レン鉄★気ままな乗車記

乗り鉄&きっぷ鉄の管理人が、備忘録を兼ねてブログに綴っていきます。

乗り鉄&きっぷ鉄っぽい管理人が、乗り鉄旅行とそこで使用したきっぷを思うがままに記録したブログです。
どうぞ、お付き合いください。
 

「踊り子」「サフィール踊り子」に乗車する下田往復乗り鉄旅

 最近、よく報道される鉄道に関する話題と言えば、やはりドクターイエローT4編成の引退ではないでしょうか。東海道・山陽新幹線の安全を守る走行試験車両として使用されているドクターイエロー2編成のうち、JR東海所有のT4編成がその役目を終えることになったのです。「普段見ることができない特別な新幹線」ということで、巷では「見ることができれば幸せになれる」とも言われており、鉄道ファンだけでなく、広く一般の方にも人気を集めています。僕は以前、新横浜駅で停車中のドクターイエローに遭遇したことがあり、その際は反対側のホームから写真撮影することができました。

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 引退が目前に迫る中、ドクターイエローT4編成に乗車することができる貴重な機会があるということで、JR東海ツアーズの体験乗車イベントに申し込みましたが、抽選にハズレた😭ことは以前の記事でも触れたとおりです。

 そしてもう一つ、ドクターイエローの乗車体験とは別に抽選に申し込んだツアーがありました。「サロンカーなにわ」による車両所乗り入れツアーです。「サロンカーなにわ」は14系客車を種車とする欧風客車で、「サロンエクスプレス東京」や「ユーロライナー」とともに国鉄ジョイフルトレインとして登場した列車です。「サロンエクスプレス東京」と「ユーロライナー」はすでに引退している中で、「サロンカーなにわ」は今もなお団体専用列車として現役で使用されており、鉄道ファンからの人気は高いものの、近年は運用本数が非常に少なく、年間を通して数えるほどしかありません。そのため、旅行商品が発売されるやいなや、即完売してしまう状況で、なかなか乗車することができません。そんな「サロンカーなにわ」に大阪駅と宮原車両所間で乗車するミニツアーが開催されることになり、日本旅行から抽選販売されたため、僕も申し込みましたが結果はダメでした😭

 という訳で、残念ながらドクターイエローにも「サロンカーなにわ」にも乗車する機会に恵まれませんでしたが、気持ちを切り替えて、今回は伊豆急下田を往復する乗り鉄旅に行ってきました。久しぶりにE261系「サフィール踊り子」に乗車したいなと思っていたところ、伊豆急行が“サフィール踊り子&下田街歩きプラン”というものを発売しており、通常よりもかなりオトクな旅が楽しめそうだったので、これを利用した乗り鉄旅を計画しました。その行程は次のとおりです。

 内容としては、豊橋駅から伊豆急下田駅までを往復するものですが、往路と復路では利用する列車が異なります。往路は東海道本線(在来線)で熱海まで行き、熱海から伊東線伊豆急行線伊豆急下田まで行きます。伊豆急行線では途中の伊豆高原駅で途中下車し、窓口で“サフィール踊り子&下田街歩きプラン”のきっぷ類を受け取ることになります。このプランには、当日に限り伊豆急行線全線(普通列車と座席未指定の設定のある特急列車)が1日乗り放題となる「伊豆満喫フリーきっぷ」がついているので、伊豆高原から伊豆急下田までは特急「踊り子」に乗車します。そして復路では伊豆急行線内で「サフィール踊り子」に乗車した後、伊東線で熱海まで行き、熱海から豊橋までは東海道新幹線に乗車するものです。

 では、いつものように今回の旅の様子を紹介していきたいと思います。よろしくお願いします。

 

 

豊橋駅から東海道本線熱海駅

 豊橋駅から東海道本線の上り列車に乗車します。僕がホームに到着した際には、まだ列車は入線していませんでした。「青春18きっぷ」をよく利用していた頃には、この時間帯の列車を何度か利用しましたが、最近はそうした機会がなく、思い返すと久しぶりです。

 少し前までは、東海道本線の静岡地区では211系が活躍していましたが、315系の投入によって置き換えが進んでおり、現在は、主に313系と315系が充当されています。313系の中には、中央西線セントラルライナーとして使用されていた転換クロスシート車の8000番台も含まれており、できればこの車両に乗車して静岡地区を快適に横断したいところですが、入線してきたのは315系の4両編成でした。これで少なくとも島田駅まではロングシート確定です。

