【前回記事のあらすじ】
昨日は、これまでの念願だった北海道新幹線に初乗車し、終点の新函館北斗まで約4時間の乗り鉄旅を楽しみました。さらに新函館北斗からは、期間限定で函館本線の山線と呼ばれている区間を走る特急ニセコ号に乗車し、ニセコや倶知安など、これまで訪れたことのない沿線の車窓を楽しみながら、終点の札幌に到着しました。夕食に札幌ラーメンをいただき、旅の1日目を終えて駅前のホテルに宿泊しました。
おはようございます。乗り鉄旅の2日目を迎えました。昨日は、特急ニセコ号に乗車中、一部区間で小雨があったものの、全体を通して晴天に恵まれました。天気予報によれば、今日も雨の心配はないようなので、一安心です。まずは一日の始まりということで、朝食をいただくことにします。僕は今回、日本旅行が販売している旅行商品でこのホテルに宿泊しています。朝食付きプランと朝食なしプランを選ぶことができましたが、せっかくなので朝食付きプランとしました。ホテルグレイスリー札幌の朝食は、なかなか充実しているとの評判なので、わくわくしながら1階の朝食場所に向かいました。

ここが朝食場所となっているBONSALUTE CAFE(ボンサルーテ カフェ)です。朝からカフェで食事できるとは、お洒落な感じですね。和洋ビュッフェスタイルで、入店すると店員さんが座席を用意してくれました。



ネットでの評判どおり、種類が豊富で北海道らしいご当地メニューも用意されていました。普段、朝食は少食な僕ですが、店内を何度か回って色々とお皿に盛り付けてしまいました。1番上の写真は、タマゴやソーセージ、サラダなどを盛り付けたものです。盛り付けが下手なのは、いつもどおりです。2番目の写真はこのカフェおすすめの「セルフ海鮮丼」です。いくらやホタテ、サーモンなどの食材を、好きなだけ盛り付けていただくことができます。海鮮好きとして、これは朝からテンションが上がりますね。さらに欲張った僕は、3番目の写真のように、パン🥐やヨーグルト、フルーツなども追加でいただいたので、本当にお腹がいっぱいです。ちなみにドリンクは、北海道ならではの乳酸菌飲料であるソフトカツゲンと、これまたカフェおすすめの「搾りたて生ジュース」をいただきました。生ジュースはパイナップル🍍でしたが、とても濃厚でとても美味しかったです。やはり朝食付きプランを選んでおいて正解でした。この朝食をいただけるだけでも、ホテルグレイスリー札幌に宿泊する価値は十分にあると思います。
お腹も満たされたところで、ホテルをチェックアウトし、札幌駅に向かいます。天気がいいので地上から札幌駅に行きますが、このホテルの建物は札幌駅地下街と直結しており、地下から札幌駅に行くこともできます。ここで今回宿泊したホテルと朝の札幌駅をパシャリ📸


自分でも忘れかけていましたが、今日は月曜日で平日でした。駅前で見かける方々も、観光客だけでなく通勤・通学の方もいらっしゃいました。やはり札幌は賑やかですね。
- 札幌駅から特急北斗に乗車
- 新函館北斗駅からはこだてライナーに乗車
- 函館市内をプチ観光
- 函館駅からはこだてライナーに乗車
- 新函館北斗駅から北海道・東北新幹線に乗車
- 東京駅から東海道新幹線に乗車
- 乗車券類の紹介
札幌駅から特急北斗に乗車
2日目にまず乗車するのは、札幌駅8時43分発の特急北斗6号です。せっかく北海道に来たからには、少しくらい観光も楽しもうと思い、今日は函館市内を散策することにしました。そのため、札幌を後にし、函館に向かいます。


特急北斗は、キハ261系1000番台で運行されています。僕が直近で特急北斗(スーパー北斗)に乗車したのは2019年6月なので、実に6年ぶりの乗車となります。当時は、一部の便にキハ281系が使用されており、僕もキハ281系のスーパー北斗に乗車しました。僕はキハ281系のコバルトブルーの先頭構体が好きだったので、今でも“北斗と言えばキハ281系”という思いがあります。

