フルーツの王様と言えば、やはりメロン🍈ですよね。一口にメロンと言っても、プリンスメロン、エリザベスメロン、アンデスメロンなど種類は様々ですが、メロンの中で頂点に立つのはやはりマスクメロンだと言っていいでしょう。マスクメロンのうち、静岡県の袋井市周辺で生産されるものは「クラウンメロン」と呼ばれており、食感や甘さ、上質な香りはもちろんのこと、見た目にも美しい高級メロンとして知られています。等級など違いによる価格差はあると思いますが、他のメロンよりも高価で、なかなか普段の生活の中で口にする機会はありません。ちなみに僕はフルーツの中でもメロンは大好きで、ジュースも菓子パンもキャンデーでも、何でもメロン味がお気に入りです。
そんなメロン好きな僕ですが、今回、袋井市で開催されるクラウンメロン品評会の公開見学に参加することになりました。参加といっても、出品したり審査したりするのではなく(当たり前)、EXサービス旅先予約・EX旅パックの会員向けバスツアーを利用して見学させてもらうというものです。これまで農作物の品評会など見学したことはありませんので、どんなものなのか興味深々です。さらに今回のツアーでは、クラウンメロンの試食もあり、受賞したメロンをいただくこともできます。これはもう、メロン好きにはたまりません😋
この品評会は、袋井市内にある農協の支所で開催されますが、今回のバスツアーでは、同じ袋井市内にある法多山尊永寺にも立ち寄ります。法多山尊永寺は厄除け観音として知られています。また、境内にあるお茶屋でいただく厄除だんごも名物となっています。僕は子供の頃、両親に連れられて法多山を訪れたことが何度かあり、大人になってからも厄除祈願で参拝していますが、法多山を訪れた際には、必ずと言っていいほど、この厄除だんごを購入しています。参拝を終えた後にお茶屋さんで2くし分のおだんごをいただき、お土産用も購入するのが定番です。今回は、久しぶりに法多山尊永寺を訪れるということで、この厄除だんご🍡をいただくことも楽しみの一つです。ちょっとしたグルメ旅のような心持ちですが、そんな乗り鉄旅を楽しんできましたので、紹介したいと思います。
豊橋駅から東海道本線に乗車
今回利用するのは、先に紹介したとおり、EXサービス旅先予約・EX旅パックの商品なので、現地までは各自で移動することになります。掛川駅発着のため、僕の場合は、豊橋-掛川間を往復することになりますが、往復とも同じでは乗り鉄的に面白みがないので、往路は東海道本線、復路は東海道新幹線を利用することにしました。ちなみに前回の清水までの往復乗り鉄旅では、「休日乗り放題きっぷ」を利用しましたが、今日は平日なので利用できませんし、そもそも豊橋-掛川間の往復では、普通乗車券の方が安価です。
豊橋駅にやってきました。最近は、5月中旬とは思えないほど暑い日が続くことがありますが、一方で週末など雨の日も多く、早くも梅雨のような気配です。せっかくの旅行なので、理想を言えば、青空がきれいな晴れ☀がいいのですが、あいにくの曇り空☁️です。何とか雨が降らないことを祈るばかりです。

乗車するのは、9時48分発の普通浜松行きですが、早めにホームに着いたので、まだ列車は入線していませんでした。入線までの間、8番線側から駅構内を眺めていると、新幹線ホームとして使用されている11番線までの間に、複数の線路が敷設されており、さらに短く屋根もないホームのようなものが見えます。

これは、現在の天竜浜名湖鉄道が第三セクター化される前、国鉄二俣線だった時代の名残りで、当時は一部の列車が新所原から東海道本線に乗り入れて、豊橋まで直通していました。8番線と11番線との間にある短いホームの正体は、二俣線に直通する気動車のため使用されていたものです。当時は9番線・10番線として案内されていたのでしょうかね。こうした乗り入れが廃止されてから年月は経っていますが、ホームは取り壊されることなく、橋上通路とを結ぶ階段も設置されています。近年、旅客用に使用されたことはないと思うのですが、どういう目的で存置されているのでしょうか? 気になるところです。