静岡地区で運用されている315系:豊橋駅 2025/1/24

 早速、静岡行きの普通列車に乗車しました。豊橋駅が始発となるため、無事に着席することができました。通勤・通学時間帯ですが、豊橋駅発車時点での乗車率はすべての座席が埋まるくらいです。通学で利用しているであろう高校生をほとんど見かけませんでしたが、2駅先の新所原駅からは多くの高校生が乗車し、ついに立ち客が出るくらいになりました。それでも車内には余裕があります。その後は、浜松駅で多くの下車がありますが、同時に乗車も多いため、車内の状況はそれほど変わりません。磐田駅掛川駅と主要な駅に停車するにつれて少しずつ空席が増えてきました。

 この列車は静岡行きのため、終点の静岡駅まで乗車してもいいのですが、途中の島田駅で熱海行きの普通列車に乗り換えることができるため、今回は静岡ではなく、島田での乗り換えを選びました。熱海行きの列車は島田発のため、島田駅で乗り換えることで確実に着席できますからね。

JR東海の各線区で使用されている313系島田駅 2025/1/24

 島田駅から乗車する熱海行きの普通列車313系です。これで熱海駅までのロングシート乗車が確定しました。車内ではちょっとウトウトしてしまいましたが、しばらくして静岡駅に到着しました。やはり静岡駅から乗車される方は多いですね。列車は富士、沼津、三島などを駆け抜け、若干の遅れで終点の熱海駅に到着しました。

 

熱海駅から伊東線伊豆急行線伊豆高原駅

 熱海駅からは伊東線の列車に乗り換えます。伊東線普通列車が発車する1番線に向かうと、平日とは思えないほど多くの方が乗車を待っており、驚きました。ちなみに熱海駅から伊豆方面に向かう鉄道路線は、伊東駅まではJR東日本伊東線伊東駅から伊豆急下田駅までは私鉄の伊豆急行線に分かれていますが、特急列車を始め普通列車でも伊東駅を跨ぐ直通運転が行われているため、熱海駅から乗り換えなしに伊豆高原伊豆急下田まで行くことができます。

 入線してきた列車は、伊豆急行の8000系です。前より3両は伊豆急下田行きで、後ろ3両は途中の伊豆高原止まりとなります。伊豆急下田行きの列車は、濃淡2色の水色の塗装が施されたものでしたが、伊豆高原止まりの列車はステンレス無地の車両でした。僕は後ろ3両の方に乗車しましたが、ボックス座席を確保することができず、またまたロングシートとなってしまいました。

 10時45分発の普通列車は、定刻よりやや遅れて熱海駅を発車しました。熱海駅発車時点で車内は多くの人で賑わっていましたが、来宮駅宇佐美駅で下車する方がおり、さらに伊東駅ではまとまった下車があったため、伊東駅から先は平日らしい閑散とした感じとなりました。僕もロングシートから空席となったボックス座席に移動し、車窓を眺めながら伊豆急行線乗り鉄旅を楽しみました。

伊東線伊豆急行線で使用されている8000系:川奈駅 2025/1/24

 熱海駅では、早めに乗車待ちの列に並んだので、乗車する列車を撮影できませんでした。その代わりに、途中の川奈駅での列車交換のための待ち時間があったため、これを利用してホーム上から8000系を撮影することができました。

 

伊豆高原駅から特急踊り子に乗車

 伊豆高原駅で下車しました。僕は、これまでにも何度か伊豆急行線を利用していますが、伊東から伊豆急下田まで乗り通しているので、途中駅で下車するのは初めてかもしれません。伊豆高原駅は、飲食やお土産物などを取り扱う商業施設と一体となっているようで、駅というよりもショッピングモールの中にいるようです。

 ここで、予約しておいたサフィール踊り子&下田街歩きプランのきっぷ類を受け取ります。このプランは乗車日の2営業日前までに電話での予約が必要ですが、先ほど紹介した伊豆満喫フリーきっぷ(3,000円相当)の他に、片道分の「サフィール踊り子」のグリーン券と下田街歩き券(500円券✕4枚=2,000円相当)がセットになって3,400円(プレミアムグリーンの場合は4,300円)と非常におトクなものとなっています。