僕がホームに上がると、すでに特急北斗6号は7番線に入線しており、客扱いも始まっていました。発車までの時間を利用し、ホームからキハ261系1000番台を撮影します。外観としては、他のJR北海道の特急形車両と同じく、ステンレス無塗装がベースになっています。先頭部と出入り口付近が白で、前面から側面にかけて紫と銀の帯が引かれており、前面貫通扉付近は黄色というカラーリングが特徴的です。

ちなみに客室内はこんな感じです。座席自体は、昨日乗車した特急ニセコ号の5000番台と大差はありませんが、肘掛け部分に、モバイルコンセントはなく、インアーム式のテーブルも内蔵されていません。
特急北斗6号は、定刻に札幌を発車しました。目的地は函館になりますが、使用している乗車票の都合上、新函館北斗で途中下車する必要があるため、特急北斗には新函館北斗まで乗車します。特急北斗は、昨日乗車した特急ニセコ号とは異なり、千歳線、室蘭本線を走るため、海線経由と言われています。距離的には山線経由の方が短いようですが、所要時間は海線経由の方が早く、新函館北斗までの乗車時間は約3時間40分で、終着の函館までも4時間を切っています。
特急北斗は、新札幌、南千歳、苫小牧、白老、登別、東室蘭、伊達紋別、洞爺、長万部と停車していきます。僕は長袖のシャツを着て乗車していましたが、途中で暑さを感じて半袖のTシャツ1枚になりました。JR北海道さん、まさかとは思いますが、さすがに暖房が入っていませんよね…。それとも北海道では、これが当たり前なんですかね。

長万部を発車した特急北斗は、函館本線に入って、八雲、森、大沼公園と停車し、12時19分に新函館北斗に到着しました。このまま北海道新幹線に乗り換える方が多くいらっしゃいます。大きなキャリーケースを持っている人も多いので、階段を上がることなく同一平面上で乗り換えられるのは便利ですね。

新函館北斗駅でも、記念に車両を撮影しました。僕はここで途中下車の扱いとしてもらうため、橋上にある改札口に向かいます。
新函館北斗駅からはこだてライナーに乗車
新函館北斗で下車し、ここから別の乗車券を使用して函館駅に向かいます。函館⇔新函館北斗間には、北海道新幹線アクセス列車である「はこだてライナー」が運行されているため、これに乗車します。のりばは「はこだてライナー」専用の1番線です。


車両は733系1000番台で、3両編成での運行です(多客時には2編成を連結した6両で運行されることがあるようです)。札幌から新千歳空港までを結ぶ快速「エアポート」には、uシートと呼ばれる指定席車両がありますが、「はこだてライナー」は全車自由席となっています。函館⇔新函館北斗間での乗車時間はわずかであることから、指定席車両の連結は見送られたんだと思います。専用のヘッドマークが掲げられているのは、うれしいポイントですね。
僕が乗車した「はこだてライナー」は、途中、五稜郭にのみ停車する快速タイプでした。所要時間はたった15分で、同じ区間を走る特急北斗とほぼ同じです。あっという間に函館に到着しました。
函館市内をプチ観光
函館では、約3時間という限られた時間で観光を楽しみたいと思います。ちなみに僕は高校生の頃、家族で函館に来たことがありますが、もう何十年も前のことなので、当時のことはあまりはっきりと記憶にありません。なにはともあれ、まずは駅舎をパシャリ📸

函館と言えば、函館朝市、函館山ロープウェイ、金森赤レンガ倉庫、五稜郭公園、トラピスチヌ修道院など、全国的にも有名な観光スポットがたくさんありますが、当日になってから行き先を決めていては、貴重な時間をロスしてしまうため、あらかじめ訪問先と移動ルートを決めておきました。まずは、函館駅前を13時ちょうどに発車する路線バスに乗車して、函館山に行ってみます。
函館山ロープウェイに乗車
路線バスに揺られること約15分、函館山ロープウェイのりばに到着しました。函館市内には市電もありますが、函館山ロープウェイのりばは最寄りの電停から少し離れているので、路線バスを利用したものです。バス車内からは車窓も楽しむことができたので、ちょうどよかったです。

