レン鉄★気ままな乗車記

乗り鉄&きっぷ鉄の管理人が、備忘録を兼ねてブログに綴っていきます。

乗り鉄&きっぷ鉄っぽい管理人が、乗り鉄旅行とそこで使用したきっぷを思うがままに記録したブログです。
どうぞ、お付き合いください。
 

秋田・青森・岩手を巡る東北ぐるっと乗り鉄旅(1)

 JR東日本は5月12日、6月2日から22日までを利用期間とし、列車・区間・席数限定で「新幹線eチケット」が60%割引となるタイムセールを開催することを発表しました。秋田・山形・新潟方面の各新幹線のねだんが大幅に割り引かれるということで、発表後にはテレビの情報番組で取り上げられるなど、大きな話題となりました。5月22日は、その第一弾となる6月2日から11日までの乗車分が「えきねっと」で発売されましたが、午前5時という早朝の発売開始にもかかわらず、アクセスが集中して「えきねっと」のサイトにつながりにくくなり、やっと画面が遷移した頃には、すでに完売していたという方も多くいらっしゃったようです。これを受けてJR東日本は急きょ、5月23日に発売開始予定だった6月12日から22日までの乗車分について、秋田・山形・上越の各方面ごとに発売開始日を変更することとしましたが、それでも発売日の午前5時からはアクセスが集中し、なかなか「えきねっと」につながらない状態が続いたようです。

 僕も興味本位で、発売開始日の午前6時10分くらいに「えきねっと」で「新幹線eチケット(トクだ値)」を検索してみましたが、少なくとも僕が調べた範囲では、タイムセール商品は完売となっていました。6月の閑散期とはいえ、やはり60%割引のインパクトはかなり大きかったようです。この割引商品の発売を期に、旅行を計画された方もいらっしゃったようで、新たな旅行需要の喚起につながったのではないかと思います。

 ということで、僕は60%割引となる商品を購入していませんが、手元にはJRE BANKの特典の一つである「JRE BANK優待割引券」が2枚あります。これは、JR東日本の営業路線内の片道運賃と片道料金が4割引となるもので、タイムセール商品より割引率は低いものの、列車・区間・席数などに限定はありません。そろそろ利用期限が迫ってきたこともあり、今回は、ちょっと前から行きたいと考えていた、秋田、青森、岩手を巡る北東北の乗り鉄旅に出かけてみることにしました。そして今回の乗り鉄のメインは、五能線を走る「リゾートしらかみ」の青池編成と、2023年12月に営業運転を開始した観光列車「ひなび(陽旅)」に乗車することです。ちなみに僕は、このどちらにも乗車したことがありませんので、今回が初乗車となります。

 そして早速、今回の旅行行程を組み立てましたが、さすがに日帰りは無理なので1泊2日としました。1日目は、東海道新幹線秋田新幹線を乗り継いで秋田まで行き、秋田から「リゾートしらかみ」に乗車して、新青森を目指します。

 秋田駅を14時ちょうどに発車する「リゾートしらかみ」 に乗車するためには、東京駅を9時8分に発車する「こまち」9号に乗車する必要があります。東海道新幹線は、豊橋駅を6時46分発の「ひかり」630号と7時9分発の「ひかり」632号がありますが、時間に余裕をもって「ひかり」630号にしました。秋田駅で約1時間の待ち時間となりますが、ここで昼食をいただくことにします。

 

 

豊橋駅から東海道新幹線に乗車

 今回乗車する「ひかり」630号は、豊橋駅から最も早く東京駅に到着することができる列車です。以前は、豊橋駅を6時40分に発車するダイヤとなっていましたが、現在は、後続の臨時「のぞみ」498号の通過待ちのため、豊橋駅で7分くらい待避してから発車するダイヤに変更されています。ちなみに今日は臨時「のぞみ」498号の運転日ではないため、通過はありません。

 僕は乗り鉄旅で何度も「ひかり」630号を利用していますが、この列車は名古屋始発で豊橋が最初の停車駅となるため、ほとんどの場合、自由席には余裕があります。僕の経験上、自由席で窓側座席を確保できなかったことは数回だけあるものの、着席できなかったことはありません。そう言った意味では、安心して自由席を利用することができる列車です。今回も自由席を利用しましたが、問題なく2人掛けの窓側座席を確保できました。

