レン鉄★気ままな乗車記

乗り鉄&きっぷ鉄の管理人が、備忘録を兼ねてブログに綴っていきます。

乗り鉄&きっぷ鉄っぽい管理人が、乗り鉄旅行とそこで使用したきっぷを思うがままに記録したブログです。
どうぞ、お付き合いください。
 

信州ワンデーパスで乗り鉄旅(2)

 前回の記事からの続きです。

 「HIGH RAIL 1375」を佐久平で下車し、ここから飯山までは北陸新幹線に乗車します。佐久平での乗り換え時間が7分しかなかったため、乗り遅れることがないかと焦りましたが、全然余裕でした。

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 途中の長野駅あさま号からはくたか号に乗り換えるため、それぞれの列車の乗車時間は20分と10分程度です。ということで自由席を利用しましたが、自由席には相当余裕がありました。飯山駅からは初めて飯山線に乗車し、約1時間30分で目的の十日町駅に到着しました。

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おいこっとに使用されているキハ110系:飯山駅十日町駅 2018/5/26

 十日町から長野までは、再び飯山線を利用しますが、ここではキハ110系気動車の「おいこっと」に乗車しました。外観は、アイボリーとえんじが基本で2両編成のそれぞれの号車で対照的なカラーリングとなっています。車内も民家の襖や障子などをイメージしたものとなっており、のどかな田園風景の中に溶け込むデザインです。

 飯山線千曲川信濃川)沿いを走行する風光明媚な路線ですが、日本有数の豪雪地帯でもあり、冬季には雪崩や除雪作業などで運休することもあるようです。今回の乗車では車窓から新緑を眺めることができ、季節的にはいい時期に乗車することができました。ちなみに車内では、乗客一人一人に野沢菜漬のパックが振る舞われました。

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 いつものように「えきねっと」を利用して指定席券を購入しました。車内は2人掛け席、4人掛けボックス席、ロングシートの3種類があります。「えきねっと」ではシートマップから座席を選択することができないため、どの席になるかはガチャになります。ロングシートになったら大外れで、3人で旅行している友達同士が座っている4人掛けボックス席の中に1人だけ座らされるのも悲惨です。2人掛け席がいいなと思ってドキドキしながら発券してみると、運よく2人掛け席となりました。ただし、A席ということで進行方向とは逆向きの席になってしまうことから、発券したばかりの指定席券を持って近くのみどりの窓口に行き、同じ2人掛け席の向かい側の席が空いていないかどうか尋ねたところ、ちょうど空席とのことだったので、進行方向を向いたB席に変更してもらいました。

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 「おいこっと」の車内にも乗車記念スタンプカードがありました。こちらは珍しい茶色のスタンプです。片面には「おいこっと」の写真が印刷されていますが、絵はがきのようなデザインです。

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ナイトビュー姨捨に使用されているHB-E300系:長野駅 2018/5/26

 長野からそのまま「しなの号」に乗車して名古屋に帰ってもよかったのですが、時刻表で調べると、ちょうど乗車できそうな時間に「ナイトビュー姨捨」が運転されていることを知り、これにも乗車することにしました。車両はHB-E300系で、普段は「リゾートビューふるさと」として使用されている編成です。「リゾートビューふるさと」には以前に大糸線で乗車しましたが、今回は篠ノ井線姨捨までです。

 姨捨駅はスイッチバック方式の珍しい駅で、上り列車は本線横の引上線で一旦停止した後、進行方向を変えて駅に入線します。僕は運転士と車掌が交代するものと思っていたのですが、交代せずにそのまま後進していてビックリしました。まさに電車がそのままバックしているような状態です。

 ちなみに、姨捨駅のホームから見下ろす善光寺平は日本三大車窓の一つと言われており、あの「トランスイート四季島」もここで夜景を見るため、停車することがあるそうです。日が暮れるとまだまだ冷える時期ですが、僕も駅のホームから夜の善光寺平の風景を見ることができました。

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 こちらも「えきねっと」を利用して購入した指定席券です。車両は2両編成で全車指定席ですが、乗車率は50%をやや下回るといった状態でした。夏場になれば、夕涼みがてら乗車するのも楽しいかもしれません。

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 「ナイトビュー姨捨」用のものではありませんが、「リゾートビューふるさと」の乗車記念スタンプカードがありました。列車の写真が印刷されており、「おいこっと」と同じようなデザインです。

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 姨捨からは普通列車で明科まで移動し、明科から「しなの26号」で千種に向かいます。しなの号は夜の下りと朝の上りのごく一部を除き、金山には停車しません。名鉄東海道本線に乗り換え可能な駅なので、もう少し金山停車が増えるとありがたいところです。

 これまで、観光列車の乗り鉄旅には、青春18きっぷを利用することがほとんどでしたが、今回は特急利用も可能な企画乗車券を利用したため、これを最大限に活用して旅行することができました。北陸新幹線E7系(W7系)にも久しぶりに乗車し、いろいろな在来線にも乗車できました。美味しい駅弁にも廻り会えた大満足の旅でした。