山麓駅でチケットを購入し、3階にある出発ロビーに行ってみると、何と僕以外に誰もいませんでした😲 函館山は夜景観賞の名所として知られており、日没時間になる頃から一気に混み始めるようで、日中に混雑することはないようです。それでも出発時刻が近づいてくると、乗車される方が何人かお見えになりましたが、それでも全部で7、8人程度です。ゴンドラ🚠は大型で125人乗りですが、定員の1割にも満たない乗客を乗せて山麓駅を出発しました。ゴンドラ内は数人しかいないため、ベンチに着席し、眼下の景色を眺めながらゆったりと乗車することができました。

山麓駅を出発したゴンドラは、約3分で頂上駅に到着します。山頂には、ロープウェイ駅を降りて左側に漁火公園があり、反対の右側には展望台があります。山頂展望台周辺には広場があり、また、放送局の送信用の鉄塔がいくつも建てられていました。



函館山は標高334mとそれほど高い山ではありませんが、函館市街や海の景色を一望でき、天気もいいのでとても気持ちがいいです。夜景も美しいでしょうが、明るい時間帯に眺める風景もいいものです。


展望台は屋内にもあり、また、山頂駅の出発ロビー近くには、函館山山頂から見える夜景の様子がパネルで展示されていました。今回は時間的に夜景を見ることができませんでしたので、夜景を見たつもりになって写真に収めました。
金森赤レンガ倉庫でスイーツタイム
函館山からの展望とロープウェイ乗車を楽しんだ後、次に向かうのは金森赤レンガ倉庫です。函館山と並び、金森赤レンガ倉庫も函館を代表する観光スポットのひとつとなっています。地図を見ると、ロープウェイ山麓駅から徒歩で行けそうな距離だったので、歩いて移動することにしました。少し歩き始めると、目の前に教会⛪️が見えました。聖ヨハネ教会です。さらに二十間坂という急な下り坂を降りて行くと、左手にまた別の教会⛪️が見えました。こちらはカトリック元町教会です。さすがは函館、異国情緒あふれる街ですね。




そう言えば、函館にはラッキーピエロというハンバーガーショップがあり、道南地区に多くの店舗があるようです。僕も道中で何軒か見かけましたが、かなりの人気店らしく、どこも行列になっていました。そんな様子を気に掛けながら歩いて行くと、早くも金森赤レンガ倉庫が見えてきました。


金森赤レンガ倉庫は、明治末期に建造されたレンガ造りの建物群で、現在ではカフェやレストラン、ショッピングモール、イベントホールなどの複合施設として利用されています。エリアごとに「函館ヒストリープラザ」「金森ホール」「金森洋物館」「BAYはこだて」と分かれており、見どころも多そうですが、敷地は広く時間も限られています。ここで恒例のスイーツタイムということで、パティスリー プティ・メルヴィーユというカフェに行ってみることにしました。

店舗の奥には、間近に運河を眺めることができるカフェスペースがあります。ショーケースの中を見てみると、きれいでかわいらしいケーキがいくつも並んでいますが、その中にメロン🍈コンポートがありました。飾り切りをした赤肉メロンとたっぷりのカスタードクリーム、ケーキスポンジを層にした、なんとも贅沢なスイーツで、この時期限定の商品なんだそうです。見た瞬間に心が決まり、このメロンコンポートをいただくことにしました。


運河の見える窓際のテーブル席でいただきます。結構大きめでボリュームもあり、とにかくインパクト大です。容器に見立てたメロンの中に幸せがいっぱい詰まっているような感じがして、食べ始める前から笑顔になれるスイーツです。何だか食べるのがもったいなくて、このまましばらく眺めていたい気分ですが、せっかくなので美味しいうちにいただきました。メロン以外のフルーツもジューシーですし、クリームとの相性も抜群です。ごちそうさまでした。大満足です。

