レン鉄★気ままな乗車記

乗り鉄&きっぷ鉄の管理人が、備忘録を兼ねてブログに綴っていきます。

乗り鉄&きっぷ鉄っぽい管理人が、乗り鉄旅行とそこで使用したきっぷを思うがままに記録したブログです。
どうぞ、お付き合いください。
 

東京の桜を見てきました

 今年は3月になってから暖かく感じる日が多いなと思っていましたが、どうやら全国的にもこうした傾向がみられるようで、あちこちで桜🌸が開花し、すでに満開を迎えたところもあるようです。年によっては3月中もまだ寒さが厳しく、4月になってもまだ咲き始めたばかりという年もありますが、今年は4月になるとすでに散ってしまっているところが多いかもしれません。

 僕は以前、家族旅行で京都の嵐山に行ったのですが、嵯峨野観光鉄道トロッコ列車から桜を見ようということで、見頃を迎えるであろう4月1日に出かけました。確かに例年であればちょうどいい時期らしいのですが、この年は開花が大幅に遅れており、実際にトロッコ列車に乗車してみると、つぼみもあるかないかといった感じだったことがあります。

 そんな経験から、桜がちょうど見頃になるタイミングを見極めて旅行日を設定することの難しさを感じた訳ですが、今年について言えば、どうやら今週末くらいに見頃になるところが多いようです。そしてこの土曜日は、ちょっとしたお楽しみ(?)のために東京の五反田近辺に出かけることになったのですが、その付近には桜並木で有名な目黒川があるということで、外出ついでにお花見も楽しむことにしました。インターネットで検索してみると、どうやら大崎・五反田エリアの目黒川沿いには、両岸だけでなく付近の公園にも多くの桜があり、各地で桜祭りやライトアップなどが行われているみたいです。

 今回東京に行くのは、人に会う予定ができたからですが、約束の時間は午後なので急ぐ必要は全くなく、現地までの移動時間はたっぷり確保できます。そこで手元にある「青春18きっぷ」を利用し、普通列車を乗り継ぐ乗り鉄旅も兼ねて東京を目指すことにしました。また、多少早め目に現地に到着することで、ちょっとしたお花見くらいであれば十分楽しむことができそうです。思い返して見ると、春休みのこの時期に東京に行ったことは何度かあるものの、都内でゆっくりとお花見をしたという記憶はありません。東京でどんな桜を鑑賞することができるのか、ちょっとワクワクしながら今回の旅がスタートしました。

 最寄り駅から豊橋に移動し、ここから「青春18きっぷ」での乗り鉄旅が始まります。まず最初に乗車したのは豊橋発浜松行きで、車両は373系です。いつもであれば写真を掲載するのですが、今回は撮影していなかったので、紹介文のみです。豊橋駅では入線後すぐに車内に入って着席し、浜松駅では向かいのホームに停車していた沼津行きにそのまま乗り換えてしまったため、気がつけば列車を撮影していませんでした😓。

 この普通列車の浜松行きは、特急型車両が普通列車として使用される全国的にも数少ない運用となっています。ホームライナーであれば乗車整理券を購入する必要がありますが、単なる普通列車なので追加料金は不要です。この日はあいにくの空模様だったこともあってか、春休み期間中にしてはそれほどの混雑はなく、豊橋発車時点でもまだ窓側座席に空席がありました。

 そしてこの区間普通列車に乗車していると、かなりの確率で新幹線の通過シーンを車内から目撃します。特に新居町付近では在来線のすぐ真横を新幹線の線路が並走しているため、新幹線が在来線を高速で追い抜いていく様子を間近で目にすることになり、新幹線と在来線の格の違いと力の差を見せつけられるような気がします。

