レン鉄★気ままな乗車記

乗り鉄&きっぷ鉄の管理人が、備忘録を兼ねてブログに綴っていきます。

乗り鉄&きっぷ鉄っぽい管理人が、乗り鉄旅行とそこで使用したきっぷを思うがままに記録したブログです。
どうぞ、お付き合いください。
 

「北陸おでかけパス」を使った北陸横断乗り鉄旅(2)

 前回の記事からの続きです。

 直江津からは、北陸新幹線開業に伴い第三セクター化された「えちごトキめき鉄道」「あいの風とやま鉄道」「IRいしかわ鉄道」を利用し、一路、金沢を目指します。これら3社の間では相互乗り入れが行われているため、必ずしも各社を跨ぐ際に乗り換えの手間が生じる訳ではありません。僕が直江津から乗車した列車も市振を越えて泊まで直通するものでした。それは便利なのですが、直江津から結構な乗客がいたにも関わらず、まさかの1両編成での運転だったため、糸魚川までの間は通路やドア付近に立ち客がいるほどの混雑ぶりでした。

 泊で乗り換えた車両は4両編成でしたので、さほどの混雑はありませんでした。ちなみに、ここまで乗車してきた中で、どの会社でも車内検札がありませんでした。ワンマンでの運行もあるため省略せざるを得ないのかも知れませんが、特に青春18きっぷシーズンには、JR線と接続する直江津駅金沢駅から引き続き乗車する方も多いと思います。意図的なキセル乗車でないとしても、結果的に通過利用されてしまうこともあると思います。時折、特別改札を行っているのでしょうか?

 さて、そんなこんなで無事に金沢に到着しました。ここからは七尾線を走る特急「花嫁のれん」に乗車します。正確には、金沢から津幡まではIRいしかわ鉄道線で、そこから先の和倉温泉までが七尾線ということになります。両線とも電化された路線ですが、この「花嫁のれん」はキハ48形気動車を改造した車両です。

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花嫁のれん号に使用されているキハ48形:和倉温泉駅 2019/8/4

 非電化区間がないにも関わらず、なぜキハ48形を種車として改造されたのか、不思議な感じもしますが、輪島塗、加賀友禅、金箔をイメージした豪華絢爛な外観が目を引きます。車内も「和」のテイストで統一されており、クオリティの高い観光列車ですが、気動車のエンジン音が凄まじく、折角の観光案内が聞き取れないのは、改善の余地があると思います。

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 実際に使用した特急券です。津幡ー和倉温泉間の営業キロは59.5kmですが、七尾線はB特急料金で、さらにおトクな特急料金が適用されるため、IRいしかわ鉄道の特急料金分を加算しても、繁忙期で1,570円です。

 ちなみに、花嫁のれん号の座席を「e5489」で予約する場合、シートマップによる座席の選択はできません。半個室風の座席やボックス席、一人掛けの座席などが混在する独特の座席配置をシートマップに反映させることは困難なため、仕方ないと思います。今回は「e5489」で予約しましたので、座席の指定はガチャを引くのと同じです。しかし「e5489」のいいところは、受取前に座席位置の確認ができるところです。「えきねっと」の場合だと、きっぷを受け取るまで座席位置が分かりません。「e5489」と「えきねっと」は、それぞれ一長一短あるので、状況によって使い分けると便利です。

 車内にあった記念乗車証をいただきました。スタンプを押しましたが、インクが薄くなっていたのが残念です。

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 和倉温泉からは普通列車で金沢まで戻り、ここから帰路に着くことになります。北陸本線を西へと走る特急「しらさぎ」に乗車して米原を目指します。「しらさぎ」には名古屋まで直通する列車と米原が終点となる列車とがありますが、僕が乗車するのは米原止まりの方です。どちらしても米原から先は、再び青春18きっぷを使用するので、特急は利用できません。

 以前「しらさぎ」に乗車した時は、683系8000番台を引き当てましたが、今回は681系の付属編成となります。車両側面には、JR西日本JR東海のコーポレートカラーであるブルーとオレンジのラインが引かれ、中京圏と北陸地域を結ぶ列車であることを象徴しています。

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発車を待つ681系:金沢駅 2019/8/4

 個人的に気になるのは、2023年春に予定されている北陸新幹線金沢ー敦賀間の開業による「しらさぎ」号の動向です。敦賀発着の短距離特急となるのか、はたまた役目を終えてしまうのか……。時代の変化に逆らうことはできないかもしれませんが、ブルーとオレンジの2本のラインが引かれた特急形車両が一日でも長く活躍してくれることを祈るばかりです。

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 「しらさぎ」の特急券は「えきねっと」で購入しました。JR東日本区間を全く含まないものですが、そうした特急券でもポイントが加算されます。今日の旅行だけで、合計80ポイントが加算されました。