東海道新幹線N700a豊橋駅 2025/6/6

 豊橋駅を定刻に発車した「ひかり」630号は、浜松駅に停車しました。いつものとおり、浜松駅からは多くの乗車があり、ここで自由席は満席に近い状態になりました。僕の個人的な見解を言わせてもらえば、「ひかり」630号・632号とも、名古屋や豊橋から乗車するのであれば自由席でもほぼ着席できますが、浜松や静岡から乗車するのであれば確実に着席できる指定席の利用をオススメします。さらに静岡駅でも乗車があると思うのですが……、今日はいつも以上に早起きしたため、浜松駅を発車した辺りで寝落ち💤してしまいました。そして、早くも東京駅です。

 豊橋駅では、思うように車両を撮影することができませんでしたので、東京駅で下車した後に品川方から撮影してみました。新幹線車両がずらりと並んでおり、見応えがあります。ちなみにここまで乗車してきた列車は、折り返し博多行きの「のぞみ」号となるようです。新幹線🚅さん、朝から深夜まで続く連日の長距離運行、本当にお疲れ様です。

 ここで一旦、改札を出ます。東京から先の区間で使用するきっぷは「JRE BANK優待割引券」を利用して購入しており、JR東日本指定席券売機でないと受け取ることができません。列車の遅延や駅の券売機の混雑などによって、きっぷがスムーズに受け取れないことも想定し、豊橋駅を最も早く出発する新幹線に乗車しましたが、東京駅では思いの外あっさりときっぷを受け取ることができました。結果的には東京駅での時間に余裕があったので、もう1本後の「ひかり」632号でも間に合いましたし、あるいは1本前の「こまち」7号に乗車することもできましたが、まあ、焦ることなく行動できたので、今回はこれでよしとします。八重洲口で駅舎を撮影しましたが、東京駅は意外と緑🌲が多いですね。そして今日は天気がいいです。5月の土曜日は、雨の日☔が続きましたが、僕が旅行する今日と明日は、この天気が続いてほしいものです。

 

東京駅から秋田新幹線に乗車

 東京駅からは、「こまち」9号に乗車します。僕の記憶が正しければ、E6系にはこれまで、2018年12月に那須塩原から郡山まで「やまびこ」号の普通車自由席に乗車したのと、2021年7月に秋田から盛岡まで「こまち」号の普通車指定席に乗車した2回だけだったはずです。ということで、僕にとっては久しぶりのE6系の乗車ですが、3回目にして初めての全区間(東京→秋田間)乗車となります。さらに「JRE BANK優待割引券」はグリーン料金にも適用されるということで、ちょっと贅沢をして初めてE6系グリーン車に乗車することにしました。

 東京駅では、E5系E6系の17両編成が「やまびこ」号として到着し、折り返して「はやぶさ」9号新青森行きと「こまち」9号秋田行きとなります。折り返し準備のため、入線後しばらくは車内清掃が行われますが、その間も初めて乗車するE6系グリーン車に期待が高まります。

 そう言えば、東北新幹線E5系E6系と言えば、走行中に連結器が外れるというトラブルが今年3月に発生しました。同様の事例は昨年9月にも発生したばかりで、幸いにもケガなどをされた方はいませんでしたが、一歩間違えば大事故につながりかねないものでした。そのためJR東日本では、原因が究明されるまでの当面の措置として、連結運転を取りやめていましたが、山形新幹線秋田新幹線への直通運転が中止される影響は大きく、その後、レバーを金具で固定するという方法で併結運転が再開されました。現在、トラブル発生の原因が究明されて抜本的な対策が講じられたかどうか分かりませんが、乗客の安全に関わることですので、しっかりとした確実な対応をお願いしたいものです。

 車内清掃が終了し、いよいよ乗車です。そして「こまち」9号は東京駅を出発しました。途中の盛岡までの停車駅は上野、大宮、仙台で、盛岡から先は新幹線各駅に停車します。ここで、今回乗車したE6系グリーン車の車内を紹介したいと思います。