スイーツをいただいた後、ちょっと気になったので、運河の上に架かる橋を渡って隣りの建物にも行ってみました。目の前には船着場があり、ちょうど小型船が停泊していますが、ここを発着して函館湾を一周するベイクルーズがあるんだそうです。函館山から眺める景色もいいですが、海上からは、また違った函館の魅了を発見できそうですね。僕は時間の都合上、そろそろ駅に戻らなければいけませんので、そろそろ駅に向かいます。
函館駅からはこだてライナーに乗車
金森赤レンガ倉庫から歩いて、途中でお土産を購入したりしながら、函館駅に戻ってきました。今回は3時間にも満たない滞在時間でしたが、僕なりに函館市内のプチ観光を楽しむことができました。また次回に訪問する機会があれば、函館朝市での食事や五稜郭公園にも行ってみたいところです。

ここからは、新函館北斗に戻るため、再び「はこだてライナー」に乗車します。あらためて函館駅を見渡すと、頭端式ホームで4面8線を有する大きな駅で、ホームも長いです。かつては青函連絡船に接続し、さらに寝台特急「北斗星」「カシオペア」などの長編成の客車が発着していたころの名残でしょうが、現在ではこうした長大ホームが活躍することはありません。

ちなみに改札内の連絡通路には、函館本線の起点を示す0キロポストの表記がありました。旭川までは450km以上もあるんですね。やはり北海道は広いです。

僕がホームに到着すると、ちょうど「はこだてライナー」が入線してきました。新函館北斗から函館までの区間で乗車した「はこだてライナー」は、途中は五稜郭にだけ停車する快速タイプでしたが、帰路で乗車するのは各駅停車タイプで、前面の表示幕も「普通」となっています。
新函館北斗から乗車した「はこだてライナー」もそうでしたが、函館発の「はこだてライナー」も混雑しています。僕はなんとか着席できましたが、函館発車時点ですでに立ち客もおり、停車するごとに乗客が増えていきました。

新函館北斗駅に到着しました。ホームは一気に人だかりです。こんなに大勢の方が乗車されていたんですね。今日は平日ですが、大きなキャリーケースや荷物を持った観光客であろう方が多いような気がします。僕はこれから新幹線に乗車しますので、階段を上がって新幹線改札口に向かいます。改札階につながる階段でふと横を見ると、ベビーカーを利用されていた家族連れの方が、大きな荷物を担ぎながらベビーカーを折り畳んで階段を上がっていました。大変そうだなと思いましたが、なぜエレベーターではなく階段を利用されるのか、疑問に思いました。筋トレでしょうかね。世の中にはストイックな方がいらっしゃるんですね。
新函館北斗駅から北海道・東北新幹線に乗車
北海道内で予定していた行程をすべて終え、いよいよ本州へと戻ります。今回は1泊2日という限られた時間でしたが、乗り鉄も函館市内での観光も楽しむことができました。今から思えば、もう1泊増やして小樽を観光するのもよかったかなという気もしてきましたが、まあ、ちょっと名残惜しいくらいの方が次の楽しみに繋がるのでいいのかもしれません。ここから「はやぶさ」34号東京行きに乗車するため、改札口を通ります。



