レン鉄★気ままな乗車記

乗り鉄&きっぷ鉄の管理人が、備忘録を兼ねてブログに綴っていきます。

乗り鉄&きっぷ鉄っぽい管理人が、乗り鉄旅行とそこで使用したきっぷを思うがままに記録したブログです。
どうぞ、お付き合いください。
 

デジタル日光・足尾ルートパスで栃木・群馬乗り鉄旅

 7月も後半となり、本格的な夏の旅行シーズンとなりました。学生時代は、旅行やイベントなどの予定がなくても、夏休みというだけで心弾むものがありましたが、社会人になると、そうした楽しみもありません。あらためて学生さんが羨ましいと思う今日この頃です。そんな社会人にとってのささやかな楽しみは、やはり“3連休”ですよね。いつもの土日休みに加えて、さらに1日の休日があるだけでテンションがあがります。7月は、第三月曜日が「海の日」になることから、今年のカレンダーでは19日(土)から21日(月)までが3連休となります。僕はすでに前の週くらいからこの3連休を楽しみにしており、どこか乗り鉄旅に行きたいなと思っていたのですが、その数日前から喉を痛めて声が出にくくなり、頻繁に咳が出る症状が続いたため、旅行を見送ることにしました。旅行に行って体調を悪化させては元も子もないですからね。その後もなかなか症状は改善せず、どうしたものかと悩んでいたところ、3連休が終わってしばらくした頃に咳も落ち着いてきたため、次の週末に向けては乗り鉄旅に行こうと計画したという次第です。

 そして肝心の旅行先ですが、いろいろ考えた末、まだ乗車したことがない、わたらせ渓谷鐵道に乗車してみることにしました。わたらせ渓谷鐵道は、渡良瀬川に沿って山あいをゆったりと走る風光明媚な路線で、2つの異なるタイプのトロッコ列車が運行されています。一つはディーゼル機関車が客車を牽引するスタイルの「トロッコわたらせ渓谷号」で、もう一つは自走式の気動車タイプの「トロッコわっしー号」です。ちなみに「わっしー」とは、わたらせ渓谷鐵道のキャラクターである「わ鐵のわっしー」のことで、これをモチーフにデザインされたトロッコ列車となっています。時期によっては、「わたらせ渓谷号」と「わっしー号」の両方が運行されている日もあるようですが、今年の夏季シーズンは「わたらせ渓谷号」のみの運行となっており、今回はこれに乗車するための行程を組み立てました。

 また、「わたらせ渓谷号」には足尾駅から乗車しますが、足尾までの移動には、東武鉄道の「スペーシアX」と日光市営バスを利用します。このうち日光市営バスは1日当たり6本しかなく、さらに足尾駅でのバスからトロッコ列車への乗り換え時間はわずか9分しかありません。つまりバスが10分以上遅れてしまうと、トロッコ列車に乗車できないことになってしまいます。観光シーズンには日光市内が大変混雑して渋滞が発生し、路線バスが大幅に遅延することもあるようなので、果たして予定どおりの行程で乗り鉄旅を終えることができるかどうか、ちょっとハラハラドキドキ💓した旅となりましたので、その様子を紹介したいと思います。

 

 

豊橋駅から東海道新幹線に乗車

 いつものように、豊橋駅から東海道新幹線に乗車します。夏休み期間ということもあってか、朝7時の豊橋駅は、普段の土休日よりも人が多い印象です。皆さん旅行のようですが、どこに行かれる方が多いのでしょうか。僕は7時9分発の「ひかり」632号に乗車します。

 「ひかり」632号には、これまで何度も乗車したことがあり、言ってみれば東京方面に向かう乗り鉄旅での定番となっている列車ですが、今日はいつも以上に乗車される方が多いようです。普段の土日は、豊橋駅からであれば、ほぼ確実に自由席でも着席できるのですが、今日は自由席も相当混雑していそうです。実際に自由席がどのくらい混雑しているのか直接確かめた訳ではありませんが、これから自由席に乗車されるであろうお兄さん🧒2人組が、「指定席にしておけばよかった😞」と嘆いていたところを見ると、仮に着席できても通路側か3人掛けの中央座席で、グループでもバラバラに着席せざるを得ない状況だったのかもしれません。僕はと言えば、今回は旅行商品を利用するため、指定席を確保してあり安心です。