 ここから伊豆急下田駅まで、早速、伊豆満喫フリーきっぷを使用して「踊り子」に乗車します。2番線に向かうと、ちょうど隣りの1番線に熱海行きの普通列車が停車していました。車両を見ると、リゾート21の「キンメ電車」です。僕は以前の乗り鉄旅で「キンメ電車」に乗車しようとしたのですが、急遽発生した列車の差し替えによって乗車することができませんでした。目の前に停車している「キンメ電車」に乗車したい気持ちは山々ですが、ここで行程を大きく変更する訳にはいかないので、せめてもの記念にと思い写真を撮影しました。

キンメ電車の愛称で運転されている2100系:伊豆高原駅 2025/1/24

 「キンメ電車」を見送ってしばらくすると、伊豆急下田行きの「踊り子」がやってきました。車両はもちろんE257系2000番台です。伊豆満喫フリーきっぷでは、普通車の空席が利用可能となっているため、赤ランプが点灯している座席に着席しました。先頭の1号車に乗車しましたが、窓側にも十分な空席があったのでよかったです。

 E257系2000番台には、直近では昨年9月の臨時夜行特急「アルプス」で乗車しました。その際はグリーン車を利用したので、普通車に乗車するのは久しぶりです。外観のペニンシュラブルーに合わせて、座席のモケットも水色と青色が用いられており、伊豆の海をイメージさせるものとなっています。

踊り子で使用されているE257系2000番台:伊豆急下田駅 2025/11/24

 乗車した伊豆高原駅では写真撮影する時間がなかったので、終点の伊豆急下田駅に到着した後に車両を撮影しました。今回はたった35分の乗車でしたが、やはり普通列車ロングシート座席とは乗り心地が全然違いますね(当たり前)。

 伊豆急下田駅前です。大きなソテツの木があり、温暖で穏やかな気候の伊豆という土地を象徴しているかのようです。美しい青空が広がっており、これから下田での観光が楽しめそうです。

 

伊豆急下田駅周辺をプチ観光

 復路で乗車する「サフィール踊り子」の発車時刻まで4時間ありますので、下田駅周辺での観光を楽しみたいと思います。今回は駅から徒歩圏内での観光ということで、バス🚌などは利用しません。きっといい運動になるはずです。まずはランチということで、下田時計台フロントさんを訪れました。

下田時計台フロントでランチ

 下田時計台フロントさんは下田駅の真横にあるので、駅利用者にとっては非常に便利です。なまこ壁に瓦屋根という日本家屋のような外観でありながら、西洋風な要素を合わせ持つ和洋折衷的な店構えが特徴的です。店名にあるとおり、時計台が素敵ですね。

 伊豆と言えばやはり金目鯛ということで、このお店にも金目鯛を使ったメニューが多くあります。定番の煮付けはもちろん、海鮮丼や金目鯛の切り身が入ったそばなどもあり、どれにしようか迷うところですが、今回は地金目鯛炙り寿司とざる蕎麦のセットを注文しました。炙り寿司が見た目にも美味しそうで、冷たいお蕎麦も食べたくなったので、これに決めました。

 注文してしばらくすると、炙り寿司とざる蕎麦のセットが運ばれてきました。静岡らしく本ワサビも添えられており、これをお寿司や蕎麦の上にのせて食べるんだそうです。僕もワサビを付けてお寿司をいただきましたが、少し甘めの酢飯と金目鯛の組み合わせはバッチリで、ワサビのピリッとした味がとても合います。また、下田塩をかけてみると、ちょっとした味変も楽しめます。もちろんざる蕎麦も美味しくいただきました。ちなみにこのお店では、下田街歩きプランに付いているクーポン券が利用できるため、オトクにランチを楽しむことができた点もよかったです😃

下田港内めぐり 黒船サスケハナ号に乗船

 お腹いっぱいになったところで、次は下田港内を巡る遊覧船に乗船したいと思います。下田駅から15分くらい歩いたところに「開国下田みなと」という道の駅があり、その近くに黒船 サスケハナ号のりばがあります。サスケハナ号という名前に聞き覚えがある方もいらっしゃると思いますが、あのペリー艦隊の旗艦にちなんで名付けられた遊覧船です。黒船と言うだけのことはあり船体は本当に真っ黒で、赤いラインがアクセントになっています。

 平日ということで乗船される方はまばらです。船内は1階と2階に分かれており、2階は別途料金が必要な展望客室となっています。より高い位置から景色を眺めることができるため、1階席よりも眺望がいいようです。僕は特にこだわりもなかったので1階席を利用しました。