そんなことを考えているうちに、乗車する列車が入線してきました。安定の313系です。まあ、ホーム上の発車標で3両編成と案内されていたので、少なくとも315系ではないことは分かっていました。平日ですが、通勤・通学のピーク時間帯を過ぎているため、車内も比較的空いており、余裕で着席することができました。
乗車した普通列車浜松行きは、定刻どおりに浜松駅の1番線に到着しました。ここで普通熱海行きに乗り換えます。乗り換え時間はわずかですが、列車はすでに対面の2番線に停車しているため、乗り換えもスムーズです。ここから乗車するのは、久しぶりの313系8000番台です。僕が乗客した際、すでに窓側座席が埋まっており、相席となる通路側に空席があるといった状況でした。僕のお気に入りのコンパートメントメント座席もすでに別の方が利用していましたので、相席で通路側の座席に着席しました。

浜松から掛川までは約30分です。もう少し時間がかかるかなと思い込んでいましたが、考えてみると当新幹線で一区間なんですよね。浜松駅では、313系8000番台を撮影する時間がありませんでしたので、掛川駅で下車した後、上の写真を撮影しました。豊橋から掛川までは1時間強で、僕のような乗り鉄ではない方(非鉄の方)であっても、新幹線ではなく在来線を利用される方が多いのではないでしょうか。
ふじの坊 㐂膳でランチ
掛川駅で下車し、改札を出ます。これまで掛川駅を利用したことは数回しかないのですが、それはすべて北口側で、南口を利用したのは初めてです。北口は、新幹線停車駅としては珍しい木造駅舎ですが、南口は、よく見かける地方の主要駅といった造りです。豊橋もそうでしたが、こちらもどんよりとした曇り空☁️が広がっています。

今回のバスツアーの出発時間は12時なので、少し早いですが、掛川駅で昼食を済ませておくことにします。事前に駅周辺の飲食店を調べたところ、駅の南口にランチ営業している居酒屋さんがあり、メニューも充実しているようだったので、このお店で昼食をいただくことにしました。ふじの坊 㐂膳さんです。

静岡ということで、海鮮系🐟️のメニューが充実しているようです。僕は5日に行った清水でトロ三昧定食をいただいたばかりなので、今回は海鮮系以外のものから選ぶことにしました。お店の出入口付近を見ると、どうやら、地元掛川の深蒸し茶を使用した茶そばがイチオシのようです。ならばということで、掛川深蒸し茶そば天ざるを注文しました。

こちらが、提供された掛川深蒸し茶そば天ざるです。茶碗蒸しと香物付きです。お蕎麦は思っていた以上に濃い色で、これが深蒸しということでしょうか。食べてみると、確かにしっかりとお茶の味がしますが、お蕎麦の風味もしっかりと残っており、美味しいです。天ぷらは大葉やカボチャ、エビ🍤といった一般的なネタですが、静岡らしく、黒はんぺんの天ぷらがありました。練りものをネタにした天ぷらは初めてです。ちなみに、天つゆに大根おろしを入れようとしたところ、シャーベット状に凍っており、天つゆの中でも溶け切らなかったのはご愛嬌です😅
法多山尊永寺を参拝
掛川駅前の集合場所からツアー用のバス🚌に乗車し、法多山尊永寺に向かいます。平日開催のツアーということで、参加者は15名くらいです。こうした募集型企画旅行では、一般的に最少催行人員というものが設定されており、これを下回った場合はツアー自体が中止となると思うのですが、今回は15人くらいの人数でも実施されるんですね。そのおかげでバス車内は余裕があり、とてもゆったりできます。さらに僕の指定された座席は後方の非常ドア付近で、前の座席との間隔が広く、脚も伸ばせて快適です😄

法多山では、仁王門と言われる山門を通って境内に入り、そのまま真っすぐ進みます。参道は、以前は砂利道だったような気がしますが、今では歩きやすい石畳となっていました。参道は多くの木々に囲まれており、新緑に包まれて実に爽快です。


添乗員さんの案内で途中のだんご茶屋まで行き、ここで約70分間の自由時間となりました。ここから本堂まではまだ距離があり、長い階段を登らなければなりませんが、せっかくの機会なので時間をかけてゆっくりと行ってみることにしたしました。

