪駅に到着しました。ここからは再び近鉄線を利用して名古屋に戻る訳ですが、ちょっと訳あって、松阪から伊勢中川までは急行列車を利用し、伊勢中川から近鉄名古屋まで特急を利用します。もちろん、松阪駅から特急に乗車することもできるのですが、たまたま近鉄のインターネット予約・発売サービス内のポイントが約1,200ポイントあり、これを特急券に交換して乗車しようと考えたからです。僕が保有していた約1,200ポイントでは、松阪―近鉄名古屋間の特急券に交換することはできませんが、これよりも距離が短い伊勢中川―近鉄名古屋間であれば、特急乗車区間が80km以内となり、ポイントの範囲内で特急券に交換することができるという訳です。一部のポイントが失効してしまう前に利用できてよかったです。

 ということで、まずは松阪から伊勢中川に移動します。改札を入ってホームに向かうと、ちょうど大阪難波行きの急行列車が入線してきたところでした。これに乗車して、特急乗車駅である伊勢中川に移動しました。伊勢中川駅で特急列車の到着を待っていると、名古屋行きの汎用特急が入線してきました。

近鉄の汎用特急である12400系:伊勢中川駅 2023/10/27

 僕としては、ACE(22000系)かAce(22600系)に乗車したいなと思っていましたが、結果としては12400系となりました。以前の汎用特急やビスタカーは、オレンジと紺の2色で塗装されており、これが近鉄特急を代表するカラーリングとして親しまれてきましたが、現在の新しい塗装は、クリスタルホワイトを基調としてブライトイエローが配され、ゴールドのラインが引かれたものとなっています。

 乗車中の車内の様子です。伊勢中川発車時点では、多くの窓側座席が埋まるくらいの乗車率でした。この後、津、白子、近鉄四日市、桑名、近鉄名古屋の順に停車していきますが、このうち津駅でたくさんの乗車があり、通路側座席もほとんどが埋まるくらいとなりました。乗客の方を見ると、往路とは異なりスーツ姿の方が多く、ビジネスでの利用と思われる方が目立ちました。そしてちょっと驚いたのが、近鉄四日市駅でも多くの乗車があったことです。自分が近鉄特急を利用するのは主に旅行時で、普段使いしていないため知らなかったのですが、時間帯によっては、短区間での利用がそれなりにあるんですね。

 12400系は車齢を重ねた車両ということで、正直に言って車内設備もACEやAceと比べると見劣りしてしまいますが、清掃などのメンテナンスが行き届いているようで、清潔感に欠けるようなことは全くありません。さすがは近鉄特急です。さらに座席のモケットは鮮やかなブルーで、車内も明るい感じにまとめられています。ちなみにこの座席、小田急ロマンスカーと同じで座席間に肘掛けがありません。座席幅が広く感じられるメリットもありますが、他の乗客と相席になる場合には、肘掛けで座席を区切りたい場合もあると思います。僕としても、どちらかといえば肘掛けがあった方がありがたいですね。

 往路と同じく約1時間の乗車で、無事に近鉄名古屋駅に到着しました。先頭車両の行先表示幕は、すでに回送になっています。今回は往復で異なるタイプの特急列車に乗車でき、充実した楽しい乗り鉄旅となりました。

 

乗車券類の紹介

 それでは、今日の乗り鉄旅で使用した乗車券類を紹介します。まずは発車直前に近鉄名古屋駅の窓口で購入した「VISON往復きっぷ」です。

 実際には往復乗車券のほか、松阪駅前↔VISONのバス乗車券、VISONの対象施設で利用できる10%割引券(3枚)、本草湯の入浴割引券がセットになっています。なお、この企画乗車券には特急料金は含まれていないので、特急列車を利用するには別に特急券を購入する必要があります。

 往路で「伊勢志摩ライナー」に乗車した際の特急券です。いつものようにインターネット予約・購入サービスを利用して手配したものを駅の窓口で換券してもらいました。そして復路では汎用特急に乗車しましたが、こちらはポイントを交換して利用したため、紙の特急券はありません。

 今回は、VISONを訪れる乗り鉄旅の様子を紹介させてもらいました。食事も入浴もスイーツもすべて楽しめる施設で、さらに近鉄特急にも乗車するという、僕にとっては理想的なお出かけとなりました。気づけば早いもので、今年も残すところ約2か月です。引き続き、楽しい乗り鉄旅を計画していきたいと思います。