レン鉄★気ままな乗車記

乗り鉄&きっぷ鉄の管理人が、備忘録を兼ねてブログに綴っていきます。

乗り鉄&きっぷ鉄っぽい管理人が、乗り鉄旅行とそこで使用したきっぷを思うがままに記録したブログです。
どうぞ、お付き合いください。
 

2つの観光列車に乗車する愛媛・高知乗り鉄旅(1)

 今年も残すところ、あと1か月くらいになってしまいました。1年という月日が過ぎるのは、本当にあっという間です。ちょっと早いですが、今年を振り返ると、乗り鉄的には充実した1年となったように感じています。3月には1泊2日で九州に行き、博多から別府まで観光列車「かんぱち」に乗車しました。9月には初めて北海道新幹線に乗車して札幌までを往復し、往路では函館本線のうち山線と呼ばれる区間を走る臨時特急「ニセコ」に乗車しました。北は北海道から南は九州・別府まで、近場も含めて全国各地を訪れることができました。しかし、今年になってから、まだ四国は訪れていません。これまでの乗り鉄旅では何度か四国を訪問し、3つの「ものがたり列車」や「ラ・マル・ド・ボァ」、「藍よしのがわトロッコ」などに乗車したことがありますが、まだ予土線を走る「しまんトロッコ」には乗車したことがありません。また、3つの「ものがたり列車にはすべてに乗車していますが、その当時の「伊予灘ものがたり」はキハ47形を改造した快速列車だったため、キハ185系により特急化された現在の「伊予灘ものがたり」には、まだ乗車していません。そこで今回、1泊2日で四国を訪れて、「伊予灘ものがたり」と「しまんトロッコ」に乗車する乗り鉄旅に行ってみることにしました。トロッコ列車に乗車するのであれば、気持ちよく風を感じることができる春や夏が理想的なのですが、なかなか出発のタイミングを決めかねているうちに11月になってしまいました。調べてみると、今季の「しまんトロッコ」の運行期間は11月までとなっており、まだ間に合います。2日間を利用して「伊予灘ものがたり」と「しまんトロッコ」に乗車するよう、今回の乗り鉄旅は次のような行程としました。

◆11月28日(1日目)

◆11月29日(2日目)

 東海道・山陽新幹線で岡山まで行き、岡山から特急「しおかぜ」に乗車します。瀬戸大橋線を渡って四国に入ると、宇多津からそのまま予讃線を西に向かって松山に向かいます。松山から八幡浜までは、今回の乗り鉄旅の目的のひとつである「伊予灘ものがたり」に終点の八幡浜まで乗車します。八幡浜からは宿泊先である宇和島まで特急「宇和海」に乗車し、1日目の旅を終えます。2日目は宇和島からスタートし、ここから予土線を走る「しまんトロッコ」に乗車して窪川に向かいます。そして窪川から高知までは特急「あしずり」に、高知から岡山までは特急「南風」に乗車するというもので、四国管内では5つの特急列車と1つのトロッコ列車に乗車する行程となっています。それでは、今回の旅の様子を紹介していきます。

 

 

名古屋駅から東海道・山陽新幹線に乗車

 さて、今日は金山駅からJR線に乗車して名古屋駅に来ました。名古屋市内発の乗車券を利用する場合、金山駅から乗車しても名古屋までの運賃を別に負担する必要がなく、また、名鉄線からJR線への乗り換えも移動距離が少ないので、金山駅からのJR線利用は何かと便利です。東海道本線に乗車すること約4分、名古屋駅に着きました。

 通路を通って新幹線乗り換え改札に行くと、これから乗車される方やちょうど下車された方が大勢いらっしゃいます。ニュース番組などでは、高市総理の一件で、中国からの訪日客が大きく減少していると報道されていますが、それでも東海道新幹線の需要はそれほど大きな変化はないようです。

 今回乗車するのは「のぞみ」107号の広島行きです。列車番号が示すとおり、山陽新幹線に直通する臨時列車で、新大阪行きの定期列車である「のぞみ」213号に変わって運転される列車です。確か、木・金・土曜日の運転が基本となっているはずですが、なぜか11月は、16日を除くすべての日に運転されています。「のぞみ」号に乗車するのは、6月に鳥取砂丘を訪れた際に姫路から名古屋まで乗車して以来で、約5か月ぶりです。僕は貧乏症なので、「のぞみ」号に乗車するだけでもちょっと贅沢をしているような気分になってしまいます。

