レン鉄★気ままな乗車記

乗り鉄&きっぷ鉄の管理人が、備忘録を兼ねてブログに綴っていきます。

乗り鉄&きっぷ鉄っぽい管理人が、乗り鉄旅行とそこで使用したきっぷを思うがままに記録したブログです。
どうぞ、お付き合いください。
 

観光列車「はなあかり」に乗車する城崎温泉乗り鉄旅(1)

 あけましておめでとうございます🎍 無事に新年を迎え、2025年となりました。僕は、年末年始の12月26日から1月5日までは11連休となり、久しぶりの長期休暇をいただきました。この休暇を利用して、12月26日には銚子と成田に、そして29日には大阪に行き、年の最後に充実した乗り鉄旅を楽しむことができました。一方で、1月6日の年始1日目の出勤がどれだけ辛いものとなったかは言うまでもありません。

 まだ仕事初めを迎えたばかりではありますが、早速、新年1回目の乗り鉄旅に行ってきました。タイトルにあるとおり、観光列車「はなあかり」の車両に乗車して城崎温泉を目指すものです。「はなあかり」は昨年10月にデビューしたJR西日本の新たな観光列車で、12月までの間は、週末を中心に、小浜線、京都丹後鉄道線、山陰本線経由で敦賀城崎温泉間を結んでいました。北陸デスティネーションキャンペーン(北陸DC)にあわせて運行が開始され、また、デビュー間もない列車ということで非常に人気が高く、なかなか指定券を確保することができない状態が続きました。僕も駅での“10時打ち”をお願いしたことがありますが、見事に惨敗でした。諦めかけていたところ、その後にたまたま運よく見つけた空席をe5489で予約することができ、テンション爆上がりで楽しみにしていたのですが、出発日の直前になって咽頭痛になってしまい、泣く泣く😭キャンセルしたのは以前の記事で紹介したとおりです。

 そんな悔しい思いをした「はなあかり」ですが、小浜線での運行を終えて、1月からは臨時の特急列車「かにカニはまかぜ」号に増結して運転されます。「かにカニはまかぜ」号は毎年、通常の「はまかぜ」号の増発便として運行される列車で、車両はキハ189系気動車が使用されています。そんな「かにカニはまかぜ」号は11月から土休日を中心に運行されていますが、1月6日以降は3月末まで毎日運行され、このうち1月6日から3月14日までの期間に限り、木曜日を除いて「はなあかり」車両が増結されるというものです。

 そこで今回、「かにカニはまかぜ」号に増結される「はなあかり」に乗車する乗り鉄旅を計画しました。12月までは運転日が週末に限定されていたため、指定券の確保が困難でしたが、1月からの「かにカニはまかぜ」号への増結は木曜日を除く週6日に拡大されるため、指定券も確保しやすくなるはずです。案の定、12月上旬にe5489で確認すると、小浜線経由で運転されていた時とは状況が全く異なり、10時の発売開始直後でなくても指定券を確保することができそうです。そして乗車区間ですが、「かにカニはまかぜ」号は大阪―浜坂間で運転されているため、「はなあかり」にも同区間で乗車することができます。せっかくなので、少しでも長く乗車したいところですが、帰路を含めた旅行行程全体を考慮した結果、今回は大阪―城崎温泉間で乗車することにしました。今回の乗り鉄旅の全行程は次のとおりです。

 往路では始発駅から「はなあかり」に乗車するため、大阪を経由します。大阪から東海道本線山陽本線播但線山陰本線を経由して今回の旅の目的地である城崎温泉に向かうルートです。城崎温泉からの帰路については、特急「はまかぜ」以外に新大阪まで特急「こうのとり」に乗車するルートもありますが、今回は特急「きのさき」に乗車して京都を経由するルートを選びました。

 それでは、いつものように今回の乗り鉄旅を紹介していきたいと思います。

 

 

名古屋駅から東海道新幹線に乗車

 名古屋駅から東海道新幹線に乗車します。名古屋駅から東海道新幹線に乗車するのは、昨年8月の神戸旅行以来です。太閤通口側には高速バス乗り場があるため、いつも多くの人が行き交っています。今日は平日ということで、家族連れの姿はほとんど見かけませんが、これから旅行に行く大学生らしいグループやスーツ姿のビジネスマンなどが多いようです。

 天気予報によると、今日の名古屋の天気は晴れで、雨の心配はなさそうですが、城崎温泉のある豊岡の天気を見ると、湿雪☃️となっています。どうやら日本海側は全国的に雪❄のようで、気温もかなり低いようです。そのため、昨年の北海道旅行の際に着用したダウンジャケットを着込んで出発します。