ひかり号の運用に就くN700S:豊橋駅 2025/7/26

 豊橋駅では、久しぶりに16号車側から車両を撮影しました。豊橋駅にはホーム柵やホームドアが設置されておらず、ポジション的にもいい場所から撮影できるのですが、どうしても建物の影がかかってしまいます。乗車するのはN700Sで、今回もSwork車両である7号車を利用することにしました。いつものとおり、数日前にJR東海ツアーズの旅行商品を手配したところ、他の指定席車両には2人掛けの窓側座席(E席)に空席がなかったからです。僕の隣の通路側座席(D席)を予約された方はいらっしゃらなかったようで、終点の東京まで相席になることはありませんでした。

 「ひかり」632号は定刻に東京駅に到着しました。東京駅の新幹線ホームにN700AやN700Sがずらりと並んだ光景を見ると、思わず写真撮影してしまいます。使用している乗車票は東京駅までのものなので、一旦改札を出てから、在来線に乗り換えることにします。

 ここからは「スペーシアX」の始発駅である浅草駅に移動しますが、改札を出たついでに丸の内駅舎を見てきました。いつ見ても壮麗というか気品に溢れており、また、圧倒的な存在感があります。レンガ造りで重厚感があり、ドーム屋根や数々の装飾など、「建築美」を体現した世界に誇れる貴重な鉄道遺産だと思います。丸の内駅舎の中には東京ステーションホテルがあり、中には眼下に駅の改札が見える客室もあるようです。鉄道ファンとして、一度は宿泊してみたいものです。

 再び改札を通り、3・4番線ホームに向かいます。京浜東北線は若干遅延していたようで、山手線の方が先に入線してきたので、これに乗車して神田に向かいます。1区間なのであっという間です。神田からは東京メトロ銀座線に乗り換えて浅草まで移動しました。

 

浅草駅から特急スペーシアXに乗車

 浅草駅を利用するのは久しぶりです。ここから10時ちょうど発の特急スペーシアXに乗車しますが、発車までまだ時間があったので、外に出て駅舎を撮影しました。駅前はとても賑やかです。東京駅とは雰囲気が異なりますが、浅草駅も歴史を感じさせる趣きのある駅舎ですね。一番高い所にある時計は、遠すぎてよく見えません。

 階段を上がって改札を入ると、ちょうどN100系スペーシアXが入線してきました。同じ東武特急でも、100系スペーシア500系リバティで運行される列車には、「けごん」「きぬ」「リバティ会津」などの愛称が付けられていますが、「スペーシアX」で運用される特急には特に愛称がなく、車両の愛称がそのまま列車名となっています。僕がスペーシアXに乗車するのは2回目ですが、前回は鬼怒川温泉駅から乗車しましたので、浅草駅から乗車するのは初めてです。

len-railway.hatenablog.jp

スペーシアXとして運用されているN100系:東武浅草駅 2025/7/26

 外はとにかく暑いので、ひと通り写真撮影したところで早速乗車します。浅草駅はホームが大きくカーブしており、場所によっては車両とホームの間が広く開いている箇所があるため、2号車の乗車口には渡り板が置かれています。僕もいつも以上に足元に気をつけながら乗車しました。そして10時ちょうどになり、「スペーシアX」5号は東武日光駅に向けて出発しました。

 続いて車内の紹介です。スペーシアXには、様々なタイプの客室設備があり、6両編成のうち、1号車はソファ型座席が並ぶコックピットラウンジ、2号車は2+1配置のプレミアムシート、3号車から5号車までは一般的な座席である2+2配置のスタンダードシート(5号車の一部にボックスシートあり)、そして6号車はコンパートメントとコックピットスイートからなる個室車両となっています。前回乗車時には、1号車のコックピットラウンジを利用しましたので、今回は2号車のプレミアムシートに乗車することにしました。