 E6系グリーン車は、普通車と同様に2+2の座席配置が基本となっていますが、グリーン車だけのことはあって座席は革製で、足元にはレッグレストがあり手元の操作で高さを調節することができます。もちろんスライド式の背面テーブルを備えており、座席を仕切る肘掛け部分にはモバイルコンセントも用意されています。

 僕は今回、車内で最もデッキ寄りにある6番D席を選びました。他の列は2+2の座席配置であるのに対し、6列目は車椅子対応用の座席と出入口付近のスペース確保のため、A席とD席のみの1+1配置となっています。この座席であれば、例え車内が満席に近い状態になったとしても、相席になることはないので、おひとり様にはもってこいの座席です。

 グリーン車の客室内は、ドア部や肘掛けが木目調で、座席も濃いグレー系統の色が使われているため、シックで落ち着きのある空間となっており、上質で高級感があります。座り心地もよく、自然な体勢で着席することができました。僕としては、肩の部分がちょうどよく座席に包み込まれる感じがして、とても快適でした。東京-秋田間という長距離区間での乗車となりますので、結果としてはグリーン車にしてよかったと思います。

 そしてグリーン車の乗車率ですが、東京発車時点で乗客は少なく、上野からの乗車もなかったようで、このくらいの乗車率のまま秋田に向かうのかと思いましたが、大宮で多くの方がグリーン車に乗車されました。意外だったのは、仙台で下車された方が数名いらっしゃったことです。仙台や盛岡までであれば、わざわざ「こまち」号を選ばなくても「はやぶさ」号に乗車できますし、グリーン車を利用するのであれば、E5系の方が座席幅も広くゆとりがあると思うのですが、あえて「こまち」号のグリーン車を選ばれる方がいらっしゃるんですね。ちなみに、東京ー盛岡間や仙台ー盛岡間で普通車指定席を利用するのであれば、「はやぶさ」号に「新幹線eチケット(トクだ値)」の設定があり、オトクに乗車できます。

 盛岡駅では、ここまで併結運転されてきた「はやぶさ」号と「こまち」号が切り離されて、「はやぶさ」号は引き続き新青森まで東北新幹線を走行し、「こまち」号は田沢湖線に入ります。ホーム上から切り離し作業を見てみようかと思いましたが、考えてみると「こまち」号が先に発車するため、ホーム上から切り離し作業を見ていては乗り遅れてしまいますね😓

 盛岡から先は、雫石、田沢湖、角館、大曲の順に新幹線各駅に停車していきますが、これらの駅以外でも、上り列車との行き違いのために途中停車します。先ほどまでは新幹線区間を走行していたのに、いつの間にやらローカル路線に切り替わった感じがして何とも不思議でした。田沢湖駅ではグリーン車から4人が下車されましたが、旅行客のようでしたので、これから田沢湖観光をされるんでしょうね。秋田県内には、田沢湖のほかにも武家屋敷が立ち並ぶ角館、花火大会で知られる大曲、なまはげ👹で有名な男鹿半島などがありますので、ゆっくりと観光で訪れるのもいいですね(乗り鉄ばかりの僕が言うのも何ですが…)。

秋田駅11番線と12番線に停車するE6系秋田駅 2025/6/6

 東京駅で乗車して約4時間、「こまち」9号は終点の秋田駅に到着しました。気分的には、新幹線と在来線特急の両方に乗車したようで、あっという間の4時間でした。東京駅では、ホーム柵やフェンスなどがあり、先頭車両をうまく撮影することができなかったため、秋田駅下車後にゆっくりと撮影しました。ちょうど隣りに発車直前の上り列車が停車していたので、2つのE6系がホーム両側に停車している光景を見ることができました。ロングノーズの先頭形状と鮮やかな茜色のカラーリングは、やはりかっこいいですね。

 

秋田比内地鶏やで親子丼のランチ

 秋田駅では、一旦、途中下車をします。改札前には、秋田竿燈まつりをイメージした提灯🏮やなまはげ👹の面が飾られており、びっくりするほど大きな秋田犬🐕️も出迎えてくれました。これは、誰が見ても秋田駅って感じですよね。

