レン鉄★気ままな乗車記

乗り鉄&きっぷ鉄の管理人が、備忘録を兼ねてブログに綴っていきます。

乗り鉄&きっぷ鉄っぽい管理人が、乗り鉄旅行とそこで使用したきっぷを思うがままに記録したブログです。
どうぞ、お付き合いください。
 

「ムーンライトながら」について考える

 僕は子供の頃から鉄道好きで、小中学生時代は同学年の友達を誘ったり誘われたりして、近場の乗り鉄旅をしたりしていました。その後、高校から大学、そして社会人と進むにつれて他のことにも興味が広がり、ほとんど乗り鉄をしてきませんでしたが、数年前にyoutube動画に触発されて再び乗り旅に関心を持つようになり、2016年の夏に初めて青春18きっぷを購入して本格的な乗り鉄旅をスタートさせました。その際、「ムーンライトながら」にも初めて乗車し、以降は、年3回の各シーズンにほぼ1度は利用しています。

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ムーンライトながら号に使用されている185系:東京駅 2019/12/29

 僕の場合、「ムーンライトながら」には豊橋駅から東京駅までの上り列車で乗車することになるため、ちょうど1日分の18きっぷで利用できるというメリットがあります。過去には「ムーンライト信州」「ムーンライトえちご」「ムーンライト九州」など、数々の夜行快速列車が運行されていましたが、歳月を経るごとに次々と廃止され、現在は「ムーンライトながら」だけが辛うじて生き残っているという状況です。こうした希少性に加え、青春18きっぷで利用可能な安価な移動手段として、鉄道ファン以外の一般ユーザーからも高い支持を得ています。そのため、指定席券は発売と同時にほぼ売り切れるほどの人気列車ですが、当日、駅に行ってみると指定席券は全て発売済みと案内されているにも関わらず、実際の乗車率は70%程度という不思議な現象が見られます。

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 もちろん、急な都合で直前に乗車できなくなるなどのケースも考えられることから、乗車率100%ということはあり得ないとしても、70%程度となってしまう理由は実際に乗車してみるとよく理解できます。「ムーンライトながら」の車内では、一部の乗客が2人掛けの席を我が物顔で1人で独占している光景を目にします。隣の席に他の人がこないことを前提としているようで、要は1人でペアとなる2席(A席・B席またはC席・D席)分の指定席券を購入しているものと思われます。そうした行為は裏技でも何でもなく、乗車マナー違反であるとともに、着席していない座席の指定席券は無効となる筈です。しかし、長距離の移動を少しでも快適に過ごそうという魂胆なのか、こうした「2席厨」が必ず存在します。

 こうした2席厨のせいで指定席券を入手できない方も少なからず存在する以上、利用者の良識に頼るだけではなく、何らかの対策も必要ではないかと思います。色々な方法が考えられると思いますが、多額のコストをかけず、また18きっぷの利便性が損なわれることがないよう、例えば、次のような座席指定方法に切り替えるといったことではどうでしょうか?


◆2席分を同時に発券する場合

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◆3席分を同時に発券する場合

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 つまりは、ペア席で発券しないように改めるということです。
 2席厨ではなく、友人同士2名で利用する時にまでペア席が確保できないのはいかがなものか?との意見もあるかと思いますが、2席厨をこのまま放置し続けることによるJR側と良識ある利用者側の多大な損益を考慮すれば、やむを得ない措置ではないかと思います。

 そもそも「ムーンライトながら」に使用されている185系は引退目前で、車両が更新されずに廃止されるのではないかとの噂も耳にします。僕としては、発券に多少の制約がかかろうとも、唯一の夜行快速列車として存続させてもらいたいと願っています。