3月になり、少しずつ春らしい陽気となってきました。日によって気温の変化は大きいものの、2月と比べると、寒さはずいぶんと和らいで、過ごしやすくなったと思います。そのため、天気のいい日は、お出かけ日和といったところですが、一方で、花粉症😷の方にとっては、非常に辛い季節でもあります。僕も毎年、この時期になると、鼻水や鼻づまり、目のかゆみ、身体の気だるさといった花粉症の症状に悩まされていますが、今年は特に花粉🌲の飛散量が多いのか、これらの症状が強く困っています。かかりつけ医から鼻炎薬を処方してもらっているのですが、それでもなかなか症状が治まらないことが多く、少し大袈裟に言えば、寝ている時間以外は常に鼻をかんでいるような状態です。症状を抑えようと、服薬量を増やしてしまうと、喉の渇きや軽い頭痛の原因となり、何事にも集中力が続きません。本当にどうしたらいいのか、困ったものです😕 近年は、花粉が出ない杉(無花粉スギ)を広めて、花粉症の根本的な原因を解決しようとする動きもあるようですが、一日も早くこうした取り組みの成果が表れることを期待しています。
さて、前置きが長くなりましたが、ここからは乗り鉄旅の話題です。今回は久しぶりに和歌山に行ってみることにしました。和歌山と言えば、これまでに「南紀」「くろしお」を乗り継ぐ紀勢本線完乗の旅や、熊野那智大社を訪れる紀伊勝浦までの乗り鉄旅を経験していますが、今回目指すのは、まだ訪れたことがない有田の箕島です。なぜ箕島を選んだのかと言えば、何気なく日本旅行の旅行商品を見ていた際、新大阪から特急「くろしお」に乗車し、有田市内でクエの会席料理をいただくプランが目に留まったからです。クエと言えば高級魚で、僕はこれまで食べたことがありません(多分)。さらにこのプランには、温泉入浴もセットになっています。クエを使った会席料理も気になりますし、久しぶりに温泉♨️も楽しみたいということで、このプランを申し込みました。JRの在来線特急に乗車するのも、昨年11月の四国旅以来です。
それでは、有田・箕島までの往復乗り鉄旅の様子をお伝えしたいと思いますので、よかったら最後までお付き合いください🙇
名古屋駅から東海道新幹線に乗車
いつものように、名古屋駅から東海道新幹線に乗車します。発車まで時間に少し余裕があったので、太閤通口から外に出てみると、リニア中央新幹線の開業を見据えた西側広場の再整備が着々と進められているようで、見渡す限り工事中🚧です。そして振り返ると、駅の東側にあるJRセントラルタワーズとJRゲートタワーがはっきりと見えます。今日は天気もよく、青空が広がっていますね。そびえ立つビル群を記念にパシャリ📸

撮影を終えたところで駅に戻ります。今日は日曜日ということもあり、駅前や改札口付近、そして待ち合わせの定番スポットである銀の時計周辺は、多くの方で賑わっています。旅行会社の添乗員さんが旗を持ちながら何やら説明している光景があちこちで見られ、皆さん、これから新幹線に乗車して各地に出発されるようです。こうしたツアーのお客さんを横目に、僕は事前にスマートEXで予約しておいたきっぷを券売機で受け取り、16番線ホームに向かいます。

今日乗車するのは、「こだま」767号の新大阪行きです。新大阪まで乗車するため、「のぞみ」号が最も早く到着できますが、「こだま」号であっても、その後乗車する「くろしお」号には十分間に合うため、のんびりと「こだま」号で行くことにしました。それから今回は、何だかグリーン車に乗車してみたくなったので、グリーン車を利用することにしました。スマートEXには、乗車日3日前までに予約すれば、新幹線のグリーン車におトクに乗車できるEX早特3があります。名古屋―新大阪間については、ひかり用とこだま用のEX早特3が設定されている(のぞみ用は設定なし)ということも、「こだま」号を選んだ理由のひとつです。

しばらくすると、16番線に列車が入線してきました。車両はN700Sです。N700Sのグリーン車に乗車するのは、久しぶりです。名古屋駅で後続の列車に先を譲るため、発車まで数分間停車します。その時間を利用して、新大阪方の先頭車両を撮影しました。

それでは早速、乗車します。鉄ヲタである僕は、新幹線に乗車する時はいつもテンションが上がりますが、グリーン車だと特に気分が盛り上がります。最近の新幹線車両は、普通車であっても、機能的で快適性を備えていることは間違いありませんが、上質で落ち着きのある雰囲気は、やはりグリーン車でないと味わうことができません。