 上の写真は客室席ですが、1階には甲板席もあり、この甲板席からは飛来するカモメやトンビに餌やりをすることもできます。船内では餌となるかっぱえびせんを販売していましたが、僕が乗った便では餌やりをしている方がいませんでしたので、鳥たちも残念な様子でした。

 下田港内めぐりということで、乗船時間は約20分間です。もう少し長い時間でも楽しめるかなと思いましたが、これくらいがちょうどいいのかもしれません。下田港内の景色を楽しみながら、ゆったりとした午後のひとときを過ごすことができました。乗船してよかったです。

下田ロープウェイで寝姿山に

 サスケハナ号を下船し、次に向かうのは下田ロープウェイ乗り場です。下田駅近くにある乗り場から寝姿山の山頂までを結ぶロープウェイで、以前から気になっていたのですが、実際に乗車したことはありません。今回は寝姿山の山頂にある自然公園を訪れてみようと思い、ロープウェイに乗車してみることにしました。

 ロープウェイ乗り場に到着しました。15分間隔で運行されており、出発時刻が近くなると係員の方のゴンドラまで案内してくれます。このゴンドラですが、伊豆急行の観光列車「THE ROYAL EXPRESS」を手がけた水戸岡鋭治氏のデザインによってリニューアルされたもので、外観は鉄道車両と同じロイヤルブルーとなっています。

 乗車したのは僕を含めて5人くらいでした。そのためゴンドラ内も広く感じられます。大きな窓からは四方の景色を眺めることができました。ちなみにゴンドラ内部にも水戸岡テイストが施されており、ベンチ部分には天然木が用いられています。

 僕はまだ、本家の「THE ROYAL EXPRESS」に乗車したことがありませんが、いつかは乗車したいと思っています。約3分の乗車で山頂駅に到着しました。

THE ROYAL HOUSEでスイーツを堪能

 下田ロープウェイの山頂駅には、「THE ROYAL HOUSE」というカフェが併設されています。その名前から分かるとおり、ここまで乗車してきたゴンドラと同様、水戸岡鋭治氏が手がけたものです。広々としたテラスもありますね。

 他の方の迷惑とならないよう、店内での撮影は天井の雰囲気に留めましたが、随所に組子細工が施されており、まるで「THE ROYAL EXPRESS」やJR九州の「或る列車」「36ぷらす3」の車内にいるかのようです。そうした意味では、鉄道ファンにもどこか馴染みのある雰囲気と言っていいかもしれません。3時のおやつタイムということで、パンケーキ🥞と紅茶をいただくことにしました。

 パンケーキにも色々な種類がありますが、このお店のパンケーキはスポンジ生地のような感じで、その名も“ふわふわパンケーキ”です。はちみつ🍯をたっぷりとかけて、その上から甘さ控えめのニューサマーオレンジ🍊のジャムを添えたパンケーキは、もう最高のスイーツです。また、ドリンクは“究極の紅茶”と言われる和紅茶です。無肥料と無農薬にこだわった静岡生まれの紅茶ということです。僕のようなバカ舌の持ち主であっても、コンビニで購入するペットボトルの紅茶飲料とは全く違うものであることが分かりました。和紅茶、これはオススメです😃

寝姿山自然公園を散策

 自然公園内にはいくつか見どころがあるようなので、日頃の運動不足の解消も兼ねて遊歩道沿いに散策してみることにしました。それほど広い範囲というわけではないようなので、1時間もあれば十分に園内を見て回ることができそうです。

 まずは展望台ですが、寝姿山には2つの展望台があります。1つ目は「寝姿山展望台」で、下田湾と太平洋に広がる海を一望することができます。どこまでも続く海や周辺の山々の美しさに癒されますね。そして2つ目は「黒船展望台」です。眺める景色は「寝姿山展望台」と大きな違いはありませんが、船の錨を模した大きなモニュメントが印象的でした。

 寝姿展望台から少し上ったところに、ヒレ長錦鯉のいる池があります。白や紅などの色鮮やかな多くの錦鯉が優雅に泳いでいます。確かにきれいな尾ビレを持っていますね。僕が写真撮影しようとスマホを向けると、多くの錦鯉が近寄ってきてくれました。