 実は数日前に今回の旅行行程を最終決定し、「スペーシアX」5号の特急券を手配しようとしたのですが、ほぼ満席で、スタンダードシートにごくわずかな空席が残るのみでした。スペーシアXは運行開始からちょうど2年が経過したところですが、まだまだ人気が高いようですね。東武鉄道の「特急券インターネット購入・予約サービス」を利用し、第一希望のプレミアムシートにキャンセルがないがどうかこまめにチェックしていましたが、なかなかキャンセルはないようで、やっと座席が確保できたのは、東京に向かう東海道新幹線の車内でした。本当にギリギリでしたが、諦めずに直前まで粘った甲斐がありました。

 こちらがプレミアムシートの座席です。モケット柄はオレンジ色で、プレミアムの名にふさわしく、リクライニングは電動で、可動式の枕も装備されています。また、近鉄80000系「ひのとり」と同様、座席はバックシェル構造となっており、後の方に気兼ねすることなくリクライング機能を利用できます。また、1人掛け座席も用意されており、ひとり旅で利用する際に相席となる心配がないのも大きなポイントです。

 なお、1号車のコックピットラウンジ内には、「GOEN CAFE」というカフェカウンターがありますが、利用はコックピットラウンジと6号車の個室利用の乗客が優先となり、プレミアムシートやスタンダードシートの乗客は、車内でオンライン整理券を取得した上で、指定された時間に利用することになります。カフェカウンターの利用もスペーシアXの魅力のひとつになっていますので、確実に利用されたい方は、1号車のコックピットラウンジの座席を予約しておくことをおススメします。

 僕は今回、カフェカウンターを利用していません。その代わりと言っては何ですが、10時のおやつタイムということで、東京駅構内の「あんバタ屋」で購入した「あんバタパン」をいただきました。先ほど東京駅をブラブラと歩いていた時、たまたま店舗の前を通りかかり、この「あんバタパン」を買い求める行列が見えたので、僕も並んで買ってみました。上品な餡と後味のいいバターの組み合わせがよかったです。

 「スペーシアX」5号は、浅草駅を出発した後、とうきょうスカイツリー駅に停車し、次にJR常磐線などとの乗り換え駅である北千住駅に停車します。続いて春日部駅に停車しましたが、ちょっと驚いたことに、春日部駅スペーシアXを下車された方がいらっしゃいました。春日部駅は浅草駅から30分くらいで、距離的にも35kmくらいですが、短区間で特急を利用される方もみえるんですね。

 さらに栃木、新鹿沼下今市と停車していき、定刻より数分遅れて東武日光駅に到着しました。どうやら先行列車遅れの影響があったようです。東武日光駅で下車した後、ここまで乗車したスペーシアXを撮影しました。

 改札口に向かって移動すると、別のホームにリバティとスペーシアXが並んで停車していました。こうして見ると、同じ鉄道会社の特急形車両とは思えないほど、全くデザインが異なっています。

 どちらかといえば、僕はリバティよりもスペーシアXの方がカッコいいなと思います。いずれにしても、東武日光駅は特急形車両のオンパレードです。優等列車が全く設定されていないJR日光線日光駅とは、大きな差がありますね。首都圏から日光への鉄道輸送は、東武特急の独り勝ちであることがよく分かります。

 

日光市営バスで足尾へ

 東武日光駅の改札を出ました。三角屋根が特徴的で山小屋風のかわいらしい駅舎です。いつものように記念にパシャリ📸

 ここからは日光市営バスに乗車し、わたらせ渓谷鐡道に乗車するため足尾に向かいます。ちょうど12時くらいになるところだったので、駅前にある飲食店で昼食をいただくことにしました。日光の名産品といえば、やはり「ゆば」ということで、食事処あずまさんで「ゆば御膳」をいただくことにしました。1階はお土産物屋さんで、2階が食事処です。店内は多くの方が食事をされていましたが、ちょうど運よく、待ち時間なしで席に着くことができました。

