レン鉄★気ままな乗車記

乗り鉄&きっぷ鉄の管理人が、備忘録を兼ねてブログに綴っていきます。

乗り鉄&きっぷ鉄っぽい管理人が、乗り鉄旅行とそこで使用したきっぷを思うがままに記録したブログです。
どうぞ、お付き合いください。
 

都区内パスで巡る東京ぶらり旅

 僕が鉄道旅をする最大の目的は、もちろん列車に乗車すること(乗り鉄)ですが、それと同時に、その旅行で使用するきっぷ類を手配・収集すること(きっぷ鉄)も楽しみのひとつになっています。特に、目的地周辺エリアで利用可能なフリーパスや往復+フリータイプの企画乗車券が発売されている場合には、これらのきっぷを利用することを前提にして、現地での旅行行程を組み立てることもあります。これまでの東日本エリアでの乗り鉄旅を振り返ると、今年3月の横浜旅行では「ヨコハマ・みなとみらいパス」を、2020年12月の南東北乗り鉄旅では「小さな旅ホリデー・パス」を使用しました。こうしたきっぷは、正規運賃よりもおトクに乗車できるという利点に加え、そのエリアでなければ入手できないきっぷ類を収集できるということで、僕としては利用価値の高いものだと思っています。もちろん、旅行を終えた後も、旅の思い出の一つのとして大切に保管するようにしています。

 そして今回ですが、数か月ぶりに東京に出かけることにしました。思い返すと、今年は、東海地方([4月]犬山、[7月]下呂、[8月]伊東、[12月]伊勢志摩)や西日本([2月]京都、[5月]神戸、[6月]奈良他、[7月]津山、[10月]九州、[11月]大阪)を目的地とする旅行が多く、首都圏に行く機会が例年よりも少ない年でした。ならば今年最後となる乗り鉄旅は東京にしようと思い立ち、いつものごとく平日休みを利用して東京に行くことにしたものです。また、今回は東京都内を中心に観光や食事などを楽しもうと考えて、まだ利用したことのない「都区内パス」という企画乗車券を使用してみることにしました。このきっぷを利用すれば、東京都区内におけるJR線の普通列車の普通車自由席が1日乗り降り自由となります。勝手気ままな日帰り旅行となりましたが、その一部を紹介したいと思います。

東海道新幹線の主役であるN700:東京駅 2022/12/23

 いつものように、豊橋―東京間では東海道新幹線を利用しました。今回はちょっと贅沢してグリーン車にしましたが、いつものようにJR東海ツアーズの日帰り旅行商品を利用しているため、片道につき800円追加するだけでグリーン車を利用することができます。このくらいの追加料金であればグリーン車を利用した方がおトクだと思い、迷わずグリーン車を選択しました。車両は往復ともN700SではなくN700Aでした。

 そう言えば、JR東海が発表した資料によると、東海道新幹線の全ての駅でホームドアが整備されるそうです。近年は鉄道業界においても安全対策を強化する動きが急速に高まっており、ホームドア設置も当然の措置と言えそうですが、これまで開放的だった豊橋駅の新幹線ホームから車両を撮影したことがある僕としては、ちょっぴり複雑な気持ちもします。今回も豊橋駅で乗車前にN700Aの先頭車両を撮影できればよかったのですが、さすがに時間に余裕はありませんでした。

 上の写真はともに東京駅で撮影したものです。1枚目は往路の東京駅到着直後に、2枚目は帰路の東京駅出発前に撮影しました。(2枚目の写真はたまたま隣の番線に停車していた車両を撮影したもので、乗車した車両ではありません。)今回の乗り鉄旅では、都内で山手線E235系0番台や京浜東北線E233系1000番台にも乗車しましたが、写真撮影していないため、鉄道写真はこの2枚のみです。

■サラベス東京店

 今回の旅行では、東京に到着してから朝食にしようと思っていたため、新幹線を下車して直ぐに、お目当ての店に向かうことにしました。出発前には、品川や新宿で朝食にしようかと色々と迷いましたが、東京駅からの立地や営業時間を考慮した結果、今回は久しぶりにサラベス東京店を利用することにしました。確か以前に利用したことがあったはずだと思ってグーグルマップのロケーション履歴を調べてみると、2017年5月にも訪問していました(確か友人Dと2人で来店した記憶があります。)

 サラベスといえば、やはりフレンチトーストなのですが、今回はちょっと気分を変えてアボガドトーストにしてみました。モーニングメニューということで手頃な値段でオシャレな朝食を楽しむことができ、朝一番から大満足です。ちなみに、事前にちゃんとお店の住所を調べておいたにも関わらず、田舎者の僕は道に迷ってしまい、店に到着するまでかなりの時間を要してしまいました。