名古屋を発車した「こだま」号は、岐阜羽島、米原、京都の順に新幹線各駅に停車していきます。今日は乗車中に、少し足元が肌寒く感じたため、車内でブランケットをお借りしました。こうしたサービスが利用できるおも、グリーン車の魅力のひとつです。リクライニングシートに身を委ね、ブランケットに包まれながら車窓を眺めて過ごす時間は、もう鉄ヲタにとって最高の喜びです。あまりの心地よさに、このまま何時間でも乗車していたいと思える程ですが、気が付けば、早くも終点の新大阪に到着です。
新大阪駅から特急くろしおに乗車
新大阪駅では、ここから利用する旅行商品の乗車票を受け取るため、新幹線の改札を出ます。今回利用するのは、関西を発着する旅行商品ということで、乗車票の受取可能駅も関西の2府4県に限られています。郵送ではなく駅の券売機で受け取ることができる以上、すべてのJR線の駅にある券売機で受け取ることができると、利用者の立場からは非常に使い勝手がいいのですが、やはり何かしらの事情があって難しいのでしょうかね。
さて、無事に乗車票を受け取ったところで、再び入場し、これから乗車する「くろしお」号が発車する2番線に向かいます。和歌山・白浜方面の「くろしお」号は、臨時列車を含めてほぼすべての列車が新大阪を発駅または着駅としており、1日1往復のみ京都駅発着となっています。また、新宮行きの定期列車(白浜―新宮間の利用促進策による増便実証実験を含む。)は1日6本で、その他の便は途中の白浜駅を発着しています(朝夕には和歌山駅発着もあり)。僕が今回乗車する「くろしお」7号も白浜行きとなります。

「くろしお」号は、3つの異なる形式の車両が使用されています。1つ目の形式は287系で、3つの中では最も新しい車両となります。特に「くろしお」用に多くのラッピング車両があり、和歌山のアドベンチャーワールドにいたジャイアントパンダ🐼があしらわれた「パンダくろしお」が3種類運行されています。さらに「くろしお」号の60周年記念ラッピング車両として、「スーパーくろしお」時代の外観が再現された車両も2種類運行されているところです。2つ目の形式は283系で、オーシャンアロー車両と呼ばれているものです。南国をイメージした鮮やかなブルーと、イルカをイメージしたスマートな先頭車両が特徴的で、「くろしお」の中で僕が最も好きなのは、このオーシャンアロー車両です。最後の3つ目の形式は289系で、これは、余剰となった683系の交流機器を撤去して直流専用化し、形式変更によって誕生したもので、外観は683系から変更されていません。
僕としては、287系の60周年記念ラッピング車両の2種類のうち、どちらかに乗車したいと思っていましたが、「くろしお」号では283系、287系、289系の運用が固定されているようで、これから乗車する7号は、289系での運用になります。


列車は6両で、白浜方の先頭車両が1号車でグリーン席と普通席との合造車、2号車から6号車までは普通車となっており、座席はすべて指定席です。先ほどまで乗車していた東海道新幹線に続き、今回は往路の「くろしお」号でもグリーン車に乗車することにしました。新大阪から箕島までは、100kmをわずかに超える程度の距離なので、グリーン車はもったいないかなとも思いましたが、欲望に勝てず予約してしまいました😅 ホーム上での撮影を終えたところで車内に入ります。

車内の座席は、グリーン席らしく2+1列配置となっています。以前に「しらさぎ」号でこのタイプのグリーン車に乗車したことがありますが、この独立した1人掛け座席はいいですね。相席になることがなく、周囲の乗客とは適度な距離感があるため、ゆったりと寛ぐことができます。さらに今回は、半室グリーン席5列のうち最後列の1人掛け座席を確保したため、リクライニングも後ろの方に気兼ねする必要がありません。ちなみにグリーン席の側窓は、基本的に前後2列分の連続窓ですが、5列目の窓は、座席1列に対して1つの個窓となっています。そのため、白浜方面に向かう列車で、窓枠に邪魔されずに車窓を楽しみたい場合には、2番と4番の座席がオススメです。
新大阪駅を発車した「くろしお」号は、次は大阪駅に停車します。うめきた地下ホームが誕生したことで、新大阪を発着する「くろしお」や「はるか」も大阪駅に停車できるようになりました。大阪駅発車後は、再び地上に出て大阪環状線と阪和線を経由し、和歌山からは紀勢本線となります。乗り心地よさに車内でうとうとしてしまいましたが、約1時間30分の乗車で箕島駅に到着です。

箕島駅では、僕の他にも何人か下車される方がおられました。跨線橋を渡って改札を出ます。特急停車駅なので、改札には当然駅員さんがいらっしゃるものと思っていましたが、時間帯によっては不在となることもあるようです。箕島駅を利用するのは初めてですので、記念に駅舎を撮影しました。