東海道新幹線でのぞみ号の運用に就くN700系名古屋駅 2025/11/28

 ホームに到着してしばらくすると、17番線に「のぞみ」号が入線してきました。車両はN700Aです。今日は岡山まで乗車しますので、もちろん指定席を予約しておきました。写真撮影を終えて、早速乗車します。

 僕は3号車に乗車しました。「のぞみ」号は1号車と2号車が自由席で、3号車以降はすべて指定席です。3号車は16両編成の中では端の方の号車なので、他の号車よりも乗客は少ないかなと勝手に想像していましたが、実際にはほぼ満席でした😣 3人掛けの中央座席を含めて、僕の見える範囲に空席は見当たらないくらいです。ビジネス利用が多いのか、金曜日ということで旅行客が多いのか、はっきりとは分かりませんが、大きなキャリーケースを荷棚に載せている方が多くいらっしゃいます。ここまで乗客が多いとは、本当にビックリしました。

 今回僕が乗車した列車の状況だけで判断できるものではありませんが、これだけ多くの需要があるのであれば、今年3月のダイヤ改正に合わせて実施した「のぞみ」号の指定席拡大は、必然的な対応策だったということですね。年末年始やゴールデンウィークなどの多客期に全席指定席とすることにも納得できます。

 名古屋を発車した「のぞみ」号は京都、新大阪の順に停車していきます。新大阪ではまとまった下車があり、山陽新幹線区間に入ると徐々に空席が目立つようになりました。新神戸を過ぎて、次の停車駅である姫路発車時点では、車内は5割に満たないくらいです。やはり東海道新幹線区間での乗客数が圧倒的に多いということを、あらためて実感しました。ちなみに僕は2人掛けの窓側座席で、途中の新大阪までは相席でしたが、その後は岡山まで、通路側座席は空席のままでした。

 

岡山駅から特急しおかぜに乗車

 岡山駅に到着しました。e5489で予約しておいた特急券を発券するため、新幹線を下車してから一旦、改札を出ます。ちなみにe5489で予約した乗車券や特急券JR東海管内で受け取ることができるのは、JR東海エリアを含むものに限定されています。例えば、名古屋→岡山間の乗車券や新幹線特急券は受け取ることができますが、岡山→松山間の乗車券や特急券のみの予約分を発券することはできません。これは、JR西日本が発売している企画乗車券だけでなく、正規運賃や正規料金で購入した乗車券類も同様ですので、利用する際には注意が必要です。(もっともチケットレス特急券のみであれば、そもそも受け取り自体が不要なんですけどね…)

 新幹線改札口付近にある「みどりの受取機」で特急券をまとめて発券し、今度は在来線改札口から再び入場します。改札口付近にある発車標は大型で、表示される列車の本数も多く、圧巻ですね。僕はこれから、松山行きの特急「しおかぜ」7号に乗車します。

 6番線に向かうと、すでに「しおかぜ」7号が停車していました。

しおかぜ号で使用されている8600系:岡山駅 2025/11/28

 特急「しおかぜ」には、JR四国の8000系と8600系の2種類の車両がありますが、今回は事前に調べておいたので、あらかじめ8600系であることは分かっていました。車両は5両編成で、後ろ2両の4・5号車が自由席です。僕は3号車の指定席に乗車しました。欲を言えば、まだ乗車したことがない8600系のグリーン車に乗車してみたいところですが、予算上の都合、普通車指定席になりました。まあ、バースデーきっぷを利用する機会があれば、その時にはグリーン車に乗車したいと思います。

 「しおかぜ」7号は、岡山駅を定刻に発車しました。終点の松山までは214.4kmで、所要時間は約2時間40分です。東海道本線の名古屋ー大阪間は200kmに満たないことを考えると、岡山から松山まで、かなりの距離があることが分かります。ちなみに岡山発車直前に自由席の車内の様子を見たところ、4号車は窓側座席がすべて埋まり7割程度の乗車率で、5号車にはまだ余裕がありました。岡山から乗車するのであれば、発車直前でも窓側座席を確保することはできそうです。