 さらに進んでいくと、愛染堂という朱色の建物が見えてきました。縁結びのご利益があるようで、たくさんのハートの絵馬が結わえられていました。手水鉢の中には花が浮かべられており、色鮮やかで心和みます。

 下りの途中に黒船見張所跡がありました。幕末にはここから外国船を監視していたんですね。

 園内の遊歩道沿いからは、様々な花々を見ることができます。この時期には寒桜が楽しめるようですが、まだまだこれからといった感じです。12月下旬から1月の下田と言えば、爪木崎の水仙が有名ですが、自然公園でも水仙を見ることができました。下の花はウンナンゲッコウカと水仙です。キレイな花🌺は癒されてますね。

 自然公園内をひととおり散策することができたので、ロープウェイで下山します。冬は寒さもあって屋内に籠りがちですが、天気のいい日には屋外に出て、海や山を眺めたり、自然の花々を鑑賞するのもいいですね。

 

伊豆急下田駅からサフィール踊り子に乗車

 さて、駅周辺での観光を終えて伊豆急下田駅に戻ってきました。ここからは本日の乗り鉄旅のメインであるE261系「サフィール踊り子」に乗車します。1番線ホームにはすでに「サフィール踊り子」の姿が見えますが、下田駅は発車する列車ごとに改札が行われるため、改札開始時刻になるまで入場することはできません。先発の普通列車が発車した後、「サフィール踊り子」の乗客向けの改札が始まりました。平日ということで、改札を待つ列はほとんどなく、スムーズに入場することができました。いよいよ「サフィール踊り子」に乗車します。

サフィール踊り子で使用されているE261系:伊豆急下田駅 2025/1/24

 その前にホームから写真撮影します。E261系は「サフィール踊り子」専用車両となっており、他の特急運用で使用されることはありません。全車グリーン車指定席の8両編成で、1号車はJR東日本唯一のプレミアムグリーン車、2・3号車は4人用又は6人用グリーン個室(各号車4室)、4号車はカフェテリア車両となっており、残りの5~8号車がグリーン車となっています。外観のデザインは、伊豆の雄大な自然を表現したものだそうで、紺碧色と白色のボディカラーが目を引きます。この紺碧色という色はあまり他で見かけることがなく、「サフィール踊り子」を象徴する色と言っても過言ではないと思います。E261系はもちろん特急形車両に分類される訳ですが、独創的な外観や上質な洗練された車内設備からは、もはや“豪華観光列車”と言うカテゴリーに分類してもいいのではないかと思えるほどです。

 続いて車内です。僕が「サフィール踊り子」に乗車するのは今回が2回目で、1回目は2020年9月に伊豆急下田から横浜まで乗車しています。その際はプレミアムグリーン車を利用しました。

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 そんな訳で、僕はまだ「サフィール踊り子」のグリーン車に乗車したことがありません。そこで今回は、伊東までの区間グリーン車に乗車してみることにしました。近年、JR東日本の在来線特急形車両では、グリーン車であっても普通車と同様に2+2の座席配置が当たり前となっていますが、E261系については2+1の座席配置となっています。ゆったりとした座席がずらりと並んでおり、グリーン車らしい風格が感じられる車内となっていました。

 プレミアムグリーン車は、どちらかと言えば“黒”を基調とした車内となっていますが、グリーン車の座席はベージュ色のモケット柄となっており、天窓の効果もあって、とても明るい車内となっています。ちなみに2人掛け座席はA・B席、1人掛け座席はC席となっており、僕は今回、A席となりました。A席は海側、C席は山側になるため、眺望のいいA席を優先的に割り当てているのかもしれません。そもそも今回利用するプランで座席の希望をお願いすることができるかどうかは不明です。

 快適なグリーン車での乗り鉄旅を楽しむこと約50分、下車する伊東駅に到着しました。僕が乗車した6号車は途中駅での乗車はほとんどなく、相席になることもありませんでした。やはり平日は混雑を避けることができ、ゆったりできていいですね。

 

熱海駅から東海道新幹線に乗車

 伊東駅からは、伊東線熱海駅に向かいます。伊東線伊豆急行線伊東駅を跨いで直通する列車が多いですが、今回乗車する列車は伊東発で、上野東京ライン宇都宮線直通列車でした。車両はJR東日本E231系10両編成です。普通列車グリーン車を連結していますが、さすがに熱海までの短区間なので、普通車に乗車しました。伊東駅発車時点で車内はガラガラです。