 こちらが「ゆば御膳」です。定番の刺身ゆばや味付ゆばだけでなく、サラダやお味噌汁にも乾燥ゆばが使われています。ゆばの佃煮という珍しいものもありました。その中でも一番気に入ったのは、ゆばの唐揚げです。これまで食べたことがない食感で衣の味付けも僕好みです。すべて美味しくいただき、ゆば料理を堪能することができました。

 食事を終えて、自宅へのお土産を購入したところで、そろそろバス停に向かいます。駅前には、日光東照宮などに向かうバス乗り場があるのですが、僕が乗車する日光市営バスのバス停がなかなか見つかりません😰 急いでネットで調べてみましたが、どうもよく分かりません。どうしたものかと途方に暮れながら近くの土産物店の店員さんに聞いてみると、どうやら脇道沿いに足尾方面へのバス停があるそうです。教えてもらったとおり行ってみると、確かに日光市営バスのバス停がありました。目立ちにくい場所にあり、これでは見逃してしまいます。まあ、事前にしっかりと調べておかなかった僕が悪いのですが、あまり観光客が利用することを想定していないのかもしれません。

 ほどなくしてバスがやってきましたので乗車しました。愛くるしい感じがする小型バスです。乗客は僕を含めて7人でした。日光東照宮に向かう日光街道が渋滞しないか心配でしたが、流れは順調のようでひと安心です。途中、車窓からは日光のシンボルとも称される朱塗りの神橋も見えました。

 その後もバスはほぼ定刻で走り続け、足尾駅前には約3分遅れで到着しました。わたらせ渓谷鐵道足尾駅は目の前なので、「トロッコわたらせ渓谷号」には十分に間に合います。遅延により今後の行程が崩壊することだけは避けられたため、ひとまずホッとしました😊

 ちなみに同じバスに乗車されていた7人のうち、1人は地元の方のようで途中で下車され、僕の他にもう1人の方も足尾駅から「わたらせ渓谷号」に乗車されるようでした。その他の方は引き続きバスに乗車され、足尾銅山の見学に行かれるのだと思います。また足尾を訪れる機会があれば、足尾銅山観光も楽しんでみたいですね。

 

足尾駅からトロッコわたらせ渓谷号に乗車

 足尾駅では、駅舎に入る前からディーゼル機関車のエンジン音が聞こえてきました。すでに「トロッコわたらせ渓谷号」は準備を整えて発車を待つばかりといった感じです。乗車前、駅舎を撮影しました。いつ頃建てられた駅舎なのか分かりませんが、古き良き昭和の駅といった感じです。駅前の土管ポストが、さらにノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。

 歴史を遡ると、わたらせ渓谷鐡道は国鉄の旧足尾線で、足尾銅山から産出される鉱石輸送のために敷設された路線です。当時の足尾は、銅山を中心とする産業都市で街にも賑わいがあったようですが、銅山の閉山・衰退に伴って足尾線の輸送量は減少し続け、営業係数の悪化により、第3セクターへの転換を余儀なくされました。足尾銅山と運命を共にした鉄道路線であると言えます。

 ここで、「わたらせ渓谷号」の運行ダイヤを紹介します。足尾駅を13時57分に発車した列車は途中、通洞、沢入、神戸、水沼に停車し、終点の大間々には15時37分に到着する、1時間40分の乗り鉄旅となります。わたらせ渓谷鐡道は、桐生駅から間藤駅までを結んでいますが、「わたらせ渓谷号」では牽引機であるDE10型ディーゼル機関車の機回しが必要となるため、その設備がある足尾-大間々間での運行となっています。(ちなみに同じトロッコ列車でも、「トロッコわっしー号」はこうした機回しが不要なため、間藤-桐生の全区間で運転されています。)