 それではここで、8600系の普通車の客室内を簡単に紹介したいと思います。

 座席は、N700Sに似た背もたれの薄いタイプで、特急形車両として一般的な2+2列配置となっています。号車によってアクセントカラーが異なっており、座席のモケットや乗降用ドアの内側塗装が黄緑色の車両とオレンジ色の車両があります。この2色は車体の外観にも用いられており、8600系のイメージカラーと言えそうです。

 岡山駅を発車後、「しおかぜ」は児島駅に停車します。児島駅JR西日本JR四国の境界駅で、ここで乗務員の方が交代されます。児島駅を出発すると、列車はいよいよ瀬戸大橋区間に入ります。

 やはり瀬戸大橋は絶景ポイントということで、テンションが上がります。思わずパシャパシャ写真を撮影しました。今日は天気がよく海も穏やかで、島々にある木々にも紅葉が見られます。秋らしい瀬戸内海の風景を楽しむことができました。

 瀬戸大橋を渡り切ったところで、四国島内での最初の停車駅である宇多津に到着しました。宇多津駅では、高松駅発の「いしづち」7号と連結するため、約6分間停車します。せっかくなので、ホームに降りて8600系同士の連結シーンを見てみることにしました。まずは、「しおかぜ」の岡山方の貫通扉が開きました。

 しばらくすると、高松方から2両編成の「いしづち」がゆっくりと入線してきました。車両にはすでに幌が付いています。

 「いしづち」がゆっくりと「しおかぜ」に近付き、ガチャンと連結完了です。

 ここからは、岡山駅発の「しおかぜ」7号と高松駅発の「いしづち」7号が併結され、7両編成となります。ちなみに宇多津駅停車中に「しおかぜ」の自由席車両を見ると、4・5号車とも窓側座席はほぼ埋まっており、通路側座席にもあまり空席はなさそうです。途中駅から乗車するのであれば、やはり指定席を確保しておいた方がよさそうですね。

 さて、「しおかぜ」「いしづち」は、予讃線を西へと進みますが、途中、海岸線に沿って走行する区間があり、車窓から雄大な海を眺めることができました。瀬戸大橋から見る海と比べると、その距離が圧倒的に近く、まるで海の上を列車が走っているかのようです。

 予讃線区間での乗車は久しぶりですが、走行中はかなり揺れますね。以前に同じ区間で8000系に乗車した際のことはあまり記憶に残っていませんが、これほど揺れたでしょうか。着席していても、身体が持っていかれそうな感じです。僕は3号車の最後部座席にいたのですが、あまりの激しい揺れに、客室とデッキの間仕切り部分から何やら軋むような音も聞こえてきます。「これ、大丈夫か?」と心配になってしまいましたが、無事に松山駅に到着しました。

 松山駅を訪れたのは、2020年11月以来なので実に5年ぶりです。当時はまだ地上駅でしたが、昨年9月に高架化されたことから、駅の設備全体が新しくキレイです。ここで一旦、途中下車して改札を出てもいいのですが、4番線には、すでに「伊予灘ものがたり」が停車していたため、これに惹かれてそのまま4番線に移動しました。高架化に伴い、松山駅には「だんだん通り」という駅直結の商業施設ができたそうですので、次の機会にはゆっくりと訪れたいと思います。

 

松山駅から特急「伊予灘ものがたり〜八幡浜編〜」に乗車

 さて、松山からは今回の乗り鉄旅のメインのひとつである「伊予灘ものがたり」に乗車します。「伊予灘ものがたり」は、週末や休日を中心に、シーズンによっては今日のような金曜日にも運転されています。運転日には、松山ー伊予大洲間で1往復と、松山ー八幡浜駅間で1往復の計4便が設定され、それぞれの便には、大洲編(伊予大洲行き下り)、双海編(伊予大洲発上り)、八幡浜編(八幡浜行き下り)、道後編(八幡浜発上り)の名称が付けられています。僕が乗車するのは3便目に当たる八幡浜編で、そのダイヤは次のとおりです。