僕が乗車する「はやぶさ」号は11番線から発車します。ホームに上がると、発車を待つE5系が停車しています。まだ発車時刻まで余裕があるので、ホームの端に行って先頭車両を撮影しました。安全柵の内側から撮影してもいいのかどうか、よく分からなかったので、外側からにしておきました。復路では、2号車の2人掛け座席の窓側で、しかも最後部の座席が確保できましたので、ここに座ります。後ろに他の乗客がいないので、気兼ねすることなくリクライニングさせて、くつろぐことができるのがいいですね。ちなみにこの日は、どこかの旅行会社の団体ツアー客が2号車の多くの座席を使用していました。僕が着席した最後部座席は、当初は団体用に確保されたもので、事後に開放されたものかもしれません。
新函館北斗を発車した「はやぶさ」号は木古内に停車します。青函トンネルには16時40分くらいに入るとの車内アナウンスがありました。青函トンネル内やその付近は、新幹線車両(標準軌)と在来線車両(狭軌)が同一の線路を走るため、日本では数少ない三線軌条という仕組みになっています。現在、青函トンネル内を走行する在来線車両は貨物列車に限られており、旅客列車は運行されていません(TRAIN SUITE 四季島は運行実績あり)。新幹線の車内にいながら、対向の貨物列車とすれ違う経験ができるのは、全国でも北海道新幹線しかありません。ちなみに青函共用走行区間では、新幹線と在来線が線路を共有しているため、瞬足を誇る「はやぶさ」号も時速160kmまで速度を落として運転されていますが、ゴールデンウイークや年末年始などの一部期間は、北海道新幹線の最高速度である時速260kmで運転されています。青函トンネル内を最高速度で走行する新幹線も乗車してみたいものです。
本州に渡った「はやぶさ」34号は、新青森、盛岡、仙台、大宮、上野の順に停車していきます。新青森まで、僕の隣りの通路側座席は空席でしたが、新青森から乗車されてきました。車内アナウンスによると、盛岡から先はすべての指定席が発売済みとのことです。相席になってちょっと窮屈になってしまいましたが、車内で夕食をいただくことにしました。朝の札幌駅で購入しておいた駅弁です。

その名も「ひぐまの笹寿司」です。ヒグマは日本国内では北海道にしか生息しておらず、そういった意味では北海道らしい名前のお弁当ですが、最近は住宅街へのヒグマの出没が大きな社会問題となっており、あまりいい印象を持たれない人もいるかもしれません。パッケージを開けると、良い香りのする笹の葉に包まれた押し寿司が5つ入っており、それぞれの具材は、タコ煮、サーモン、うにホタテ、ニシン、ずわい蟹と書かれていました。お弁当には割り箸が付いていましたが、ちょっと箸では食べづらいですね。僕は手で持ちながらいただきました。どれも美味しかったです。ごちそうさまでした😋
お弁当をいただいた後、特にすることもなく窓の外を眺めていましたが、外はすでに真っ暗なので、車窓を楽しむこともできません。ちょっとトイレに行きたくなりましたが、隣の通路側座席の方に遠慮してしまい、結局、終点の東京に到着するまで行けませんでした。列車での移動は楽しいのですし、また、窓側座席の方は車窓を眺めやすいという大きな魅力がありまがが、長距離移動中で相席になると、どうしても隣の方の存在が気になってしまいますね。

東京駅に到着しました。始発の新函館北斗から東京まで、乗りごたえがありました。もし贅沢できる機会があれば、次回は是非ともグリーン車で北海道・東北新幹線を完乗したいものです。
東京駅から東海道新幹線に乗車
東京駅では一旦改札を出て、東海道新幹線の八重洲中央北口から再び入場します。遠くからでも青色の標示が目立つため、東海道新幹線の改札口であることがすぐに分かります。ちなみに皆さん、おそらくご存知だと思いますが、JR東日本の管轄である東北新幹線ホームの駅名標は、JR東日本のコーポレートカラーである緑色の帯で表現されていますが、JR東海の管轄である東海道新幹線のホームの駅名標は、オレンジ色の帯になっています。こうした会社ごとの様々な違いを駅中で見つけるのも、鉄道ファンとしては楽しいものです。


東京から豊橋までは、「ひかり」665号に乗車します。この「ひかり」号は豊橋駅に停車するため、途中駅で乗り換える必要はありません。ちなみに「ひかり」665号は、2024年3月のダイヤ改正において、それまで東京21時30分発の「ひかり」が時刻変更され、24分繰り上げて現在の発車時刻に変更されたものです。ちょうどいい時間帯に豊橋駅に停車する「ひかり」号が運行されていて、本当によかったです。

