レン鉄★気ままな乗車記

乗り鉄&きっぷ鉄の管理人が、備忘録を兼ねてブログに綴っていきます。

乗り鉄&きっぷ鉄っぽい管理人が、乗り鉄旅行とそこで使用したきっぷを思うがままに記録したブログです。
どうぞ、お付き合いください。
 

2つの観光列車に乗車する宗谷本線乗り鉄旅(1)

 僕は乗り鉄屋さんなので、これまで乗車したことのない路線を利用したり、初めての列車に乗車することが大好きです。目的地に行くことよりも列車に乗車すること自体が好きなので、以前と同じ列車に乗車することもそれはそれで楽しいですし、飽きることもないのですが、やはり初めて乗車する列車には、いつも以上の期待と楽しみがあります。特に観光列車と呼ばれる列車には興味・関心があり、いつかは乗車してみたいと思っている列車はいくつもあります。

 では、最近よく耳にするこの「観光列車」とは一体、どういう列車のことを指すのでしょうか? これには様々な定義があるようで、「観光輸送を担う列車」という非常に広い捉え方もありますが、もう少し範囲を狭めると、

① 主な利用者が観光客である。
② 観光客向けのサービスを提供している。
③ 内装・外装のデザインが特徴的な専用車両によって運行される。

列車であると位置付けることができそうです。このうち②にある「サービスの提供」には様々な内容があり、車内で食事が提供されるレストラン列車などの本格的なものもあれば、観光案内やPRの実施、記念乗車証の配布といったようなものもあります。また、③の「専用車両」についても、高級感に満ちた豪華列車もあれば、通勤用としての役目を終えた車両を改造した列車もあり、本当に多種多様です。

 また、最近はJRだけでなく、大手私鉄や中小私鉄そして第三セクターまで、日本各地で観光列車が運行されるようになりましたが、ここでJR旅客6社についてその現状を見てみたいと思います。まず第一に、JR旅客6社の中で最も観光列車に力を注いでいるのはJR九州でしょう。D&S(デザイン&ストーリー)列車と名付られた個性溢れる列車が九州各地で運行されており、最新の「ふたつ星4047」を含めて11列車(災害による線区不通のため運休中の列車を含む。)が設定されています。また、工業デザイナーの水戸岡鋭治氏がデザインや監修を務めた“水戸岡列車”が多いことでも有名です。ちなみにJR九州は5月10日、2024年春開催の「福岡・大分デスティネーションキャンペーン」に合わせて運行を開始する新たなD&S列車について発表しましたが、そのデザインは水戸岡鋭治氏ではないそうです。これは意外でした。ひとつの時代の区切りということでしょうかね。

 そしてJR旅客6社の中のうち、JR九州と同様に多くの観光列車を運行しているのは、JR東日本JR西日本です。両社とも営業エリアが広く、管内には魅力ある景勝地や観光地が多く点在することから、それぞれ趣向を凝らした観光列車が設定されています。特にJR東日本は、「のってたのしい列車」と位置付けて自社のWebページで大きくアピールし、また、観光列車用の車両として新たにHB-E300系を誕生させるなど、観光列車に対して積極的で前向きな姿勢がうかがわれます。

 逆にJR旅客6社の中で最も観光列車から縁遠いのはJR東海でしょう。確かにJR東海も毎年春と秋に飯田線秘境駅号を運行していますし、アニメとのコラボ企画などで臨時列車を設定することはありますが、上の③にある「専用車両」を保有していません。これはJR旅客6社の中でJR東海だけです。確かにJR東海は在来線の営業エリアが狭いものの、イベント列車を運行したり、管内に飛騨高山や伊勢など日本を代表するような観光地がある訳ですから、観光列車を保有してもおかしくないと思うのですが、残念ながらそういう話しは全く耳にしたことはなく、この先も観光列車を保有することはなさそうです。

 ちなみに他のJR旅客6社のうちJR北海道については、アルファコンチネンタルエクスプレスを筆頭にノースレインボーエクスプレスに至るリゾート気動車が有名でしたが、これらはすべて運用を終了しています。現在は、季節運行されるトロッコ列車のほか、多目的特急車両として2種類のキハ261系5000番台や国鉄気動車のキハ40形による山紫水明シリーズ車両が活躍しています。また、JR四国については、何といっても「伊予灘ものがたり」「四国まんなか千年ものがたり」「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」の3つの「ものがたり列車」が有名です。これら3つの列車は、四国を訪れる観光客の心をがっちりと掴んでおり、これらの列車に乗車することを目的に四国を訪れる旅行客も多いようです。