 松山から先、宇和島までを内子線経由で結ぶ特急として「宇和海」があり、この特急列車に乗車すれば、松山ー八幡浜間の所要時間は約1時間ですが、「伊予灘ものがたり」は、伊予長浜経由で約2時間20分かけて結んでいます。途中で乗降できる駅として伊予大洲が設定されていますが、車内で事前予約制の食事をいただく場合には、始発駅から終着駅まで全区間で乗車する必要があります。僕は先代の「伊予灘ものがたり」に乗車した際には、行程の都合上、途中の伊予大洲で下車することになり、車内での食事をいただくことができませんでした。今回は終点の八幡浜まで乗車し、事前予約制の食事も楽しみたいと思います。

 ホーム上の発車標を撮影しましたが、シャッター速度が合っていないようで、文字がほとんど読めませんね😓 気を取り直して、車両を撮影してみます。

伊予灘ものがたり用のキハ185系:松山駅 2025/11/28

 「伊予灘ものがたり」は、特急化に伴い、キハ185系をベースに改造された車両に更新されるとともに、両数が2両から3両になりました。このうち八幡浜方の先頭車両である1号車は、先代に引き続き「茜の章」と名付けられ、伊予灘の夕焼けをイメージした茜色となっています。初代のカラーリングを踏襲していますが、よく見るとメタリック感が加わり、一層華やかなものとなっています。そして中間車の2号車は「黄金の章」、松山方の先頭車両である3号車は「陽華の章」と呼ばれており、柑橘類と太陽をイメージした黄金色となっています。ちなみに3号車は、“フィオーレスイート”という1両まるごとグリーン個室となっており、最大8名まで利用できます。いつかはこうした空間で贅沢な乗り鉄旅を楽しんでみたいものです。

 車両の外観を撮影したところで早速、列車に乗車しました。車内の雰囲気も初代の「伊予灘ものがたり」を引き継いでおり、乗車した当時のことが思い出されます。そんな懐かしい想いに浸っていると、列車は松山駅を発車しました。ホームでは、横断幕を掲げてのお見送りがあります。

車内の紹介

 ではここで、2代目の「伊予灘ものがたり」の車内を紹介したいと思います。まずは、僕が乗車した1号車です。1号車の定員は27名で、海側には1人掛けのカウンター座席が5席と大型テーブルを囲む4人用のボックス座席が12席、そして山側には2人用の対面座席が10席あります。僕はひとり旅なので、気兼ねなく利用できそうな1人用のカウンター座席がよかったのですが、残念ながらすでに完売していました。それでも直前までキャンセル拾いを狙って粘りましたが、結局は確保することができませんでした。ということで、今回は2人用の対面座席です。相席になってしまいますが、座席と座席の間隔が結構広いため、思っていた程に気になることはありません。各座席は濃い緑色で、車両の外観と同じ赤色のクッションが置かれています。

 続いて隣の2号車です。2号車の定員は1号車よりも少ない23名で、海側には1人掛けのカウンター座席が7席と2人用のペア座席が6席、そして山側には2人用の対面座席が10席あります。あれほど粘った1人用のカウンター座席ですが、実際に乗車してみると、2号車には空席がありました。直前にキャンセルされたのかもしれません。「伊予灘ものがたり」の指定券は、「えきねっと」や「e5489」で購入することができないことから、キャンセル拾いは簡単ではありませんが、実に惜しいことをしました。

 車内の座席は1号車のものと同じタイプですが、モケット色が薄い緑色で、置かれているクッションは黄色です。ちなみに5番席は、愛媛県のイメージアップキャラクターである「みきゃん」の指定席になっています。おそらく調整席なんでしょうね。

 3号車は、プライベートな個室空間となっており、“フィオーレスイート”の乗客以外は立ち入ることができません。ちなみに今日の八幡浜編では、この“フィオーレスイート”を利用されている方はいらっしゃらなかったようです。

車内での昼食とデザート

 「伊予灘ものがたり」は、車窓から眺める景色や沿線地域の方のおもてなしが魅力となっていますが、車内でいただく食事も大きな楽しみのひとつです。「伊予灘ものがたり」では、4便ごとに異なる食事が用意されており、僕が乗車する八幡浜編では、松山市にあるレストラン門田のフレンチ〜伊予灘ミニコース〜が提供されます。ちなみにこの食事は事前予約制で、僕はtabiwa by WESTERを利用して購入しておきました。値段は5,500円です。