 早速ホームに入り、まずは「わたらせ渓谷号」の牽引機であるDE10型ディーゼル機関車を撮影しました。「わたらせ渓谷号」を牽引する機関車には、トロッコ車両と同調となるあかがね色とゴールドに塗装されたDE10-1537号機と、原色のままのDE10-1678号機の2種類がありますが、今日の牽引機は原色の方でした。

ロッコわたらせ渓谷号を牽引するDE10型ディーゼル機関車足尾駅 2025/6/27

 せっかくなので、ゆっくりと客車も撮影したかったのですが、出発時間が迫っていたので、早々にトロッコ車両に乗り込みました。「わたらせ渓谷号」の客車は4両編成となっており、1号車と4号車は窓ガラスの付いた普通車両(12系客車)で、2号車と3号車は窓ガラスのないオープンタイプのトロッコ車両となっています。なお、「わたらせ渓谷号」のうち、大間々発の3号はトロッコ座席の指定がありますが、足尾発の4号はすべて自由席となっており、トロッコ整理券を購入すれば好きな座席を利用することができます。僕は2号車を利用することにしました。

 トロッコ車両の車内はこんな感じです。僕は結構、時間ギリギリになって乗車したのですが、それでも車内はほぼ空席でした。座席位置も選びたい放題で、ゆったりとボックス単位で利用することができました。

 いよいよ足尾駅を発車します。暑い中ではありますが、窓ガラスのない車両は外気を直に感じることができ、走行中には自然と風が車内に入ってきて気持ちがいいです。大きな走行音が車内に響きますが、まあ、これもトロッコ車両の醍醐味ということですね。ただし、車掌さんによる車内放送は全く聞こえません。次の停車駅である通洞駅では、足尾銅山観光を終えたであろう方々がまとまって乗車し、2号車も乗客が少し増えました。

 「わたらせ渓谷号」は、渡良瀬川や山々など自然の風景に包まれた中をゆっくりと走ります。この場面だけを切り取ると、周囲を木々に囲まれており、まるでテーマパークのアトラクションに乗車しているような感じがします。

 一方で、途中には大きな鉄橋や長大なトンネルもあり、様々な景色を見ながらローカル線の旅を満喫することができます。特にトンネル区間では、トロッコ車両の天井にイルミネーションが点灯するといった、乗客を楽しませてくれる演出もありました。

 沢入駅では、間藤行きの普通列車との交換がありました。車両形式はよく分かりませんでしたが、何やら顔写真のようなヘッドマークが取り付けられています。これはどなたなんでしょうか? ホームには、所々にアジサイが花を咲かせており、初夏の雰囲気です。

 神戸駅では、併設されたレストランのスタッフの方による、茹でたじゃがいも🥔や冷やしきゅうり🥒などの立ち売りが行われていました。窓のないトロッコ車両なので、座席に座ったままその場で購入することができます。昭和時代の駅弁の立ち売りスタイルで、ノスタルジー感満載です。

 続く水沼駅は、「駅の天然温泉 水沼の湯」という日帰り温泉施設が併設されています。大露天風呂があり、リラクゼーションスペースも充実しているようなので、一度は利用してみたいと思うのですが、今日は「わたらせ渓谷号」への乗車を優先することにします。ちなみにこの施設、僕がよく動画を視聴するYouTuberのしおねるさんも訪れて、その魅力を発信されています。また、水沼駅でも普通列車との行き違いがありました。

 そして「わたらせ渓谷号」は終着の大間々駅に到着しました。足尾駅では時間の都合上、客車を外から撮影することができなかったので、大間々駅では客車の最後尾から撮影しよう気合を入れていたのですが、ホーム長の関係上、無理でした😭 ということで、可能な範囲で撮影できた写真を紹介します。

 これから東武鉄道に乗り換えるため、この先もわたらせ渓谷鐵道に乗車して、相老駅まで行きます。「わたらせ渓谷号」から連絡する桐生行きの普通列車があるので、これに乗車しました。僕は勝手に、「わたらせ渓谷号」に乗車されていた方の多くは、この桐生行きの普通列車に乗車するのではないかと思っていたのですが、実際にはそうではないようです。では、大間々駅で「わたらせ渓谷号」を下車された方々は、この先どのように移動されるのでしょうかね。

