レン鉄★気ままな乗車記

乗り鉄&きっぷ鉄の管理人が、備忘録を兼ねてブログに綴っていきます。

乗り鉄&きっぷ鉄っぽい管理人が、乗り鉄旅行とそこで使用したきっぷを思うがままに記録したブログです。
どうぞ、お付き合いください。
 

京阪8000系に初乗車

 近年、鉄道会社においては有料着席サービスを積極的に展開しています。首都圏では、古くからJR東日本が朝夕の通勤時間帯を中心に「湘南ライナー」などのライナー運用を行っていますが、最近は大手私鉄も力を入れており、東急の「Qシート」、東武の「TJライナー」、西武の「Sトレイン」、京王の「京王ライナー」、京急の「ウィング・シート」など、各社が多種多様な独自のサービスを展開しています。また、JR東日本グリーン車を組み込んだ普通列車を多数運行しており、混雑区間をリクライニングシートで快適に移動したい乗客のニーズに応えています。指定席ではないものの、広い意味では有料着席サービスの一つと言えるのではないかと思います。

 一方、関西圏においては、南海が特急サザンで座席指定による着席サービスを展開しているものの、少し前まで阪急、阪神、京阪といった大手私鉄では、有料着席サービスを実施していませんでした。こうした中、2017年8月20日に京阪が有料シートとなる「プレミアムカー」を連結した特急の運行を開始し、また、これを追うようにJR西日本でも2019年3月16日から琵琶湖線京都線神戸線の一部の快速列車に「Aシート」という有料座席サービスを開始しました。

 今回は、青春18きっぷで大阪方面への乗り鉄旅に出かけることにしましたが、「Aシート」は運行本数が少なく、都合の合う時間帯で乗車できそうになかったので、京阪の「プレミアムカー」が連結された8000系に乗車すべく、まずは淀屋橋駅に向かいました。乗車区間については、せっかくならということで、終点の出町柳駅までを往復することにしました。

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出町柳駅行きの京阪8000系:淀屋橋駅 2019/12/21

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ダブルデッカーの4号車

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プレミアムカーの6号車

 京阪8000系には大きな特徴が2つあり、まず1つめは4号車に連結されたダブルデッカー車です。座席は転換クロスシートですが、追加料金なしの乗車券のみで利用できる車両としては破格の設備と言えます。そして2つめは、6号車に連結されたプレミアムカーで、500円(区間によっては400円)の追加料金で利用することができます。

 今回は、せっかくなので、往路の淀屋橋から出町柳までをプレミアムカー、復路の出町柳から淀屋橋までをダブルデッカーに乗車することにしました。プレミアムカーを利用するためには、事前にプレミアムカー券を購入する必要があります。僕は、駅の券売機で購入するものと思い込み、しばらく淀屋橋駅の改札付近をうろうろしていましたが、それらしい券売機がありません。駅の案内をよく見ると、どうやら駅員さんのいるカウンターで購入するようで、プレミアムカー券の購入を申し出ると、レシートのような紙を渡されました。

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 これが、プレミアムカーに乗車するためのプレミアムカー券です。というかレシートのようなものです。僕としては、マルス券サイズか、そうでなくてもエドモンソン券サイズの磁気券で発券されると思っていたので、きっぷ鉄的にはちょっとガッカリでした。

 しかし、インターネットを利用したチケットレスによる販売もされていることから、ひょっとすると僕のように駅に来てからチケットを購入する人は少数なのかも知れません。だとすれば、既存の券売機にプレミアムカー発券機能を追加するようなコストはかけないという対応も仕方ないのかも知れません。

 プレミアムカーダブルデッカーの車両にそれぞれ乗車しましたが、前者はアテンダントによる車内サービス付きでゆったりとした快適さがあり、2階席を利用した後者は眺望がよく観光気分を味わうことができました。