 最初に提供されたのは、オニオンクリームスープです。

 こちらは冷製料理で、愛媛県真鯛のパイ包み、カキのオイル煮生ハム巻き、ローストビーフ、ナッツとクリームチーズのテリーヌです。さすがはレストランが手掛けるメニューだけあって、どれも凝っています。もちろん味も一流です。

 続いては温製料理で、海老とほうれん草のフランという洋風茶碗蒸しと米粉パンです。車内での食事は、どうしても冷製が中心となりますが、こうした温かい一品があるのはいいですね。

 事前予約制の食事は、コーヒーまたは紅茶が提供されて終了となりますが、せっかくなのでデザートもいただこうと、車内にあったメニューからケーキ🍰とオリジナルカクテル🍹を追加しました。このカクテル、「伊予灘ものがたり」をイメージした茜色と黄金色が見た目にも鮮やかだったので、これは乗車記念に飲んでおきたいと思った次第です。ちなみにこのカクテル、アルコールメニューなのですが、勝手にノンアルコールだと思い込んで注文し、半分くらい飲んだところでやっとアルコール飲料だったことに気付きました😅 まあ、今日は車を運転する予定もないので、よしとします。

灘駅でのおもてなし停車

 ここまで、車窓や食事を満喫してきたところですが、「伊予灘ものがたり」では、ホームから伊予灘を一望できることで有名な下灘駅に降り立つことができます。下灘駅はかつて、日本で一番海に近い駅とされ、映画やドラマの舞台となったり、青春18きっぷのポスターに採用されるなどしており、鉄道ファンのだけでなく、一般の方にも知られた人気スポットとなっています。停車時間を利用して、皆さん思い思いに写真撮影をされていましたので、僕も何枚か撮影してみました。

 また、下灘駅には、乗客以外にも、写真撮影を目当てに駅を訪問した観光客も多くいらっしゃり、発車時には、地元の方と共にお見送りしてくださいました。

大洲城を眺めて松山へ

 「伊予灘ものがたり」は、ダイヤ上の唯一の途中停車駅である伊予大洲駅に到着しました。先代の「伊予灘ものがたり」に乗車した際には、ここ伊予大洲で下車したため、予讃線伊予大洲から先の区間に入るのは、今回が初めてです。「伊予灘ものがたり」の車内は、カウンター席中心の海側座席と、2人掛け対面席の山側座席がありますが、景色を眺める上では、圧倒的に海側座席が有利です。そんな中にあって唯一、山側座席からの方が眺めやすいのが、大洲城🏯です。僕は全くお城に詳しくないため、大洲城についての知識はありませんが、現在の天守は2004年に復元されたもののようです。車内からにはなりますが、列車が徐行してくださったので、なんとか撮影することができました。

 そしてついに、「伊予灘ものがたり」〜八幡浜編〜は、終点の八幡浜駅に到着しました。乗車時間の約2時間20分は本当にあっという間で、車窓や食事に至るまで、そのすべてを楽しむことができました。以前、「伊予灘ものがたり」の魅力を取り上げたテレビ番組を観た際、観光列車の中でも特にリピーターが多いことが紹介されていましたが、確かに納得できます。先代も今回も、どちらも八幡浜編に乗車しましたので、また機会があれば、別の便にも乗車してみたいところです。

 八幡浜駅では、折り返しとなる〜道後編〜の運行に向けて清掃や車内準備が行われていましたので、その停車中に様々な角度から車両を撮影しました。夕焼けに照らされた「伊予灘ものがたり」は、どこか芸術的な感じさえしてきます。ここまで楽しい時間を提供してくれて、ありがとうございました。

 