わたらせ渓谷鐵道WKT-500形:大間々駅 2025/6/27

 車両は、第三セクターの鉄道会社などでよく見かけるタイプの気動車で、車内はオールロングシートになっていました。通勤通学時や行楽シーズンの多客期への対応を想定しているということでしょうか。ワンマン運転のようで、路線バスのような整理券発券機や運賃箱もありました。数分乗車したところで相老駅に到着です。

 

相老駅から特急りょうもうに乗車

 ここからは、実質的に帰路となります。相老駅を利用するのは初めてですが、東武鉄道わたらせ渓谷鐵道の共用駅となっており、改札を出ずに乗り換えることができます。乗り換え時には跨線橋を利用してホームを移動しますが、屋根のないタイプのため、高い位置から直接、列車を見下ろすことができます。桐生行きの普通列車は、待ち合わせのため相老駅でしばらく停車するようです。

 東武鉄道のホームに移動して待つこと数分、浅草行きの「りょうもう」が入線してきました。「りょうもう」に乗車するのは約6年ぶりとなります。

りょうもう号で使用されている200系:相老駅 2025/6/27

 「りょうもう」で使用されている200系には、現在、オリジナルカラー車両のほかに、カルピスEXPRESSという白と青を基調としてデザインされた車両、かつての1800系を彷彿とさせる1800系リバイバルカラー車両、メジャーリーグベースボールジャパン(MLB)カラーの赤、ネイビー、白で配色された車両があり、どの車両がどの運用に充当されるかは、事前に東武鉄道の公式Webページで公表されています。僕が乗車する「りょうもう」34号は、ご覧のとおりオリジナルカラー車両です。僕はカルピスが好きなので、選べるのであれば、白と青に彩られた200系に乗車してみたかったですが、そんなうまい具合にいくものではありません。

 早速、「りょうもう」に乗車します。外は暑くてたまらないので、冷房の効いた車内に入るだけで幸せです。往路で乗車した「スペーシアX」5号は満席状態でしたが、「りょうもう」34号はガラガラです。先に言ってしまうと、終点の浅草駅までこの状態でした。続いて客室内の様子をお伝えします。

 車内はごく一般的な特急形車両という感じで、2+2配置の回転リクライニングシートが並んでいます。リニューアルにより、現在の座席には背面テーブルがありますが、リニューアル前から設置されていた壁面に収納する横長の折り畳みテーブルも残されています。この折り畳み式のテーブル、通路側座席の方にとって使いづらいでしょうが、座席を回転させてグループで向かい合って乗車する際には重宝しそうです。

 「りょうもう」は特急にしては停車駅が多く、主要な駅にこまめに停車していきます。終点の浅草には定刻よりもやや遅れて到着しました。200系はかなり古い車両ですが、手入れが行き届いているようで、こうして見ると車体はきれいです。

 今日は、隅田川花火大会の開催日ということで、会場周辺は混雑しており、駅の改札付近も多くの人でごった返していました。中には浴衣姿の方もいらっしゃいます。夕方にはなりましたが、まだまだ暑さが治まる様子はありませんので、皆さん、体調には十分気をつけながら花火鑑賞を楽しんでください。

 僕は往路と同様、神田まで東京メトロ銀座線に乗車します。銀座線の浅草駅もこれから花火大会に向かう人でいっぱいでした。神田で下車し、JR線の神田駅からは京浜東北線に乗車して東京駅に向かいました。

東京駅から東海道新幹線に乗車

 東京駅では、夕食用の駅弁を購入して東海道新幹線のホームに向かいました。乗車するのは、18時57分発の「こだま」751号です。時間的には、19時30分発の「ひかり」661号に乗車して浜松駅で「こだま」751号に乗り換えることもできるのですが、今回は東京駅から「こだま」号に乗車します。乗り換えの手間がなく、楽ですからね。