法多山尊永寺は遠州の古刹の一つとされていますが、同じ袋井市内にある萬松山可睡斎と医王山油山寺とあわせて遠州三山と呼ばれています。その遠州三山では5月24日から8月31日までの期間、風鈴まつり🎐が開催され、各寺の境内にそれぞれ特色のある風鈴が飾られているそうです。今日は23日で、まだ風鈴まつり開催前ですが、すでに飾り付けが行なわれ、涼しげな音色を奏でていました。
さて、ここから本堂までは階段が続きます。今回のツアーには年配の方も何人か参加されていましたが、階段を登り切る自信がないということで、本堂には参拝しない方もいるようです。確かに途中で引き返すにしても、楽ではありませんからね。

やっと階段を登り切ったところで、手水舎があります。ここにも風鈴が飾り付けられており、手水鉢にはきれいな花が置かれています。ここで手や口を清めて本堂をお参りします。

こちらが法多山尊永寺の本堂です。今日は平日なので、参拝している方は少ないですね。僕が以前に本堂を訪れた際には、厄除け祈願をされる方で賑わっていました。ちなみに本堂から続く渡り廊下にも、多くの風鈴が吊るされています。ガラス製の風鈴は、見た目にも涼しげですね。


本堂での参拝を終えて階段を下ります。上りとは別の道で下りましたが、ここでも新緑の木々が美しく、特に青モミジがきれいでした。

階段を下ったところに、ちょうどだんご茶屋があるので、ここで休憩します。今回は事前に添乗員さんから厄除だんごの引き換えチケットを受け取っていたので、ここで厄除だんごとお茶をいただくことにしました。


店内でいただくこともできますし、景色を眺めながら外でいただくこともできます。同じおだんごを食べるにも、屋外だと何だか美味しく感じるのは僕だけでしょうか。このだんごは、昔から変わらぬ味で、いつ食べても美味しいです。今回は茶屋にある屋外のベンチでいただきましたが、店舗の前にあるステージの広場でいただくのもよさそうです。この時期ならではの演出でしょうか、雨傘が飾りつるされていました。


厄除だんごをいただき、そろそろ時間になったのでバスに戻りました。久しぶりに法多山尊永寺を参拝でき、また、写真撮影も楽しめたのでよかったです。
クラウンメロン品評会を見学
次に向かうのは、本日のメインであるクラウンメロン品評会の会場です。場所は、静岡県温室農業協同組合 クラウンメロン支所で、その名のとおり、クラウンメロンの取扱いに特化した農協の施設です。建物の一部がメロン形となっており、奥にはメロン色の社用車も停車していました。

今日は品評会が開催されているということで、看板が設置されていましたが、撮影し忘れました。代わりに、建物入口にあったメロンのオブジェを紹介します。

今回のツアーでは、主に、メロン農場の見学、品評会の見学、ツアー用に用意いただいたクラウンメロンと品評会での受賞メロンの試食が予定されています。到着早々、支所長さんから挨拶いただいた後、2グループに分かれて、まずはメロン農場を見学します。

クラウンメロンは各農家さんで生産されていますが、この農協支所にもメロンを栽培している温室があります。発芽直後の苗木から収穫直前のものまで、段階に応じた成長の様子をメロン生産者の方の案内により見学しました。





黄色い花や実になったばかりメロンなど、普段はなかなか目にすることができない栽培の様子を知ることができました。大人の社会科見学といった感じで、とても楽しかったです。今の季節はまだいいですが、これから先、真夏になると温室内は50度くらいになることもあるそうで、生産農家さんは過酷な環境下で、丹精込めてメロン栽培に取り組まれていることをあらためて感じたところです。

メロン栽培の見学を終えたところで、いよいよ試食タイム😋です。品評会終了後には受賞メロンをいただきますが、その前に、ちょうど食べ頃を迎えたクラウンメロン2切れをいただきます。さすがはクラウンメロン、カットされても美しい見た目です。そして口に運ぶと、とろっとした上品な甘みがいっぱいに広がり、もう最高の瞬間です。これは間違いなく永遠に食べ続けられますね。おそらく丸ごと1玉分も余裕でしょう。2玉分でもいけると思います。まあ、そんな機会はないと思いますが…
試食を終えてしばらくすると、2階にある品評会の会場に案内されました。今回は40の生産者さんが自慢のクラウンメロンを出品しており、会場内には多くのメロンが陳列されています。