 今日は早い時間の新幹線に乗車するため、朝4時50分に起床しました。それから慌ただしく朝食をいただき、身支度を整えて最寄り駅に向かったので、実は「こまち」号の車内でもちょっとお腹がグーッと音をたてていました🤤 次に乗車する「リゾートしらかみ」号の発車まで1時間くらいあるので、この時間を利用して、ちょっと遅めの昼食をいただくことにします。

 せっかくの機会なので、地元の名物をいただきたいのですが、秋田の名物と言えば何でしょうか? 真っ先に思いつくのは「きりたんぽ鍋」です。僕はまだ食べたことがありませんが、時期的にアツアツ🥵の鍋物は避けたいところです。次に思いついたのは、秋田を代表するたくあん漬けの「いぶりがっこ」ですが、これは昼食のメインとしていただくものではなさそうです。さらに調べてみると、秋田には「比内地鶏」という全国的にも有名な銘柄鶏があることが分かりました。秋田駅直結の商業施設(トピコ)の中に、比内地鶏を使用した親子丼などを提供している飲食店があるようなので、今回はここに決めました。

 トピコ3階の飲食店フロアにある「秋田比内地鶏や」さんです。平日のしかも午後1時過ぎとあって、待つことなくすぐに入店できました。メニューを見ると、親子丼やきりたんぽ鍋、田沢湖冷麺などがありましたが、ここはやはり「比内地鶏」ということで、看板メニューの親子丼を注文しました。

 親子丼にも種類があり、究極親子丼と極上親子丼というものがありました。どのような違いがあるのか分かりませんでしたが、究極ならば美味しいに決まっているだろうと思い、究極親子丼を選びました。実際に提供されたのは、上の写真のとおりです。いつものように食レポはありませんが、これは本当に美味しいです💯。こんなに美味しい親子丼を食べたのは初めてです。スーパーで購入する鶏肉とは別物と言った感じで、しっかりとした肉質で弾力があります。卵も濃厚な味わいで、いい出汁の相まって確かに究極の親子丼の名に恥じぬ逸品でした。もちろん完食です。ちなみに親子丼は大・中・小から自分の好みで分量を選ぶことができるようになっており、田沢湖冷麺とセットになったものもありました。香の物としていぶりがっこが添えられていたのも嬉しかったです😋。

 

秋田駅からリゾートしらかみ青池編成に乗車

 駅ビル内での昼食を終えて、再び改札内に入ります。先ほど新幹線を下車して改札を出たときには気付きませんでしたが、自動改札のうち向かって右が新幹線用、左が在来線用に使い分けられているんですね。

 僕が乗車する「リゾートしらかみ」は2番線から発車しますので、早速ホームに向かいます。

 発車まではまだ時間がありますが、列車はすでに入線しており、車内清掃が行われていました。その時間を利用し、向かい側のホームに渡って編成全体を撮影しました。

リゾートしらかみで使用されているHB-E300系:秋田駅 2025/6/6

 これから乗車する「リゾートしらかみ」青池編成のHB-E300系です。「リゾートしらかみ」用の車両には3つの種類があり、HB-E300系の橅編成と青池編成、それにキハ48形気動車のくまげら編成です。HB-E300系の2編成はいずれもハイブリッドシステムの新造車両ですが、くまげら編成はキハ48形気動車からの改造車両となっており、外観がHB-E300系の編成とは異なっています。僕は2019年8月の乗り鉄旅で、橅編成に乗車していますが、青池編成は今回が初めての乗車となります。

len-railway.hatenablog.jp

 それではここで、「リゾートしらかみ」について、簡単に紹介したいと思います。
 「リゾートしらかみ」は、前身である「ノスタルジックビュートレイン」の運行終了に伴い、1997年に運行を開始しました。風光明媚な五能線を走る観光列車として注目を集め、今ではJR東日本の「のってたのしい列車」を代表する人気列車となっています。最近は、日本各地で様々な観光列車が運行されていますが、そのほとんどは運転日が土休日に限られ、運転本数も1日当たり1往復の列車が多い中、「リゾートしらかみ」は冬季を除いてほぼ毎日運転されており、しかも長距離運用にもかかわらず、1日当たり最大3往復という規模の大きな運行体制となっています。1号から6号までの各便に充当される列車の種類は基本的に決まっており、現在は2号と5号が青池編成となっていますが、車両検査などの都合で別の編成に変更されることもあります。
 そして、今回乗車する「リゾートしらかみ」5号の運行ダイヤは、次のとおりです。