 そんな感じで、JR旅客6社では様々な観光列車が運行されていますが、今回はこのうちJR北海道の2つの観光列車に乗車する乗り鉄旅に出かけることにしました。勘のいい方であれば、何となく察しがついているかもしれませんが、乗車区間はともに宗谷本線です。僕は2019年6月に2泊3日で北海道各地での乗り鉄旅を楽しみましたが、この時は道央から道東を中心に巡ったため、道北エリアは訪れておらず、宗谷本線も利用していません。前回の渡道からすでに4年が経過しており、久しぶりに北海道の地で乗り鉄旅を楽しみたいという思いから、今回の旅行を計画したものです。なお、今回は諸事情から1泊2日となるため、新千歳空港−札幌−旭川稚内を往復するのみの乗り鉄旅となりますが、先ほどお話ししたとおり、2つの観光列車に乗車できるということで、きっぷを手配した時点からテンション爆上がりです😊。

 そんな今回の北海道旅について、無事に1日目を終えましたので、往路の稚内までの旅の様子をお伝えしようと思います。

 

 

中部国際空港から新千歳空港まで航空機に搭乗

 実は出発日の前日、愛知県では各地で激しい雨となり、僕が住んでいる地方でも線状降水帯が発生して激しい大雨が何時間も続き、さらに唸るような強風も吹き荒れるなど、かなりの悪荒天でした。もちろん鉄道もその影響を受けて運休や遅延、行き先変更などが発生するなど、ダイヤは大幅に乱れていました。日付が変わるくらいの時間になってようやく小康状態になったものの、一部路線が冠水したとの情報もあり、3日朝に中部国際空港まで無事にたどり着けるか心配しましたが、名鉄は一部を除いて運休はなく、まずはホッとしました。

 しかし名鉄本線の一部区間で徐行運転となった影響で、当初乗車する予定だった常滑線空港線)の列車に乗車できなかったため、急遽、課金してミュースカイに乗車しました。8両編成でしたが、窓側座席は8割以上埋まっており、なかなかの乗車率です。土曜日の朝ということで、これから旅行に行くという方が多いんだと思います(僕もその一人です)。ミュースカイであれば確実に着席できるため、結果としてはこれでよかったです。

 中部国際空港駅に到着しました。せっかくなので旅の記念にミュースカイを撮影したかったのですが、ガラス張りのホームドアがあるため上手く写真に収めることができませんでした。

 今回の北海道旅行では、4年前と同様、中部国際空港新千歳空港間で航空機✈を利用します。上の写真は、出発前に中部国際空港のスカイデッキから撮影したものです。ここからは、色々な航空会社の機体を見ることができます。この日は前日からの影響か、スカイデッキはかなりの強風でした。こんな強風の中でも通常どおり発着できる航空機はすごいものです。

 今更ながらですが、本心から言えば、北海道に行く機会には是非とも北海道新幹線を利用したいところです。しかし、今回は当日中に稚内まで移動しなくてはならないため、新幹線乗り継ぎでは時間的に間に合いません(厳密には間に合う可能性もありますが、稚内到着が23時過ぎとなってしまうため、現実的ではありません)。僕は航空機が苦手で、特に離陸直後の上昇がジェットコースターのような感じがして落ち着きません。万が一、燃料切れで墜落したらどうしようという不安も尽きません😞。ということで可能であれば航空機を利用しない行程を組みたいところですが、さすがに限られた日数で北海道を往復するとなると、航空機に頼らざるを得ません。いやいやながら我慢して搭乗します。

 僕の乗り物好きは鉄道一本のため、航空機には関心がなく、こだわりもありません。自分が搭乗する機体の機種が何であるかも全く理解しておらず、時間に遅れないように空港に行き、ラウンジで休憩し、保安検査を通過し、機内に入って着席するだけといった感じです。上の写真は中部国際空港を離陸する前の機体を撮影したものです。「新千歳までどうか安全に飛行してください。」とお願いしておきました。