JR東海の電化区間の各地で活躍している313系富士駅 2023/3/25

 浜松からは沼津行きに乗り換えます。車両は211系+313系で僕は313系に乗車しました。ここからはいよいよ18きっぱー泣かせの“ロングシート地獄”の始まりです。静岡地区がロングシート車となっている理由としては、名古屋地区のように競合する私鉄がないからだとか、リニア中央新幹線の建設工事に協力的でない静岡県に対する見せつけだとか、色々な憶測が飛び交っていますが、その真偽ははっきりしません。比較的短い区間での利用者が多い場合には、確かにロングシートの方が合理的と言えるでしょうし、JR東海としては「浜松→静岡、静岡→熱海といった中距離区間をご利用のお客様は、便利で快適な新幹線🚅をご利用ください。」ということでしょうから、基本的に在来線車両に転換クロスシートは必要ないということかもしれません。しかし、すべての乗客が新幹線停車駅相互間のみを利用するわけではありませんし、新幹線を利用する程のことはなくても、ホームライナーのように追加料金を支払って快適に乗車したいという需要もそれなりにあるのではないでしょうか? JR西日本の「Aシート」に相当するような車両設備とは言わないものの、E721系の快速「あいづ」のように車両の一部を指定席にして運用すれば、運用次第でそれなりに利用者はいると思うのですが、実際はどうなんでしょうかね。JR東海さん、もしよろしければ一度ご検討ください。

JR東海の最古参車両のひとつである211系:熱海駅 2023/3/25

 浜松から乗車した列車は沼津止まりのため、熱海まで行くにはまた乗り換える必要があります。終点の沼津で乗り換えてもいいのですが、富士始発の熱海行きの列車があるため、僕は富士で乗り換えました。周囲の乗客の方の様子を見ていると、僕と同じように富士で乗り換える方が一定数いるようです。車両は211系3両編成でした。やや発車が遅れましたが、どうやら特急「ふじかわ」号からの乗り換え待ちだったようです。沼津、三島と順調に停車していき、終点の熱海に無事に到着しました。長かった“ロングシート地獄”もここまでで、熱海から先はJR東日本東海道線に乗車します。

上野東京ライン湘南新宿ラインで運用されているE231系E233系:大崎駅・品川駅 2023/3/25

 今回の乗り鉄旅の最終目的地は五反田で、一つ前の大崎までは湘南新宿ラインを利用します。熱海からは湘南新宿ラインの列車は発着していないため、まずは熱海から小田原まで行き、小田原始発の湘南新宿ラインの特別快速に乗車して大崎まで行くことにしました。乗車時間は熱海→小田原が約20分、小田原→大崎が約1時間ということでそれほど長いわけではありませんが、ダブルデッカー普通列車グリーン車好きの僕にとっては、グリーン車を利用しないという選択肢はありません。今回も当然、普通列車グリーン車に乗車することにしました。

 熱海駅で高崎行きの普通列車の入線を待っていると、4号車と5号車付近に乗車を待つ長い行列ができていました。他の乗車位置と比べても明らかに多くの人が並んでおり、グリーン車の人気ぶりがわかります。熱海始発なので、さすがに着席できないという心配はありませんでしたが、やはり2階席が人気のようで、乗車が始まると多くの方は2階席へと上がって行きます。僕は小田原までの短時間の乗車なので、階上席でも階下席でもどちらでよく、わざわざ人の多い階上席にする必要もないため、空いていた階下席を利用しました。階下席は、着席した際の視線がちょうどホームと同じくらいの高さになるため、駅停車時には目前にホームがあるという普段は味わうことができない光景となります。

 小田原では特別快速に乗り換えましたが、こちらでは階上席を利用しました。僕は普通列車グリーン車の階上席から相模湾を眺めるのが好きで、この区間は大体いつも海側の窓側座席に座るようにしています。この日は天気が悪く雨模様でしたが、いつものように窓側座席に座り、車窓を楽しみながら大崎まで乗車しました。
乗車した車両は上の写真のとおりで、E231系E233系です。熱海→小田原間で乗車した列車は撮影するタイミングがなかったので、往路の小田原→大崎間で乗車した列車と、帰りに品川駅のホームでたまたま撮影できたE233系の写真で代用しています。