発車番線は14番線です。始発の東京駅から乗車しますので、自由席でも着席できるとは思いましたが、往路と同様、万が一の混雑を避けるために指定席を確保しておきました。

ホーム端から、何とか先頭車両が収まるような画角で写真撮影することができました。隣のホームには、引退が迫っているE3系が停車しています。こうして、N700系とE3系とが並び合う光景を見ることができるのは、もちろん東京駅だけです。車両のサイズもカラーリングも全く異なる両編成ですが、何だか仲のいい友達同士のように見えるのは、僕だけでしょうか。
発車時刻が近づいてきたので乗車します。車内でデザートをいただこうと、先ほどホーム上にある自販機でアイスクリームを購入しておきました。発車早々ではありますが、溶け出さないうちにいただくことにします。アイスの種類は、もちろん“シンカンセンスゴクカタイアイス”で、シンプルにバニラ味にしました。

パッケージを見ると、北海道産生クリーム使用と表記されています。旅の最後に再び、北海道を味わうことができました。このアイス、車内販売で購入すると、スプーンが折れそうな程の固さがありましたが、自販機で購入したものには、そこまでの固さは感じません。むしろ、すぐに食べやすくていいと思うのですが、あの固さを経験できないのは、ちょっと残念な気持ちになってしまいます。

僕は今回、12号車に乗車しましたが、東京駅発車が21時を超えていたため、車内もそれほど混雑していません。ということで、先ほどまで乗車していた「はやぶさ」号でのように、相席になることはありませんでした。東海道新幹線の方が運転本数が多く、しかもすべての列車が16両編成で運転されており、それだけ座席数にも余裕があるのだと思います。東京駅を発車した「ひかり」665号は、品川、新横浜に停車した後、静岡、浜松にも停車して、僕が下車する豊橋に到着しました。豊橋⇔札幌間を2日間で行き来する今回の乗り鉄旅も、これで全行程が終了となります。
乗車券類の紹介
今回の乗り鉄旅で使用した乗車券類を、2日分まとめて紹介したいと思います。




まずは、1日目に、豊橋→東京→新函館北斗→札幌の往路で使用したものです。左上の東海道新幹線のきっぷは、あるJR東海の駅で発券したものですが、他の乗車券類と比べると、かすれが酷いですね。東京から新函館北斗までは、日本旅行の旅行商品の乗車票になります。そして右下の特急ニセコ号のきっぷは、えきねっとの特急トクだ値1(20%割引)で購入したものです。昨年度は、えきねっとで40%割引となるきっぷが発売されていたことから、今年も発売されることを期待していましたが、残念ながら今年は発売されませんでした。


2日目の往路では、札幌から東京まで、日本旅行の旅行商品の乗車票を使用しました。左上の乗車票は、札幌から東京までの乗車券相当のもので、新函館北斗などの駅で途中下車できることが印字されています。右上の乗車票は、特急北斗に乗車するための指定席特急券相当のものです。


そして、新函館北斗と函館間の往復には、別途、札幌駅の指定席券売機で往復乗車券を購入して使用しました。


最後に紹介するのは、新函館北斗から東京まで乗車した「はやぶさ」号の新幹線特急券相当の乗車票と、東京から豊橋まで乗車した「ひかり」号のきっぷです。東海道新幹線は、いつものようにスマートEXで予約・購入しています。ちなみに1日目の昨日は繁忙期でしたが、2日目の今日は通常期ですので、指定席特急券料金に差があります。2日間の乗り鉄旅では、計10枚の乗車券類を使用しました。
今回も、旅の様子をだらだらと書いてしまいました。今この文章を書きながら思い返しても、本当に楽しい旅でした。北海道新幹線に初めて乗車できたことや特急ニセコ号に乗車したことはもちろんのこと、大沼だんごや札幌ラーメン🍜、ホテルでの充実した朝食や函館でのメロンコンポート🍈、そして新幹線の車内でいただいた駅弁など、旅を通じていろいろな食も満喫することができたと思っています。
さて、次回の乗り鉄旅は10月中旬を予定しています。とある臨時特急での旅を楽しむ予定ですので、その際はまた紹介します。