 往路で乗車するのは「こだま」765号です。大阪駅から乗車する「かにカニはまかぜ」号の出発時刻から逆算し、ちょうどいい時間に新大阪駅に到着する新幹線を探して、この列車に乗車することにしました。「こだま」765号には普通車指定席が3両(7号車と11・12号車)しかありません。そのため以前の経験を活かし、Swork車両である7号車の指定席を確保することにしました。事前にシートマップを見るとほぼ空席で、予約済みの座席は10席もない程です。僕はもちろん2人掛けの窓側座席を確保しました。

東海道新幹線N700A名古屋駅 2025/1/8

 列車に乗車して見ると、やはり車内は10人程度しか乗車していません。「こだま」号ということもあってか、携帯電話で通話している方はおらず、パソコンのキーボードを叩く音も全く聞こえてきません。乗客の様子をちらっと見た感じでは、実際にWebミーティングなどモバイルワークをしている人はいませんでした。どうやら僕と同じように、空席が多いという理由で7号車を選んでいる人も多いのではないでしょうか。もちろんSWork車両であるため、その目的に沿った利用を予定している方の妨げになってはいけませんが、状況によっては、むしろ他の号車よりも静かで快適に利用できそうです。

 何の脈絡もありませんが、岐阜羽島駅停車中にホーム上から乗車中の列車を撮影してみました。逆光ですが、朝日を浴びた新幹線もカッコいいですね。ちょっと屋根の汚れが気になりますが… この後、米原駅と京都駅に停車して、終点の新大阪駅に到着しました。

 

大阪駅から特急かにカニはまかぜの「はなあかり」車両に乗車

 東海道新幹線新大阪駅で下車し、JR西日本みどりの券売機でe5489で予約しておいたきっぷを受け取ります。e5489で予約したきっぷをJR東海管内の指定席券売機で受け取る場合、JR東海区間を含むきっぷに限られるため、今回利用する新大阪・大阪→城崎温泉間や城崎温泉→京都間のきっぷを受け取ることはできません。JR各社によってそれぞれ予約システムに違いがあることは分かっていますが、受け取りに関しては、もう少し柔軟に対応してほしいものです。
 さて、新大阪駅で無事にきっぷを受け取り、大阪駅にやって来ました。

 「かにカニはまかぜ」号は4番線から発車するようなので、早速、ホームに向かいます。ちょうど4番線には「かにカニはまかぜ」号の前に発車する「スーパーはくと」号が停車していました。「スーパーはくと」号のHOT7000系気動車にもしばらく乗車していません。特にグリーン車には乗車したことがないので、機会があれば乗車してみたいものです。しばらくすると「スーパーはくと」号が発車して行きました。次はいよいよ「かにカニはまかぜ」号の入線となります。

 ここで、今回乗車する「はなあかり」車両を増結した「かにカニはまかぜ」号のダイヤを紹介します。

 大阪駅を発車した列車は、東海道本線山陽本線を西へと向かい、姫路駅から進行方向を変えて播但線に入ります。和田山駅では山陰本線と合流し、城崎温泉駅などに停車しながら終点の浜坂駅に向かいます。今回はあくまで「かにカニはまかぜ」号として運行されるため、観光列車によくある“おもてなし停車”はありません。

 4番線には発車3分前に入線してきました。臨時列車ということで、定期列車の合間を縫って、入線時刻はギリギリといった感じです。そのため、ホーム上でゆっくりと写真撮影している余裕はありません。僕と同じように、乗車前に写真撮影している方が何人かお見えでしたが、皆さん、手短に撮影を済まされて直ぐに乗車されていました。乗り遅れたら大変ですからね。

はなあかり号に改装されたキハ189系大阪駅 2025/1/8

 ちなみに今回乗車する「かにカニはまかぜ」号は6両編成で、1号車から3号車までが「はなあかり」車両ですべてグリーン車、4号車から6号車までが普通車指定席です。さらに「はなあかり」のグリーン席には大きく分けて2つの種類あり、1号車は通常のグリーン席よりもグレードの高い個室空間のスーペリアグリーン座席、2号車と3号車は1+1配置の独立した座席や2・4人用ボックス座席からなるグリーン座席となっています。僕は今回、ちょっと贅沢をしてスーペリアグリーンを利用します。

 列車は定刻どおりに大阪駅を発車しました。キハ189系気動車に乗車するのは久しぶりですが、気動車特有のエンジン音が気になることはありません。グリーン車だからでしょうかね? キハ189系の最高速度は130kmという俊足ぶりで、三ノ宮、神戸と停車していきます。僕が乗車する1号車は、大阪駅発車時点では半数以上の区間が空いていましたが、途中駅から数人の方が乗車してきました。

 しばらく進むと、列車は舞子駅付近を通過しました。ここから進行方向左側には明石海峡大橋が見えてきます。高速で走行する車内からの撮影は難しいところですが、自分の座席から明石海峡大橋をパシャリ📸

 車窓からは、気持ちのいい青空と美しい海が広がっています。同じ兵庫県内にある城崎温泉付近が湿雪☃️というのが信じられません。
 とここで、「はなあかり」車両の車内の様子も紹介したいと思います。