 大崎からは山手線に乗り換えて、目的地の五反田に到着しました。やはり小雨が降っており、傘をさそうかやめようか迷いながら目黒川の方に向かうと、早速、桜の木々が姿を現しました。木によって開花具合に多少の差はあるものの、概ね満開でちょうど見頃といった感じです。ほのかにピンク色をした花々が咲き誇り、春の訪れを感じさせます。先ほどからお話しているとおり、天気は小雨で気温も低く、屋外で桜を楽しむにはちょっと残念な天候になってしまいましたが、それでもお花見気分を味わうことができました。他の方々も桜をバックに写真を撮ったり、キッチンカーで購入して飲食を楽しむなど、それぞれお花見を満喫しているようでした。

 そして上の写真ですが、遠景や近景で思うがままに撮影したものです。なかなか思ったような色合いには仕上がらず、全体的に薄い感じの写真になってしまったため、フィルタを駆使して理想の色合いに近づけてみました。

みんな大好き!東海道新幹線N700A:品川駅 2023/3/25

 その後は約束の時間に人に会い、楽しいひとときを過ごした後、早々と帰路に着きました。往路と同じく「青春18きっぷ」を利用しますが、前回の金沢旅行のときと同じように少しだけ課金し、品川から静岡までは新幹線を利用することにしました。「青春18きっぷ」ばかりではJRさんに申し訳ないため、少しくらいは課金しようという訳です(本当はただ早めに帰りたかっただけです)。品川駅から新幹線に乗車するのは久しぶりです。静岡までなら「こだま」号で十分なので、今回は事前に購入しておいた「ぷらっとこだま」を利用します。数日前に「ぷらっとこだま」を申し込んだのですが、当然空席があるだろうと思ってE席(2人掛け座席の窓側)を選んでみると、すでに満席でした。意外と混んでいるのかなと思ってA席(3人掛け座席の窓側)にしましたが、実際に乗車してみると、無茶苦茶混雑しています。僕が予約したA席の隣のB席とC席も埋まっており、ゴールデンウイークやお盆期間、年末年始とまでは言いませんが、ほとんど空席がない状態です。そして見た感じ、自由席よりも指定席の方が混んでいます。「こだま」号は圧倒的に自由席の方が多いため、場合によってはこうした逆転現象が生じる訳ですが、ここまで「こだま」号が混雑するのは全くの予想外でした。周囲を見渡すと旅行帰りと思われる方々が多く、春休み期間中の土曜日ということが影響しているのかもしれません。

 静岡からは、再び東海道本線に乗車して豊橋に向かいます。このあたりでちょっと疲れてきました😪。豊橋まで直通する普通列車であれば最高なのですが、復路でも浜松での乗り換えが必要です。乗車した車両は往路と同じく313系でしたので、ここでの紹介は省略させてもらいます。

 今回の乗り鉄旅で使用したきっぷ類は、「青春18きっぷ」のほか、往路の普通列車グリーン券と復路で利用した「ぷらっとこだま」の乗車票があります。まあ、どちらも初めて使用するきっぷ類ではありませんし、全くレアものでもありませんが、これはこれで旅のいい記念になります(きっぷ鉄談)。

 以上が今回の旅の紹介になります。いつもまとまりのない僕の記事ですが、今回はいつも以上にまとまりがない、本当にだらだらとした紹介になってしまいました。文才がないためスイマセン😟。

 さて、今期は「青春18きっぷ」を購入したということもあり、3月には非常に多くの乗り鉄旅に出かけることができました。さすがに3月中の乗り鉄旅はここまでですが、まだ「青春18きっぷ」が1回分残っています。4月10日までの期限にはこの1回分を利用した乗り鉄旅に出かけたいと思いますので、そろそろ次の旅の計画を進めていきたいと考えています。