上野東京ラインなどで使用されているE231系伊東駅 2025/1/24

 熱海駅からは東海道新幹線に乗車します。往路は在来線でしたが、遅くならないうちに帰宅できるよう、新幹線にしました。車内でお弁当をいただくにも新幹線の方が都合がいいですからね。熱海駅から新幹線に乗車するのは久しぶりです。

 ちょうどいいタイミングで熱海駅に停車する「ひかり」号がありますが、残念ながら豊橋駅には停車しないため、僕はその次に発車する「こだま」号に乗車します。ホームで列車を待っていると、まずは新大阪行きの「ひかり」号がやってきました。1号車から5号車までの自由席の様子を見ると、ほぼ満席でデッキに立ち客もいます。「さすがに『ひかり』号は混んでるな〜。『こだま』号でよかった。」と思いながら「ひかり」号の発車を見送ったところで「こだま」号が入線してきました。車両はN700Sです。

東海道新幹線で活躍しているN700S:熱海駅 2025/1/24

 僕は2号車に乗車しようと列の先頭で待っていましたが、なんとこの「こだま」号の自由席もかなり混雑しています。着席できるか急に心配になりましたが、何とか2人掛けの通路側に空きを見つけて座席を確保することができました。この「こだま」号の東京駅発車は17時57分なので、会社からの退勤や出張帰りなどで利用する方が集中する時間帯ということなんでしょうね。こんなに混雑するとは思っていなかったので、正直驚きました。

 それでも三島、新富士、静岡と停車していくうちに次々と下車されていき、気がつけば窓側座席にもちらほら空きがではじめたので、僕も途中で座席を移りました。そして約1時間20分の乗車で豊橋駅に到着しました。

 豊橋駅での停車時間を利用して、1号車側の先頭車両をホーム端から撮影しました。ちょうど先頭部分が照明の影になってしまい、一部分が暗くなってしまいましたが、最後に新幹線を撮影できてよかったです。今日は往路から数えて7本の列車を利用しましたが、重複なくすべて異なる車両に乗車することができました。普通列車、特急列車、新幹線とバライティに富んだ乗り鉄旅を楽しむことができたと思います。

 

乗車券類の紹介

 そして最後に、今回の乗り鉄旅で使用した乗車券類を紹介します。

 豊橋から伊豆急行線伊豆高原までの乗車券です。伊豆急行内の特急停車駅(伊豆高原、伊豆熱川、伊豆稲取、河津、伊豆急下田)を発着する場合は、JR6社各駅と連絡運輸が可能となっており、その他の普通列車のみ停車する駅でも関東や東海近郊の駅を発着する場合には連絡運輸が行われています。

 伊豆高原駅で、予約しておいたサフィール踊り子&下田街歩きプランのきっぷ類を受け取りましたが、それが上の4枚です。「伊豆満喫フリーきっぷ」は単独で販売されている企画乗車券ですが、同じものがこのプラン用にも使用されているようです。伊豆急行線内のグリーン券はこのプラン用のもので、これに「サフィール踊り子」のグリーン券が指のみ券としてホチキス留めされていました。グリーン券は私鉄線内のみのものであるため、120mm券です。伊豆急下田から伊東までのグリーン券が伊豆高原で分割されていますが、おそらくこのプラン用に伊豆急下田伊豆高原のグリーン券をあらかじめ発券しておき、伊東までの乗車希望があった際には、伊豆高原までのグリーン券をマルスに戻さず、追加で伊豆高原→伊東のグリーン券を発券しているのだと思います。6号車の一部には、あらかじめ伊豆急行用に割り当てられた座席があるんでしょうか?

 復路では、伊東から熱海までは普通乗車券、熱海から豊橋まではスマートEXを利用しました。伊東から豊橋まで通しの乗車券と、熱海から豊橋までの特急券を購入する方法もありますが、乗車券は通しにしても伊東で分割してもねだんは一緒だったので、この組み合わせとしました。いつものとおり、熱海駅の無効印は大きいものですが、できれば文字に被らないよう黒以外のインクで押印してもらえるとうれしいですね。

 さて、今回の下田往復乗り鉄旅は、以上のとおりです。「踊り子」「サフィール踊り子」に乗車し、金目鯛もいただいて、遊覧船やロープウェイを楽しむことができ、日帰りながら充実した旅となりました。2月も元気に乗り鉄旅に出かけたいものです。