八幡浜駅から特急宇和海に乗車

 今回は、僕にとって初めての八幡浜駅訪問です。改札の外に出てみようなと思いましたが、列車を撮影したり、トイレに行ったりしているうちに、次に乗車する特急「宇和海」の発車時刻が近付いてきたので、そのまま2番線で待つことにしました。2番線には、僕と同じように八幡浜まで「伊予灘ものがたり」に乗車された方が多くいらっしゃいました。ちなみに多くの方は、16時20分発の松山行き「宇和海」22号に乗車されたようで、八幡浜からそのまま松山まで戻られるようです。松山に戻って、道後温泉で一泊するのも確かに魅力的ですが、僕は明日の朝に宇和島発の列車に乗車するため、このまま予讃線の終着である宇和島に向かいます。宇和島まではそれほど距離もないため、普通列車で移動することも考えましたが、せっかくなら特急に乗車しようということで、「宇和海」に乗車することにしました。

 しばらくすると、僕が乗車する「宇和海」19号が入線してきました。乗車時間が短いため、今回は自由席を利用します。乗車して初めて知ったのですが、八幡浜から宇和島までの間は、車掌さんが乗務せず、ワンマン運転となっているそうです。特急券の検札なしで大丈夫なんでしょうかね。車両は3両編成で、先頭1号車は指定席と自由席、2号車と3号車は自由席となっており、「宇和海」は自由席主体の特急であることが分かります。

 車内はこんな感じです。車両の外観には、紺色と濃ピンク色の鮮やかな色が採用されていますが、客室内はどちらかというと地味目で、オーソドックスな特急形車両といった感じです。ちなみに今回乗車した編成は、1号車が2000系、2・3号車はN2000系でした。僕は3号車に乗車しましたが、乗客は10人強といったところでした。

宇和海で使用されているN2000系宇和島駅 2025/11/28

 約30分の乗車で終点の宇和島に到着しました。時間的にはまだ午後5時を少し過ぎたところですが、今日の乗り鉄旅はここまでです。今日は、旅の出発駅である金山から約680kmくらいの移動でした。まあ、北海道新幹線に乗車した札幌までの乗り鉄旅を思えば短い距離ですが、久しぶりにJR四国の特急列車に乗車し、さらに2代目の「伊予灘ものがたり」では車窓や食事を楽しむことができました。充実した1日となり満足です😄

 

JRホテルクレメント宇和島に宿泊

 さて、今日はここ宇和島で宿泊しますが、僕としては2つの楽しみがあります。まず1つ目は、宇和島駅に直結するJRホテルクレメント宇和島を利用することです。乗り鉄旅の旅先では、駅周辺のビジネスホテルを利用することがほとんどですが、今回は駅直結のホテルです。駅の真上にあるホテルというだけで、鉄ヲタ的にはテンションが上がるというものです。

 宇和島駅兼宿泊するホテルの写真です。駅前には多くのヤシの木🌴があり、南国の雰囲気がありますね。といってもさすがに11月下旬の夕方ですので、ちょっと肌寒いです。

 ホテルにチェックインし、客室で少し休憩したところで夕食にします。宇和島での楽しみの2つ目では夕食で、宇和島の郷土料理である「鯛めし」をいただくことにします。おそらく宇和島市内には「鯛めし」を提供する飲食店がいくつもあるでしょうが、今回は駅近くにある「かどや 本店」さんに決めました。ここは、「アンドロイドのお姉さん」ことSAORIさんが動画の中で利用されていたお店で、SAORIさんのファンである僕としては、宇和島に来たからには訪れないという選択はありません。「かどや 本店」は、ホテルから歩いて3分くらいのところにありました。もう辺りは真っ暗でしたが、店舗の前で記念にパシャリ📸

 入店すると、カウンター席に案内されました。夕食の時間帯だったので、待ちになるかなと心配していましたが、スムーズに入店することができました。いただくのはもちろん「鯛めし」です。小鉢やデザートなどが付いた「彩り鯛づくし膳」というものがあったので、こちらを注文しました。

 こちらが実際に提供された「彩り鯛づくし膳」です。見た目から美味しさが伝わってきますよね。「鯛めし」にはいろいろなタイプがあるようですが、ここでは、生たまごを入れた醤油だれの中に鯛の切身を入れて、これを温かいご飯の上にのせていただきます。僕はこのタイプでいただくのが一番好きです。また宇和島に行くことがあれば、是非ともリピートしたいと思える美味しさでした😋

 さて、食後はホテルに戻って入浴、就寝するのみです。明日2日目の乗り鉄旅に備え、しっかりと身体を休めたいと思います。

>>(2)に続く