■マクセル アクアパーク品川

 朝食後は、次の目的地である品川に移動します。品川では久しぶりに水族館に行ってみることにしました。品川にある水族館といえば、「しながわ水族館」を思い浮かべる方もいるかと思いますが、僕が今回訪れるのは「マクセル アクアパーク品川」という品川駅の高輪口近くにある水族館です。東京は公共交通機関が充実しており、JR線や地下鉄だけでも色々な施設にアクセスしやすいため、非常に便利です。ちなみにこの水族館、以前は「エプソン アクアパーク品川」という名称だったはずで、その時代に一度だけ入館したことがあります。しかし、その時はあまり時間に余裕がなく、本当は見たかったイルカのパフォーマンスショーを楽しむことができなかったため、いつかもう一度訪れたいと思い続けていたところ、今回、やっとその機会がやってきました。

 館内の展示物を見ていると、数年前に訪れた際の記憶が少しずつ甦ってきます。特に幻想的な雰囲気のジェリーフィッシュランブルや、カピバラがいるアクアジャングルのエリアは印象的で、当時の思い出とともにちょっと懐かしい感じがしました。また、前回は叶わなかったイルカのパフォーマンスショーを見学することもでき、思う存分楽しむことがあるできました。平日の午前中ということで館内はそれほど混雑しておらず、イルカショーではスタジアム内の中段の列に着席しましたが、予想以上に水をかけられてしまい、びしょ濡れになってしまったのは反省点です。

叙々苑 恵比寿ガーデンプレイス

 アクアパーク品川を後にして、次は恵比寿ガーデンプレイスにやってきました。恵比寿ガーデンプレイスも初めてではありませんが、その時は夕食時に利用しただけなので、昼間の様子や雰囲気は全く知りません。そこで今回は昼間の時間帯に訪問してみることにし、あわせてガーデンプレイスタワーの高層階にあるTOP of YEBISUで昼食をいただくことにしました。そしてちょうど焼肉が食べたいと思っていたところだったので、叙々苑を利用することにしたものです。店内について事前にWebページで調べたところ、一般的なテーブル席の他にパノラマシートという窓に面した2人掛けの席があるようで、都心の景色を眺めながら食事をいただくことができるようです。特に予約はしていませんでしたが、入店するとそのままパノラマシートに案内され、38階からの眺望を楽しみながら優雅に昼食を楽しむことができました。

■TOKYOパノラマドライブ(レインボーブリッジ&銀座)

 恵比寿で昼食を済ませた後、当初は渋谷スクランブルスクエアにある渋谷スカイに行くことを計画していたのですが、ガーデンプレイスタワーで高層階から眺める景色を楽しめたことから渋谷スカイは取り止め、急遽、2階建てオープンバスで巡るTOKYOパノラマドライブに参加することにしました。東京観光の代名詞とも言える「はとバス」が運行しているもので、東京駅丸の内南口を発着して都内の主なスポットを約1時間かけて案内してくれるものです。

 僕は午後2時30分発のコースに参加しましたが、この時期、暖房設備のないオープンバスはやはり敬遠されてしまうのか、乗客は僕を含めて7人だけでした。実際に乗車してみると思った以上に風が吹き込んでくるため、昼間であってもかなり寒々しいものでしたが、澄んだ冬の空気を感じながら東京タワーやレインボーブリッジを眺めることができ、短時間ながら東京らしい観光を味わうことができました。もし次回乗車する機会があれば、真冬は避けて初夏の頃に利用したいものです。

 その後は、津田沼でちょっとしたお楽しみ(?)を予定していたため、総武快速線津田沼までを往復し、再び東京駅に戻った後、東海道新幹線で帰路に着き、今日予定していた全行程を終えることができました。

 最近は、最初から最後までひたすら列車に乗り続ける旅だけでなく、現地での観光を重視した旅を楽しむ機会も多くなってきました。僕としては、旅のバリエーションが増えて、いろいろな形の旅を楽しめそうな気がしています。今回は都内各所の店舗や施設を訪れるものでしたが、初めて「都区内パス」を利用することで、これまでになかった行程で乗り鉄旅を満喫することができたと思っています。ちなみに今回の旅で利用した「都区内パス」と豊橋―東京間の乗車票は上のとおりです。「都区内パス」は東京駅の指定席券売機で購入しました。

 2022年も残すところ約1週間となりました。来年はどんな年になるのか分かりませんが、長引くコロナ禍が終わって以前のような日常が少しずつ戻り、それを実感できるような良い年となることを願うばかりです。僕自身も健康に留意しながら精力的に活動していきたいと思っています。