 機内では緊張しっぱなしです。顔が若干引きつっていたかもしれません。窓側座席だったので、写真を撮影したりして気を紛らわせました。機内ではドリンクサービスの際に何を思ったのかホットの日本茶🍵をオーダーしてしまい、アツアツのお茶を飲むことになってしまいました😢。隣席のお姉さんは離陸直後から思いっきり寝ていましたが、この状況でよく寝られるなと感心してしまいました。

 

新千歳空港から快速エアポートに乗車

 無事に新千歳空港に着陸しました。やはり地に足がついている状態は落ち着きます。人間、常にこうあるべきだと思います。ここからはいよいよ道内での乗り鉄旅の始まりですが、まずは北海道の中心である札幌を目指します。

 新千歳空港から札幌と言えば当然、快速エアポートですよね。快速エアポートは現在、721系と733系で運用されており、721系は小さい目をしたかわいい車両で、733系は頬が張ったちょっと厳つい顔をした車両です。どちらの車両も4号車に指定席「uシート」を連結しており、840円の指定席券を購入すれば、特急列車の普通席並みのリクライニングシートで快適に移動することができます(いつの間にか「uシート」の指定席券は840円になったんですね)。僕もせっかくなので「uシート」を利用しました。車両は厳つい方の733系です。

快速エアポートで使用されている733系:札幌駅 2023/6/3

 ちなみに車内はこんなに感じです。空港アクセス列車ということで、大きな荷物を持った乗客の利用も想定しているためか、シートピッチは首都圏の普通列車グリーン車よりも広い感じがしました。

 札幌までの乗車券と指定席券はえきねっとで購入し、新千歳空港駅指定席券売機で発券しました。乗車直前に購入しましたが、座席は十分に空いており、余裕で窓側座席を確保することができました。乗車時間が短い上、指定席料金も840円とやや割高なため、指定席を敬遠して自由席を利用する方も多いと思います。ちなみに快速「エアポート」には“えきねっとチケットレス座席指定券”が設定されており、指定席券売機で指定券を受け取ることなく利用する方法もありますが、ねだんは通常の場合と同じ840円です。チケットレスサービスに限定した割安感のある価格設定(例えば一般的な指定券と同じ530円)にすれば、利用者も増えるのではないかと思います。

 

札幌駅から特急ライラックに乗車

 札幌から稚内までは、特急「宗谷」号を利用すれば乗り換えなしに移動することができますが、「宗谷」号は1日に上下1往復ずつしか運行されておらず、下りは札幌7時30分発なので、どう考えても今回の乗り鉄旅でこれに乗車することはできません。他の方法としては、札幌から旭川まで特急「ライラック」号を利用し、旭川稚内行きの特急「サロベツ」号に乗り換える方法があり、こちらは「サロベツ」号の運転本数に合わせて1日に上下2往復の利用が可能です。サロベツ1号に乗車するためには札幌を12時ちょうどに発車するライラック15号に乗車することになり、時間的にちょうどいいので、僕も今回はこれらの特急列車を乗り継いで稚内を目指すことにしました。

 快速エアポートで札幌に到着しました。ちょっと雨が降ってきました。この先の天候の変化が心配なところです。まだ撮影したことのなかった札幌駅をパシャリ📸

 「ライラック」号に乗車するまで1時間くらいの余裕があったので、少し早いですが、札幌駅の札幌ステラプレイス内にある「一風堂KAI」さんでラーメンをいただくことにしました。

 札幌と言えばやはり味噌ラーメン🍜ですからね。一風堂は博多ラーメンのお店のような気もしますが、僕は食べ物に関して細かいことは気にしないので、味噌ラーメンが食べられればそれでOKです。肉厚のチャーシューとたっぷりめの野菜で、スープの味もよく大満足です。

ライラック号で使用されている789系0番台:札幌駅 2023/6/3

 食事を終えて「ライラック」号の発車番線に向かうと、まだ前の回送列車が停車しており、乗車する「ライラック」号は入線していませんでした。どうやら函館本線内の踏切で安全確認を行った影響によりダイヤが乱れているようです。しばらくしてようやく回送列車が発車して「ライラック」号も入線し、無事に乗車することができました。札幌駅を11分遅れての発車です。

