レン鉄★気ままな乗車記

乗り鉄&きっぷ鉄の管理人が、備忘録を兼ねてブログに綴っていきます。

乗り鉄&きっぷ鉄っぽい管理人が、乗り鉄旅行とそこで使用したきっぷを思うがままに記録したブログです。
どうぞ、お付き合いください。
 

「ヨコハマ・みなとみらいパス」でぶらり旅

 早くも3月後半になり、年度末が近づいてきました。この時期になると、新年度に向けた人事異動が気になるわけですが、わが社ではつい先日、管理職以外の一般社員に対して内示があり、僕は希望どおりに現在の職場に引き続き残留することになりました。異動になると、年度末から年度初めにかけて何かと落ち着かないことが多く、小心者の僕は色々と不安になってしまうのですが、今回は異動がないことが分かり、ひと安心することができました。

 また、最近は少しずつ気候も穏やかになり、長く続いた寒々しい日にも終わりが見えてきました。待ち続けた春は、すぐそこまで来ているような気がします。さらに、新型コロナウイルス感染症に係るまん延防止等重点措置も3月21日で全面的に解除されることが正式に決定し、春休み期間とも重なって各地の人出も徐々に増えてくるのではないかと思っている今日この頃です。

 さて今回ですが、年度末に向けて残りの年休を少しでも消化すべく、平日に休暇を取得することができたため、久しぶりに横浜に行ってみることにしました。横浜にはこれまでに何度か訪れたことはありますが、思い返すと家族旅行や友人Dと一緒に遊びに行ったりしたことはあるものの、ひとり旅の経験はありません。2月下旬の京都旅行では、「シャトルきっぷ」という企画乗車券を利用し、現地での観光も含めてひとり旅を楽しめたことから、今回は関東方面に行ってみようと思い、旅先として横浜を選んでみました。

f:id:Len_Railway:20220320204736j:plain

上下の待避線で発車を待つN700A豊橋駅 2022/3/18

 豊橋から新横浜までは、もちろん東海道新幹線を利用します。そういえば、現在は春季の青春18きっぷが利用可能な期間となっていますが、今季は購入しておらず、今のところ利用する予定はありません(金券ショップで残り1回分か2回分のきっぷが入手できれば利用するかもしれません。)上の写真は、豊橋駅の新幹線上りホームの東京方で撮影したものです。僕は今回、ひかり号に乗車しますが、その直前にこだま号が発車するため、その停車時間を利用して撮影したものです。ちょうど反対側の下り線にもこだま号が停車していたため、通過線を挟んで上下の待避線にN700が並んだ瞬間を撮影することができました。

 今回乗車したのは、新大阪発東京行きのひかり号で、新大阪からは名古屋まではこだま号と同様に各駅に停車しますが、その後は豊橋に停車した後、静岡県内のすべての駅を通過し、次は新横浜まで停車しません。そのため、豊橋-新横浜間はほぼ1時間で、本当にあっという間です。現在、豊橋駅に停車するひかり号は日中に上下とも2時間に1本のみですが、新横浜まで約1時間、東京まで約1時間20分で到着できる速達タイプのひかり号を利用できることは、とてもありがたいことです。

 

◆横浜中華街

  今回の横浜旅行では、中華街で昼食を楽しむことに決めていたので、新横浜到着後、早速、中華街に向かいます。

f:id:Len_Railway:20220321142302j:plain

横浜線で運用されているE233系6000番台:東神奈川駅 2022/3/18

f:id:Len_Railway:20220320205352j:plain

みなとみらい線で運用されている東急5050系:元町・中華街駅 2022/3/18

 横浜までは横浜線京浜東北線を利用し、横浜からはみなとみらい線に乗車しました。中華街に行くには、根岸線石川町駅を利用する方法もありますが、これまであまり利用したことのないみなとみらい線に乗車してみたかったので、こちらを利用して元町・中華街駅まで移動しました。せっかくの機会なので横浜高速鉄道の自社車両であるY500系に乗車してみたかったのですが、今回は東急の車両でした。

f:id:Len_Railway:20220320210734j:plain

f:id:Len_Railway:20220320210749j:plain

f:id:Len_Railway:20220320211350j:plain

 中華街に来るのは久しぶりです。以前、友人Dの誕生日に2人で横浜に遊びに行った際、中華街にある聘珍楼というお店でディナーコースを食べたことがありますが、その時以来だと思います。聘珍楼に行ったのはその1回だけですが、数ある中華料理店の中でも立派な店構えで雰囲気もよく、本格的なコース料理を楽しめたことを覚えています。その時の思い出もあり、今回の旅行でもう一度、聘珍楼横浜本店で食事をしたいと思い、再び訪れて平日のランチメニューをいただくことにしました。味はもちろん申し分なく、期待を裏切らない本格的な中華を楽しむことができました。

 

