レン鉄★気ままな乗車記

乗り鉄&きっぷ鉄の管理人が、備忘録を兼ねてブログに綴っていきます。

乗り鉄&きっぷ鉄っぽい管理人が、乗り鉄旅行とそこで使用したきっぷを思うがままに記録したブログです。
どうぞ、お付き合いください。
 

特急「あずさ」50周年記念スタンプラリーに参加

 2016年10月15日から12月20日までの約2ヶ月間、特急「あずさ」50周年を記念したスタンプラリーが開催されています。東京エリア(新宿、立川、八王子)、山梨エリア(甲府、韮崎、小淵沢)、長野エリア(茅野、上諏訪、下諏訪、岡谷、塩尻、松本)の各駅に、歴代の代表的なあずさ号がデザインされた専用スタンプが設置され、各エリアのスタンプを1つずつ、合計3つのスタンプを集めて応募すると、抽選で「あずさオリジナルグッズ」が当たるというものです。

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 今季も12月10日から、いよいよ青春18きっぷの利用が可能となっています。初日の10日には、北陸本線氷見線乗り鉄旅に出かけたばかりですが、今回は平日に休暇を取得することができたため、早くも青春18きっぷ2回目の乗り鉄旅に行くことにしました。久しぶりに東海道本線で東京まで乗車してみたかったこと、「あずさ」50周年記念のスタンプラリーも気になっていたこと、そしてまだ乗車したことがないE351系の「スーパーあずさ」にも乗車してみたいということで、次のような旅行行程を作成しました。

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 豊橋から新宿までと、甲府から金山までは、すべて在来線の普通と快速だけで移動します。僕の場合、最寄り駅の始発列車に乗車して豊橋に到着するのが6:15過ぎなので、そこから最速で乗り継いで新宿に向かう計画です。新宿からは、今回の乗り鉄旅のメインとなる「スーパーあずさ15号」に乗車して甲府まで行き、そこからいくつかの駅で途中下車しながら中央本線を西へと進んでいきます。

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 豊橋6:25発の浜松行き普通列車は、373系車両が使われており、いわゆる「乗り得列車」です。浜松到着後は、沼津行きの普通列車に乗り換えることになりますが、7:04発の「ホームライナー静岡4号」に乗車することも可能です。僕は普段、沼津行きの普通列車を利用することが多いのですが、今回は少しでも早く新宿に向かうため、「ホームライナー静岡4号」に乗車しました。しかし、浜松での乗り換え時間が4分しかない上、浜松駅のホームにはライナー券が購入できる券売機が設置されていません。一旦、改札を出て券売機で購入する方法もありますが、時間に余裕がないため、場合によっては乗り遅れてしまいます。仕方がないので、ライナー券の事前購入は諦めて、車内精算することにしました。平日朝のライナー運用ということで乗車率はそれなりに高かったですが、途中で席を変更しなから静岡まで着席することができました。

 終点の静岡では、ホームの向かい側に停車中の普通列車に乗り換えて熱海まで行きます。熱海からは先はJR東日本管内となり、乗車する車両もJR東日本のものになります。しかし、熱海からは湘南新宿ラインの列車がないため、途中の小田原で高崎行きに乗り換えます。ちなみに熱海から新宿までは、普通列車グリーン車を利用しました。いつもはホリデー料金780円で利用していますが、今日は平日のため980円です。

 新宿には、予定どおり11:18に到着しました。青春18きっぷを利用して新宿まで移動する場合の最速時間ということになります。

 新宿駅では、先に紹介したスタンプラリーの台紙をいただきました。この台紙には各駅ごとのスタンプを押印することができ、見開きの右下には、オリジナルグッズプレゼント応募用のはがきも付いています。このはがきに東京エリア、山梨エリアそして長野エリアのいずれかの駅のスタンプを1つずつ押印すれば、そのまま応募することができます。

 新宿駅には、みどりの窓口内にスタンプが設置されていました。早速1つ目のスタンプを押印します。デザインされていたのは、あまり見慣れないボンネット型車両でした。僕は昔の車両に詳しくないのですが、181系でしょうか?

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スーパーあずさ号で使用されているE351系新宿駅 2016/12/13

 そして、新宿から甲府までE351系の「スーパーあずさ15号」に乗車しました。この車両は、制御付自然振り子装置を採用し、曲線区間でのスピードアップが図られており、E257系を使用した「あずさ」とは名称が区別されています。他の車両と異なり、振り子装置の作動を考慮した卵形の車体断面形状となっており、裾部が大きく絞られています。また、基本編成(8両)と付属編成(4両)とがあり、連結した際に中間に組み込まれる先頭車両は貫通構造で、また651系に準じた高運転台となっています。白地にグレースパープルの細線とフューチャーバイオレットの太帯で、いわゆる「あずさバイオレット」が目を引きます。

 しかし、登場からすでに20年以上が経過しており、所々に車内設備の経年劣化が見られます。JRの特急の中で数少ない「スーパー~」の愛称を掲げる中央東線のエース車両だけに、ちょっと残念な面もあります。「スーパーあずさ」はそう遠くない将来に後輩のE353系にバトンタッチすることになり、僕がこの先、E351系に乗車する機会はないかもしれません。そういった意味では、今回の乗り鉄旅で乗車できたことは、いい思い出になりそうです。

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 「えきねっと」で予約したトクだ値35の乗車券・特急券の一葉券です。並行する中央高速バスに対抗するため、かなり割引率の高いトクだ値が設定されており、新宿から甲府まで特急料金込みで2,540円という安さです。

 スタンプラリーの方ですが、東京エリアの立川と八王子は諦めました。甲府スーパーあずさを下車した後、早速スタンプを押印します。みどりの窓口内にあったスタンプのインクは赤色で、グレードアップあずさの車体がデザインされていました。さらに、韮崎、小淵沢でもスタンプをゲットし、山梨エリアの3駅はコンプリートできました。

 長野エリアに入り、はじめのスタンプ設置駅である茅野で途中下車です。長野エリアのスタンプは、189系の「あずさ色」がデザインされています。さらに、上諏訪、下諏訪、岡谷と続くのですが、時間の都合で諦め、最後に塩尻で再び押印しました。結果として、東京エリアは1箇所、山梨エリアは全3箇所、長野エリアは2箇所で押印することができました。もちろん、全駅分をコンプリートしたいところですが、そんなに簡単に集められるものではないため、少なくとも各エリアで1箇所の押印ができたことで今回はよしとします。

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 塩尻からは中津川行きに、中津川からは名古屋行きの乗車して金山に向かいます。今回の旅では、豊橋から東海道本線湘南新宿ラインで新宿まで行き、新宿からは中央本線で金山まで戻るという一筆書きルートで移動してみました。乗車時間も相当で、なかなか乗りごたえのある行程でしたが、青春18きっぷを最大限に活かすことができた乗り鉄旅だったと思います。