 秋田駅を14時ちょうどに発車した列車は、しばらく奥羽本線を走り、東能代駅から進行方向を変えて五能線に入ります。五能線内では、十二湖、ウェスパ椿山、深浦、鰺ケ沢、五所川原などに停車し、川部駅で再び進行方向を変えて、弘前駅に向かいます。わざわざ川部駅から弘前駅までの間を往復するのは、津軽地方の中心都市である弘前駅で乗降する方の利便性に配慮したものだと思います。列車は再び奥羽本線を走り、新青森に停車し、終着の青森駅には19時37分に到着する、所要時間が5時間30分を超えるロングラン列車となります。

 さて、僕が乗車した「リゾートしらかみ」5号は、定刻通りに秋田駅を出発しました。僕は終点一つ前の新青森駅まで乗車しますが、それでも乗車時間は5時間27分です。以前、東海道本線の東京ー大垣間で運転されていた「ムーンライトながら」号でも、豊橋駅から東京駅までの乗車時間は5時間未満だったので、これと比べても「リゾートしらかみ」の長時間ぶりが分かります。

車内の紹介

 ではここで、青池編成の車内の様子を紹介をしたいと思います。いつもは車内撮影の際、他の乗客の方の迷惑にならないよう、気を遣いながらとなりますが、今日は車内が閑散としているため、時間をかけてゆっくりと自分のペースで撮影することができました。

1号車・3号車・4号車

 1、3、4号車は普通車指定席で、特急形車両のような回転リクライニングシートが2+2配置で並んでいます。僕は、これまで乗車した中でもっとも豪華な設備を持つ快速列車は、すでに引退してしまった485系「リゾートやまどり」の2号車だと思っており、さすがにこれには及ばないものの、一般的な特急形車両の普通車以上にゆとりと快適性のある車内空間となっています。また、側窓も大きく車窓を見やすい構造となっている点もいいですね。

 なお、各号車で客室設備に大きな違いはありませんが、両先頭車である1号車と4号車には、それぞれ運転席後方に展望スペースが設けられており、乗車中は自由にこのスペースを利用することができるようになっています。

2号車

 2号車も普通車指定席ですが、すべてがボックスシートとなっており、コンパートメントのような独立性の高いボックス座席が並んでいます。向かい合ったソファの真ん中には、大型のテーブルが設置されていて、グループでお弁当を広げたりするにはとても便利です。また、ソファの頭上には荷物棚が設置されているので、手荷物をここに収納することができ、座席スペースを広々と利用できます。

 僕は以前の乗り鉄旅で橅編成に乗車した際、通常のリクライニング座席を利用したので、今回はあえてボックス座席を利用してみました。このボックス座席は、ボックス単位ではなく、座席単位で指定券が発売されるため、定員である4人未満でも利用することができます。それはありがたいのですが、混雑時には他の方と相席となる可能性があるため、その点は注意が必要です。今回は平日ということで、乗客は多くなく座席数に余裕があったので、秋田から新青森まで、僕1人でボックス座席を独占してしまいました。これも平日ならではの特権ということで、今回は贅沢な五能線の旅を楽しみたいと思います。

主な停車駅の紹介

 さて、「リゾートしらかみ」には多くの停車駅が設定されていますが、いくつかの駅では比較的長い停車時間が設けられています。まずは、五能線の要衝駅であり、18分間の停車時間が設けられている深浦駅の様子を紹介します。

深浦駅

 五能線は言わずと知れたローカル路線で、そのほとんどは無人駅ですが、深浦駅は1年程前までは「みどりの窓口」の営業がある有人駅でした。島式ホーム1面で2線を有しており、きれいな外観の駅舎もあります。

 「リゾートしらかみ」5号は、この駅で青森から秋田に向かう「リゾートしらかみ」4号と列車交換します。僕が乗車する5号が1番線に停車してしばらくすると、2番線に4号が入線してきました。4号はくまげら編成です。どうしても1日で青池編成とくまげら編成の両方に乗車したければ、深浦駅で乗り換えることで乗車可能です。まあ、あまりいないと思いますが…。深浦駅のホームに降り立った思い出として、駅名標と2編成の「リゾートしらかみ」を撮影しました。