1つの生産者さんは6玉をセットにして出品しており、そのうち1玉は果肉など中が見えるよう半分にカットされていました。品評会では、メロンの形や網目の美しさといった外観と、果肉の色などによる内容により審査が行われているようです。僕も40あるすべての出品メロンを見て回りましたが、正直言って、どれが優秀なメロンなのか、全く分かりませんでした。

品評会で優秀作品が選ばれ、その後、受賞メロンの試食があります。会場内でも一部のカットされたメロンを試食することができましたが、確かに生産者さんによって微妙に味や香りに違いがあることが分かります。成熟度合いも少し違うようですが、どれもおいしいことに変わりはありません。会場内での試食は早い者勝ちなので、写真を撮影している暇などありません。食べては移動し、いくつかのメロンを食べ比べることができました。
そしてツアー用には、別に受賞メロンの試食が用意されていました。それが上の写真にあるメロンです。2つの生産者のメロンを選んで切り分けていただきました。もう、本当にメロンづくしで幸せです。ごちそうさまでした。

最後に、お土産用のクラウンメロンをいただきました。1週間後くらいが食べ頃ということでしたので、家に帰って来週、食べたいと思います。クラウンメロンの栽培見学、品評会見学、試食とも、印象深いものとなりました。今回のツアーに参加してよかったです。
掛川駅から東海道新幹線に乗車
バスは途中で、観光センターに立ち寄った後、掛川駅に戻ってきました。駅に到着すると、ちょうど数分後に新大阪行きの列車が発車するところだったので、急いで券売機できっぷを購入し、下りホームに向かいました。

乗車するのは、掛川駅17時38分発の「こだま」739号新大阪行きです。ちなみに東海道新幹線の掛川駅は、新富士、三河安城とともに1988年3月に開業した請願駅で、いずれの駅も「こだま」号のみが停車します。

豊橋までは約25分なので自由席にしましたが、平日の下り列車ということで、掛川乗車時点で自由席もかなりの乗車率で、ほぼ満席でした😥 「これは3人掛けの真ん中のB席しかないか…」と思い、1号車の車内を見ると、2人掛けの通路側座席(D席)に空席があったので、なんとかB席は回避できました。自由席の場合、1号車よりも2号車の方が座席数が多く、着席しやすいはずですが、今回乗車した列車について言えば、2号車のデッキには立ち客がいたため、空席はほぼなかったと思います。通勤や通学で新幹線を利用されている方って、本当に多いんですね。
ちなみに浜松で、通路を挟んだ隣の3人掛け座席が空いたので、浜松からは窓側座席(A席)を利用しました。新幹線に乗車したら、やっぱり窓の外の景色を楽しみたいですからね。車窓を眺めるのも束の間、「こだま」号は豊橋駅に約2分遅れで到着し、今回の乗り鉄旅は終了です。
乗車券類の紹介
最後は、いつものとおり乗車券類の紹介です。今回の乗り鉄旅で使用したのは、次の2枚です。どちらも乗車駅の指定席券売機(MV)で購入しました。


左は往路で使用した乗車券です。豊橋駅にはJR全線きっぷうりばが2か所あり、そのうち新幹線改札付近のうりば近くに指定席券売機が並んでいます。一方、在来線改札付近には近距離きっぷの券売機しかありません。まあ、在来線の改札付近で指定席券売機を必要とするのは、特急「伊那路」号の特急券を「えきねっと」や「e5489」で購入した方くらいだと思いますので、在来線改札付近に指定席券売機は不要と判断されたんだと思います。
右は復路で使用した乗車券と自由席特急券の一葉券です。実は掛川→豊橋の自由席特急券を購入する場合、分割しない場合は1,760円で、浜松で分割した場合は870円✕2=1,740円となるため、分割した方が20円安くなります。そのため、分割される方もいらっしゃるかと思いますが、基本は乗車駅から降車駅まで通しで購入することだと思い、僕は分割せずに購入しました。
さて、5月は連続して静岡県内を目的地とする乗り鉄旅となりました。次回はもう少し遠出したいと思い、計画を練っています。これからの時期、どうしても天候が気になってしまいますが、晴れた週末には積極的に外出したいと思う、今日この頃です。