さて、ここからは、今回の旅の目的地である有田川温泉 鮎茶屋さんに移動し、昼食と入浴を楽しみます。施設までは送迎してくださるとのことで、駅前から車に乗車しました。10人くらい乗車できる大型ワゴン車ですが、箕島駅からの送迎は僕1人のようです。「お店の中でも僕1人だったらどうしよう?」と何となく不安に思っていると、車は10分弱で鮎茶屋さんに到着しました。昼時ということもあってか、駐車場は車でいっぱいです。かなり賑わっているようで、どうやら僕のいらぬ心配だったようです。
有田川温泉で昼食と入浴を満喫
有田川温泉 鮎茶屋さんは、食事や入浴さらには宿泊も可能な温泉施設です。ドライブインといった感じもします。敷地内の別棟には、ビジネスホテルもあります。

まずは受付で手続きを済ませ、先に食事🍴をいただくか入浴♨️するかを選びます。丁度12時くらいになったところだったので、僕は先に食事をいただくことにしました。いよいよ、楽しみにしていたクエの会席料理です😋 いつものように食レポはありませんが、その内容を紹介したいと思います。










クエは白身魚なので、薄造りや握り寿司ではコリコリとした引き締まった食感があり、焼物や鍋物そして揚げ物では、ふっくらとして淡白な味わいを楽しむことができます。提供される品数も豊富で、クエを思う存分、満喫することができました。最後にデザートもいただき、お腹いっぱいになりました。
昼食を終えて少し休憩したところで、次は温泉です。施設の目の前を流れる有田川の名を冠した有田川温泉は、地下1000mから湧出しており、内風呂だけでなく露天風呂やサウナも備えているそうです。僕はサウナが苦手(と言うか、見知らぬ人と狭い部屋の中で一緒に過ごすのが無理)なので利用しませんが、せっかくなので内風呂と露天風呂は楽しみたいと思います。当然ですが浴室内は撮影できませんので、紹介はここまでです。

大きな浴槽の中で、思い切り手足を伸ばして湯に浸かるのは、最高に気持ちがいいです。そして露天風呂ですが、こちらには歩行湯・つぼ湯・寝湯がありました。僕としては、湯舟を独り占めできるつぼ湯がお気に入りです。身体がぽかぽかと温まったところで湯上がり処で寛ぎ、ちょっとぽーっとしていると、そろそろ駅までの送迎車が発車する時間が近付いてきました。店内で少しお土産物を購入し、箕島駅に戻ります。今さら気が付いたのですが、出入り口付近に雛人形が飾られていました。何だか微笑ましい感じがして、思わず撮影してしまいました。鮎茶屋さん、お世話になりました🙇

箕島駅から特急くろしおに乗車
送迎用の大型ワゴン車で箕島駅に着きました。往路は僕1人での利用でしたが、復路は他の方も乗車されてほぼ満席でした。駅に入ると、今度は駅員さんがいらっしゃったので、乗車票を提示しましたが、「どうぞお入りください。」という感じで、券面の確認はありませんでした。乗車するのは、15時27分発「くろしお」24号の新大阪行きです。

1番線ホームで待っていると、定刻に「くろしお」号が入線してきました。車両は往路と同じ289系です。往路と復路の車両が同じ形式であることは、乗車前から承知していたことですが、乗り鉄的には、往路とは別形式に乗車したかったというのが正直な感想です。

往路はグリーン車を利用しましたが、復路はあえて違う車内設備にしようと思い、普通車に乗車しました。乗車票を購入する際、シートマップを確認したところ、どの号車でも窓側座席を確保できそうでしたが、何となく先頭車両に乗車したいと思って6号車を選びました。

普通車の車内はこんな感じです。僕の座席は最後部の窓側で、上の写真は自席から撮影したものです。車内は空席が多く、乗車率は4割弱といった感じです。あらためて車内を見渡すと、座席を含め車内の雰囲気は683系のままですね。
列車は順調に走行し、海南、和歌山と停車していきます。和歌山では多くの乗車があり、ちょっと驚きました。和歌山―大阪間で「くろしお」号を利用する場合、運賃1,280円と特急料金1,730円を合わせたねだんは3,010円(通常期)で、所要時間は約55分です。一方、紀州路快速であれば、所要時間は約1時間30分となりますが、運賃1,280円で乗車することができます。時間とねだんの差をどう考えるかですが、僕としては、紀州路快速も十分検討に値するものだと思っています。
和歌山からは乗車率が上昇しましたが、終点の新大阪まで相席になることはありませんでした。新大阪到着後、もう一度、記念に289系をパシャリ📸しました。 久しぶりの在来線特急での乗り鉄旅は楽しかったです。