 「ライラック」号は、特急「カムイ」号と同じく札幌―旭川間を結ぶ電車特急で、4年前の北海道乗り鉄旅でも乗車したことがある列車です。「ライラック」号と「カムイ」号は運転区間が全く同じですが、使用される車両は異なっており、789系0番台が「ライラック」号、789系1000番台が「カムイ」号です。0番台には1号車に半室グリーン車がありますが、1000番台にはグリーン設備がありません。反対に1000番台には4号車に「uシート」がありますが、0番台には「uシート」はありません。指定席に乗車するのであれば「uシート」が連結された「カムイ」号の方がオトクな感じがしますが、今回は旭川駅での乗り換えを考慮して「ライラック」号を利用しました。
 外観はステンレスの無地がベースとなっており、特に中間車は無機質な感じもしますが、運転台を含む前頭部と客用扉の箇所にはライトグリーンが大胆に用いられているため、全体として明るく若々しい印象です。

 車内の様子です。一般的な特急型車両である2+2配置で回転リクライニングシートが並んでいます。ちなみに1号車は半室グリーン車で、2号車寄りは普通車指定席となっていますが、普通席にも窓側座席にモバイルコンセントがあります。車内でスマホタブレット端末を充電したい方には、1号車の窓側座席をオススメします。

 今回使用した乗車券と特急券の一葉券です。JR北海道の特急列車には“えきねっとトクだ値”が設定されており、特急「ライラック」についても45%割引で普通車指定席を利用することができます。しかも乗車当日まで申込みができるため、札幌⇔旭川間で普通車を利用するのであれば、積極的に利用すべきだと思います。もちろん僕も“えきねっとトクだ値”を利用して乗車しました。

 

旭川駅からラベンダー編成の特急サロベツに乗車

 旭川からは予定どおり「サロベツ」号に乗車します。通常、「サロベツ」号には4両編成のキハ261系気動車が充当されていますが、時期によってはキハ261系5000番台が使用されることがあります。このキハ261系5000番台こそが、冒頭でも紹介した多目的特急車両で、北海道をイメージさせる「はまなす編成」と「ラベンダー編成」の2つの編成が活躍しています。今回は行程に組み込んだ「サロベツ」号にちょうどキハ261系5000番台のラベンダー編成が充てられており、運よく乗車することができました。今回の乗り鉄旅で乗車する観光列車のひとつめとなります。

ラベンダー編成のキハ261系5000番台:稚内駅 2023/6/3

 先頭部分の外観はその名のとおりラベンダー色で、臨時特急「フラノラベンダーエクスプレス」でも使用されています。

 続いて車内の紹介です。キハ261系5000番台は「はまなす」編成・「ラベンダー」編成とも共通仕様となっており、今回乗車した「サロベツ」号では5両編成のうち1号車から3号車までが指定席、1号車の前に位置する増1号車と最後尾となる4号車は自由席となっています。なお、グリーン車の設定はありません。

 まずは増1号車です。増1号車は自由席と案内されていますが、実際には「ラベンダーラウンジ」と名付けられたフリースペースとなっています。車両中央の通路を挟んで、片側にはカウンター席(1人掛けと2人掛けがある)が、もう一方にはテーブル付きの4人掛けボックス席が配置されています。車内の内装は木目調で統一されており、上品さと落ち着きが感じられます。カウンター席は側窓に向いた座席となっているため、車窓を眺めるには最適ですし、ボックス席には大型テーブルがあるため、グループで食事を楽しむ際やパソコンなどで作業をする際には重宝すると思います。今回乗車する「サロベツ」号や「宗谷」号はかなりの長時間乗車となることから、乗車中にちょっと気分を変えたい場合に気軽に利用できるラウンジ設備があるのは、ありがたいですね。僕は事前に指定券を購入していましたが、途中で1人掛けカウンター席に空きがあったので利用してみました。座ってみると、座面はファブリックでなく合皮(本革?)で、座り心地も悪くありません。ただ、カウンター座席というだけあって肘掛けはなく、リクライニング機能もありませんので、長時間の利用には不向きだと思います。