◆YOKOHAMA AIR CABIN

 聘珍楼でお腹を満たした後は、根岸線に乗車して桜木町まで移動し、ここからYOKOHAMA AIR CABINに乗車してみることにしました。

f:id:Len_Railway:20220320221609j:plain

f:id:Len_Railway:20220320221813j:plain

f:id:Len_Railway:20220320221833j:plain

 YOKOHAMA AIR CABINは、桜木町駅前から汽車道に沿って運河パークを結ぶロープウェイで、2021年4月に開業したばかりです。乗車中には、普段とは異なる視点で汽車道やみなとみらいの景色が楽しめるということで、どんな風景が見られるかと期待していましたが、残念なことに乗車前に雨が降り出し、事前に写真で見ていたような風景を楽しむことはできませんでした。乗車時間は約5分であっという間という感じでしたが、意外と高低差があり、単なる移動手段というよりも、ちょっとしたアトラクションとして楽しむことができます。平日の雨天時ということもあって乗客は少なく、ほとんど空気輸送状態で待ち時間もありませんでした。運賃は片道1,000円でちょっと高いかなと思いましたが、8人乗りのゴンドラを贅沢に一人で独占できましたので、まあ良しとします。

 

◆赤レンガ倉庫

 運河パークでYOKOHAMA AIR CABINを下車した後、少し歩いて赤レンガ倉庫に向かいました。

f:id:Len_Railway:20220320222149j:plain

 これは、横浜税関が実際に使用した後に役目を終えた倉庫が、文化・商業施設としてリニューアルされたもので、付近一帯は広場と公園を備える赤レンガパークとして整備されています。ちなみに赤レンガ倉庫には1号館と2号館とがあり、このうち2号館1階には、世界一の朝食として知られているbillsがあります。僕はbillsのリコッタパンケーキが大好きで、お台場にある店舗で初めて食べた際には、これまで経験したことのない食感と味わいに感動しました。billsに行くことができる機会はなかなかないため、赤レンガ倉庫の店舗でも是非、あのパンケーキを食べてみたかったのですが、さすがに昼食直後ということでお腹に余裕がなく、残念ながら今回は見送ることにしました。

 

マリーンルージュ

 今回の旅行では、豊橋-新横浜間で往復とも東海道新幹線に乗車する訳ですが、必要な乗車券類については、いつものようにJR東海ツアーズの旅行商品で手配しました。現在発売されているJR東海ツアーズの日帰り旅行商品の中で最もおトクに利用できるのは、新幹線を利用した分散型旅行を楽しむという“ずらし旅”というもので、これは、目的地ごとに用意された複数の体験メニューの中から好きなプランを1つ選び、現地で利用することができるというものです。横浜を目的地とする“すらし旅”には、先ほど乗車したYOKOHAMA AIR CABINの片道とコスモクロック21という大観覧車の利用がセットになったプランや、中華街でランチを楽しむプラン、自転車シェアリングができるプランなどがありますが、僕はそれらの中から横浜港観光船マリーンルージュに乗船できるプランを選びました。本来であれば、山下公園桟橋を発着する観光船ですが、現在は工事中のため、ピア赤レンガ乗り場から乗船することができます。

f:id:Len_Railway:20220320223417j:plain

f:id:Len_Railway:20220320223438j:plain

f:id:Len_Railway:20220320223457j:plain

f:id:Len_Railway:20220320223514j:plain

 JR東海ツアーズが提供しているマリーンルージュの乗船プランは、ケーキセットプランとなっており、船内でスイーツを楽しみながら横浜港でのクルージングを楽しむことができます。乗船中も引き続き雨模様で、大桟橋や横浜ベイブリッジなどの景色を屋外のデッキから眺めることはできませんでしたが、優雅でゆったりとしたひと時を堪能することができました。

f:id:Len_Railway:20220321125946j:plain
f:id:Len_Railway:20220321125954j:plain

f:id:Len_Railway:20220321130012j:plain

 今回の旅行で使用した乗車券類です。上の2枚はJR東海ツアーズの乗車票で、下の1枚は横浜駅指定席券売機で購入した企画乗車券「ヨコハマ・みなとみらいパス」です。この企画乗車券は、券面に表示されているとおり、JR根岸線の横浜-新杉田間と横浜高速鉄道みなとみらい線の全線が1日乗り放題になるものです。よくよく計算してみると、今回乗車した区間の運賃を合計しても530円に満たないことから、計算上はこのきっぷを購入するメリットはありませんが、きっぷ鉄として一度は利用してみたいと思っていたため、今回の旅行で利用してみようと購入してみました。

 ちなみに復路の新横浜→豊橋間で乗車した新幹線はN700Sでした。以前に豊橋→名古屋間でN700Sの普通車に乗車したことがありますが、N700Sのグリーン車を利用するのは初めてです。座席などの基本的な設備にN700Aとの大きな違いは感じられませんでしたが、モケット柄は明らかにN700Aとは異なるもので、新鮮な印象でした。今回の旅行は全体的に雨に降られてしまい、ちょっとがっがりする面もありましたが、最後の最後で想定外のN700Sのグリーン車に乗車することができ、大満足の中で今回の旅を締め括ることができました。