1号車(スーペリアグリーン車

 先ほどお伝えしたとおり、1号車はスーペリアグリーン車です。JR東日本のE261系「サフィール踊り子」号には通常のグリーン車よりもプラベート感が高く上質なプレミアムグリーンがあり、JR九州787系にはグリーン席の一部にDXグリーンの設定がありますが、これらのさらに上に位置すると言っても過言ではない新たな座席種別として「はなあかり」で初めて導入されました。

 1号車に入ると、通路の左右にそれぞれスーペリアグリーン個室が5室ずつ計10室並んでいます。それぞれの定員は2人なので最大で20名が利用できます。個室と言っても完全に独立した空間が確保されている訳ではないため、どちらかと言えばコンパートメントに近い印象です。1つの個室は通常座席の3列分くらいの広さとなっており、思った以上にゆったりとしています。広々としたプラベート空間を独り占めすることができるため、その快適さは言うまでもありません。

 個室内には、前後にそれぞれ本皮シートがあり、中央部に照明の付いたテーブルが備え付けられています。実際に着席してみると、雰囲気は異なるものの、ウエストエクスプレス銀河のファーストシートを思い起こさせるものがあります。ちなみに大阪→城崎温泉・浜坂の場合、進行方向右側は偶数番の個室、左側は奇数番の個室になっているので、先に紹介したような明石海峡大橋を自分の個室から眺めたい場合には、奇数番の個室をオススメします。

 各個室内には飾り棚があり、見た目にも美しい調度品が展示されています。共用スペースに調度品が展示される例は、他の列車でも見たことがありますが、それぞれの個室内に設置されるというのは、さすがスーペリアグリーンですね。個室内が華やかなものとなります。今回の「かにカニはまかぜ」号への増結にあわせて、麦わら細工など兵庫県の工芸品やアート作品となっていました。

 列車がトンネルに入って車内が暗くなると、個室内は一層と上質な雰囲気が漂います。温かみのある照明や一輪挿しが心を和ませてくれますね。鉄道旅ってホントにいいなと感じる瞬間です。

 ちなみに1号車のスーペリアグリーン車には、スーペリアグリーン車利用者しか立ち入ることができません。その旨の注意書きがあるにもかかわらず、客室内の様子を見ようとして、スーペリアグリーン車以外の利用者が1号車に入室してくることがあります。ルールは守って欲しいものですね。

2・3号車(グリーン車

 続いて紹介するのは、2・3号車のグリーン車です。座席の種類は両号車で共通しており、360°回転させることができる1+1列の独立した座席と2・4人用のボックス座席が配置されています。また、2号車には乗客がいつでも利用できるフリースペースがあり、その一角で車内販売が行われていました。

 スーペリアグリーン車の個室空間とは異なり、開放的で広々とした車内となっています。特に1人掛け座席は周囲に遮るものがないため、車窓を眺めるだけでなく、周囲の方と向き合いながら談笑するのにも適しています。僕が見たところ、今日は2・4人用のボックス座席はほとんど空席で、1人掛け座席は半分程度の乗車といった感じでした。

 車内の様子はこれくらいにして、旅の紹介に戻ります。東海道本線山陽本線を西に向かって走行してきた「かにカニはまかぜ」号は姫路駅に到着しました。ここから播但線に入りますが、進行方向が変わるため数分間停車します。停車時間を利用して、ホーム上から車両の外観を撮影することができました。

 ちなみに「はなあかり」車両の外装は、奈良時代起源の紋付き染めで最上級とされる檳榔子染(びんろうじぞめ)色となっており、車両下部には金色の草花が描かれています。また、驚くことに、これらは塗装でなくラッピングで表現されているんだそうです。デザインもさることながら、素晴らしい装飾技術に驚かされます。

 大阪駅から約2時間50分の乗車で、「かにカニはまかぜ」号は今日の旅の目的地である城崎温泉駅に到着しました。乗車中、ぼんやりと外の景色を眺めていると、少しずつ地面に雪が見られるようになり、予報どおりの天気になってきたなと思っていましたが、城崎温泉駅到着時には、目に見えて雪が舞ってきました。

 「はなあかり」 車両を増結した「かにカニはまかぜ」号は、浜坂駅に向けて城崎温泉駅を発車して行きました。今回乗車したスーペリアグリーンは、非常に快適で贅を尽くした素晴らしい座席でしたが、開放的なグリーン座席も実に魅力的だなと感じました。次に乗車する機会があれば、1人掛けグリーン座席も利用してみたいと思います。

 駅の改札を出ました。ちょうどお昼時なので、到着早々、昼食をいただくことにしました。それにしても思った以上に雪が降っています。今日はダウンジャケットを着込んできましたが、靴はいつもどおりなので、ツルっと滑らないように一歩一歩踏みしめるように気をつけながら歩いて行きます。

>>(2)に続く