千畳敷

 深浦駅の次に停車するのは、千畳敷駅です。千畳敷駅では15分間の停車時間が設けられています。先ほど停車した深浦駅には駅舎がありましたが、千畳敷駅はいわゆる棒線駅で、ホームとスロープがあるだけの簡素な造りです。

 千畳敷駅は、その名のとおり、ごつごつとした岩が海岸線に沿ってむき出しになった千畳敷海岸の最寄り駅です。「最寄り駅」と表現しましたが、駅のホームを降りて道路を渡れば、すぐ目の前に千畳敷海岸が広がっています。実際に千畳もの広さがあるのかどうかは分かりませんが、江戸時代の地震によって地盤が隆起してできた岩浜は、なかなか見ごたえがあります。

 今日は観光客も少なく、辺りは閑散としていましたが、どうやら夏場には海水浴も楽しめるようです。15分の停車時間を利用して、こうしたちょっとした観光気分が味わえるのはいいですね。ちなみに僕は昔から泳ぎが苦手で、ここ数年はプールにすら行っていません。

車窓からの絶景

 そして停車駅ではありませんが、五能線は車内から眺める車窓も楽しみのひとつです。今日は晴天で、草木🌿の緑と海🌊や空の青がとても鮮やかで気持ちがいい感じです。沿線各所の景色に魅了されながら、徐行運転される区間で写真撮影も楽しみましたが、夢中になり過ぎて、ここがどこの風景だったのか忘れてしまいました🤔。車内から撮影したものでガラスの反射もありますが、思い出のひとつとして紹介させてもらいます。

 その後、列車は五能線の終端である川部駅に停車し、弘前駅を経由して青森を目指します。上の写真は川部駅停車中に撮影したものです。次の弘前駅で下車される方は何人かいらっしゃいましたが、さすがに弘前駅から「リゾートしらかみ」に乗車する方はいないようです。

 秋田駅を発車して5時間27分、「リゾートしらかみ」は新青森駅に到着しました。終点の青森まで乗車される方も多いと思いますが、新幹線に乗り換えるにはこちらの新青森駅を利用する方が便利です。僕も明日の朝、新幹線を利用するということで、青森駅ではなく新青森駅までとしました。ちなみに新青森ー青森間には、特急列車の普通車自由席及び全車指定席で運転する普通・快速列車の普通車指定席の空席を乗車券のみで利用することができる特例があります。そのため、新青森からは学校帰りの高校生たちが乗車されていました。

 さて、久しぶりに「リゾートしらかみ」に乗車しましたが、予想していたとおり、かなりの乗りごたえがありました。以前に乗車した1号でも、今回と同じ区間(秋田→新青森間)で乗車しましたが、今回乗車した5号は新青森到着が午後7時を過ぎており、辺りも薄暗くなっていたので、より長時間乗車したような気分です。以前の乗車では千畳敷海岸に立ち寄ることができませんでしたが、今回は見学ができてよかったです。

 また座席は、先にお話ししたとおり、ボックス座席を利用しましたが、実はこの座席、フルフラットに転換することができる機能を備えています。僕も試しに乗車途中にフルフラットにしてみましたが、脚を伸ばせてとても楽です。まるで自宅のリビングで寛いでいるかのような感じです。何なら、ウエストエクスプレス銀河のクシェットのように寝転がることだってできますが、さすがにそれはみっともないので、止めておきました。

 新青森駅の在来線改札口です。この時間になると、あまり人はいませんね。自由通路を通って今日宿泊するホテルに向かいます。通路には、青森らしいねぶたの飾り付けがありました。

 今回の乗り鉄旅は、ここ新青森で1日目が終了です。東口から駅の外に出ると、ガラス張り駅舎がとてもお洒落で、明るく幻想的です。今日は長距離移動でさすがに疲れてきたので、このままホテル直行です。お腹も空いてきたので、早く夕食をいただいて、お風呂に入って休むことにします。ここで記事は一区切りとし、明日の乗り鉄旅は次回の記事で紹介します。

>>(2)に続く