後から気が付きましたが、新大阪駅到着後に撮影した上の写真、往路の「くろしお」7号の乗車前に撮影した写真とそっくりですね。ひょっとしたら、「くろしお」24号は、7号の折り返し運用だったのかも知れません。だとすれば、まったく同じ車両を2回撮影したことになりますね。
新大阪駅から東海道新幹線に乗車
新大阪駅では、在来線改札を一旦出た後、新幹線改札口から入場します。さすがは東海道新幹線だけあって、お客さんが多いですね。

普段の旅行では、出発前にあらかじめ乗車する列車を決めておくのですが、今回は自由席を利用することとしたため、何分発の新幹線に乗車するか、その場で決めることにしました。明日も仕事が休みであれば、新大阪駅でゆっくりとスイーツでもいただき、ゆっくりと帰宅するところですが、残念ながら明日は仕事なので、少しでも早く帰ることにし、「のぞみ」号に乗車することにしました。「のぞみ」号には自由席が2両しかありませんが、運行本数も多いですし、新大阪始発の列車であれば、何とか座席を確保できるだろうと考え、新大阪駅発となる「のぞみ」434号に乗車することにしました。発車標を見ると、「のぞみ」号が3分から6分間隔で運転されており、この過密ぶりにはいつも驚かされます。

25番線にやってきました。自由席の乗車待ちが長蛇の列になっていたら嫌だなと思いながら、2号車の乗車口付近まで来てみると、乗客を待つ方はそれほど多くはないようです。僕よりも前に並んでいる方は10人程度でした。

確かに「のぞみ」号には自由席が2両分しかありませんが、運転本数が多いため、その分だけ乗客が自然と分散されるのかもしれません。列車が到着して乗り込みましたが、余裕で2人掛けの窓側座席を確保できました。発車時刻が近づくと徐々に乗客が増え、僕も相席になりましたが、自由席のデッキに立っている方はいらっしゃいませんでした。
「のぞみ」号は定刻に新大阪駅を発車しました。往路では「こだま」号を利用したため、岐阜羽島と米原にも停車しましたが、復路は「のぞみ」号ということで、名古屋までの間、京都にしか停車しません。そのため、新大阪から名古屋までは約50分です。在来線の特別快速に乗車して、名古屋から豊橋まで行くよりも早い訳ですから、新幹線の利便性の高さには驚くばかりです。

さて、「のぞみ」号は名古屋に到着しました。自由席車両では、名古屋駅で下車される方が多くいらっしゃいました。新大阪・京都―名古屋間であれば所要時間が短いので、使い勝手を優先し、「のぞみ」号の自由席を利用される方は多いんだなと感じました。「のぞみ」号の自由席利用は久しぶりでしたが、今後もうまく活用することで、少しおトクに東海道新幹線を利用することができそうです。なにはともあれ、これで今回の乗り鉄旅を無事に終えることができました。
乗車券類の紹介
今回の乗り鉄旅では、東海道新幹線区間はスマートEXを、新大阪から箕島までの「くろしお」乗車区間は日本旅行の商品(乗車票)を利用しました。いつものように、スマートEXで予約したきっぷも発券してみましたので、これらの乗車券類をまとめて紹介します。


左は往路で使用したEX早特3の乗車券・特急券・グリーン券で、右は復路で使用した乗車券・自由席特急券です。両者のねだんを比較すると、往路はグリーン車、復路は普通車自由席ですが、その差はわずか730円です。ちなみに名古屋―新大阪間で「こだま」号に乗車する場合、JR東海ツアーズが販売している「ぷらっとこだま」を利用する方法もあります。調べたところ、グリーン車を利用した際の旅行代金は6,870円(3月8日乗車分)でした。つまりスマートEXの早特商品の方が200円安いということで、今回はこちらを利用しました。




こちらは日本旅行の乗車票4枚です。乗車区間と特急利用区間が同じですが、一葉券ではなく、乗車用と特急指定席用が分かれて発券されています。僕は4日前にWebで申し込みましたが、往路のグリーン車、復路の普通車とも座席に余裕がありました。どうでもいいことですが、乗車票の経由欄を見ると、「東海道・大阪環状・京橋・阪和・紀勢」と印字されています。「くろしお」号は京橋を経由しませんが、大阪環状線の大阪―天王寺間については、福島・西九条を経由する場合でも、天満・京橋を経由する経路で運賃計算されるため、券面にも「京橋」と印字されています。きっぷ鉄としては、こうした点を発見するのも楽しいものです。
今回の乗り鉄旅の紹介は、以上のとおりです。うまく予定が確保できれば、3月中にまた別の乗り鉄旅に行ってみようと思っていますので、その際はまた紹介できればと思います。