折り返しこだま号の運用に就くN700A:東京駅 2025/6/27

 ホーム上でいつものように写真撮影を終え、車内清掃が終了したところで乗車します。復路もSwork車両である7号車を利用します。

 車内に入ると、7号車はまさかの僕一人でした。発車1分前になって1人乗車されたため、完全な貸切状態ではありませんが、少なくとも僕の視界に入る範囲に他の乗客はいません。こんなこともあるんですね。ちなみに品川駅で乗客したのもたった2人です。時折、客室内に入ってくる方はいるのですが、7号車を通って自由席車両である6号車に移動される方ばかりで、7号車の座席に着席する方はほぼいません。

 そんなガラガラの車内で、気兼ねすることなく、ゆったりと駅弁をいただこうと思います。なお、一部に「Swork車両で飲食してもいいのか?」という疑問があるようで、僕もどちらなんだろうと思い調べてみると、答えとしては問題ないとのことでした。ただし、ビジネス利用を念頭に置いた車両ですので、当然、その点には配慮する必要があります。今日のお弁当は、横浜名物である崎陽軒シウマイ弁当です。

 その名のとおりシウマイがメインのお弁当で、冷めても美味しくいただけるのが特徴です。僕はシウマイ以外にも、鶏の唐揚げとタケノコ煮が好きなんですよね。最後に口直しとして、あんずをいただくのがポイントです。

 「こだま」号は新幹線各駅に停車し、豊橋駅に到着しました。何度乗車しても、新幹線での旅は特別感があっていいものです。今日は「わたらせ渓谷号」乗車中に一部区間で雨が降ったものの、全体を通して天候にも恵まれ、楽しい乗り鉄旅を終えることができました。

 

乗車券類の紹介

 今回の乗り鉄旅で使用した乗車券類をまとめて紹介します。まずは、豊橋⇔東京間で乗車した東海道新幹線の乗車票です。いつものとおり、JR東海ツアーズの旅行商品を利用しました。東京駅できっぷの持ち帰りをお願いすると、単に無効と書かれたゴム印を押印されることが多いですが、駅員さんによってはN700系の描かれたスタンプを押印してもらえることがあります。

 続いては、東武鉄道わたらせ渓谷鐵道の乗車券と特急券、トロッコ整理券ですが、これらは紙のきっぷがありません。普段は紙のきっぷを優先して購入・使用するのですが、今回はWebから購入しました。

 乗車券は、デジタル日光・足尾ルートパス[上左]です。東武鉄道わたらせ渓谷鐵道日光市営バスを利用して、浅草→東武日光日光市営バス→足尾→相老→浅草といった経路で移動するもので、NIKKO MaaSで購入することができます。僕は、反時計方向に巡る東武日光ルートを選択しましたが、時計方向に巡る相老・赤城ルートもあります。乗車券をデジタルきっぷで利用するのは初めてでしたが、使い勝手は正直に言ってイマイチでした。ICカードに紐付けるタイプならいいのですが、いちいちスマホの画面を提示するのが面倒で、東武線内でも自動改札機に対応していないのは要改善だなと感じました。

 「スペーシアX」と「りょうもう」の特急券[上右と下左]も東武鉄道の「特急券インターネット購入・予約サービス」で購入しました。発車直前まで利用可能で、スマホさえあれば座席設備や座席位置の変更も簡単にできるため、こちらは非常に便利です。近鉄のように、紙の特急券として発券できればいいのですが、東武の場合はできないようです。

 最後に、わたらせ渓谷鐵道の「トロッコわたらせ渓谷号」のトロッコ整理券[下右]です。わたらせ渓谷鐵道の沿線には電波が入りにくい区間もありますので、車内検札の際に閲覧不可とならないよう、あらかじめ画面を準備しておくなどの対応が必要となります。 

 さて、次回は関西方面への乗り鉄旅を予定しています。暑い日がまだまだ続きそうですので、熱中症🥵には十分注意しながら、引き続き夏の乗り鉄旅を楽しんでいきたいと思います。