 1号車から4号車までの客室内は共通仕様で、2+2配置の一般的な特急型車両らしい車内となっています。ただ、各座席の背ずり部分にピンクやグリーン、ブルーなど鮮やかな色が用いられているため、明るく華やかな車内となっています。定期運用される特急だけでなく、「ノースレインボーエクスプレス」などのリゾート車両に代わって登場した多目的特急車両ということで、少しでも乗客に楽しんでもらえるような工夫が施されているのだと思います。増1号車を除く4両のうち3両が指定席で、残り1両が自由席ですが、僕が乗車した「サロベツ」号はそれほど混雑していませんでした。先ほどお話ししたとおり、札幌⇔稚内間は、旭川乗換が必要なパターンを含めて1日3往復しかなく、それなりに混雑するのではないかと想像していましたが、乗車率はだいたい3割程度といったところでしょうか? 僕は窓側座席を指定していましたが、終点の稚内まで隣の通路側座席を利用する方はいませんでした。まあ、広々と利用できたので、これはこれでよかったです。

 車窓からの風景です。特に撮影対象が決まっている訳ではなく、気まぐれで撮影したものです。どれも実に北海道らしいですよね。写真にはありませんが、途中には放し飼いしている乳牛の姿も見ることができ、列車に揺られながら雄大な景色を満喫することができました(列車は本当に揺れました)。天気が今ひとつだったことがちょっと残念です。

 特急「サロベツ」でも「ライラック」と同様に“えきねっとトクだ値”を利用しました。こちらは普通車指定席の利用が50%割引となるため、4,440円で旭川稚内を移動することができます。こちらも乗車当日まで申込みができるという利便性の高いきっぷとなっています。ちなみに札幌ー稚内間を直通する特急「宗谷」にも“えきねっとトクだ値”が設定されていますが、「宗谷」を利用する場合のねだんは、「ライラック」と「サロベツ」を乗り継いで利用する場合のねだんとほぼ同額に設定されているため、利用する特急列車の違いによって金額に差が生じることはありません。

 

日本最北端の駅 稚内駅に到着

 稚内駅に無事に到着しました。初めて日本最北端の駅に降り立つことができました。まず感じたのは「寒っ🤢」です。日本最北端の地を完全にナメていました。外の気温は約12℃しかなく、連日25℃以上の中で生活している僕にとっては、真冬のように感じます。ここまでは半袖シャツで来ましたが、急いで鞄から長袖のパーカーを取り出しました。

 改札口を出て駅前に行くと、駅舎から伸びる線路と車止めのモニュメントがあります。さらにバスロータリーもあり、各方面への路線バスが発着しているようです。有名な宗谷岬にもここから路線バスで行くことができるようですが、時間の都合もあり、今日の移動はここで終了となります。

 

プチGARAKUでスープカレー

 列車を下車したところで、そろそろ夕食の時間になりました(ちょっと早いですがね😅)。北海道でいただく食事と言えば、ウニやいくらなどの海鮮やジンギスカン、札幌や旭川のラーメンなどが定番ですが、札幌発祥のグルメとしてスープカレーも人気のようです。出発前にWebページで調べたところ、札幌にある「GARAKU」さんというスープカレーのお店が稚内にも出店しているようで、僕が宿泊するホテルのすぐ近くにあることが分かりました。和風ダシを効かせたカレーということで、どんなものか気になったため、北海道ならではのメニューということで、夕食は「プチGARAKU」さんのスープカレーをいただくことにしました。

 今回いただいたのは、“上富良野ラベンダーポークの豚しゃぶとたっぷりきのこ”です。辛さとライスの量は選ぶことができるので、辛い物が苦手で外食では少食になりがちな僕にはピッタリです。写真では何だかスパイスが効いて辛そうに見えますが、辛さレベル1で注文したので、辛さはほとんどありません。肝心のお味ですが、しつこくないスッキリとした僕好みの味で、とても美味しかったです。これなら小ライスではなく中ライスにすればよかったです。スープといえども、やはりカレーはライスと一緒に楽しみたいですからね。具材の野菜やきのこ、しゃぶしゃぶのお肉もたっぷりで、大満足の夕食となりました😁。

 そんな感じで1日目を終え、今夜の宿泊施設であるドーミーイン稚内に向かいます。ドーミーインは全国的なホテルチェーンですが、各ホテルごとに地域オリジナルの朝食メニューが用意されており、また、稚内では大浴場も完備されています。大浴場好きの僕にとっては、そんなドーミーインヘの宿泊も旅の楽しみのひとつです。今日は大移動でさすがに疲れました。明日はいよいよ今回の乗り鉄旅のメインともいえる列車に乗車しますので、早めに寝て鋭気を養いたいと思います。

>>(2)に続く