僕は数日前から花粉症に悩まされています😫。この時期になると毎年、目の痒みや鼻水、鼻詰まりの症状が出始めるため、市販の鼻炎薬を服用するようにしているのですが、今年は飛散量が多いのか、なかなか症状が改善しませんでした。実は昨シーズンまでは、鼻炎薬を服用しない日もある程で、服用する場合でも規定の用量の4分の1から2分の1程度でも十分な効果があったのですが、どうやら今年はそうはいかないようです。冬の寒さも徐々に和らいで穏やかになり、絶好の旅行シーズンが到来するわけですが、こんな調子が続けば、とても外出する気分になれません。それどころか普段どおり仕事をしているときでも、何だか頭の中がモヤモヤして息苦しく、ひとつのことに集中できません。どうしたものかと気分も落ち込み気味でしたが、市販薬をある数日間服用し続けたことが功を奏したのか、昨日あたりからは徐々に症状が改善してきたような気がします。しかし油断は禁物なので、当分の間は症状の有無にかかわらず、引き続き市販薬を服用していくつもりです。
そういえば世間では、コロナ禍で続けられてきたマスク着用の考え方を見直し、3月13日からは個人の判断に委ねることとされました。この方針に対しては賛否様々な意見があるようですが、僕個人としては大賛成です。マスク着用による感染症予防効果はあるにしても、着用による息苦しさはどうしようもなく、正直それなりのデメリットもあると思っています。僕の職場でも、常にマスクを着用することにはなっていますが、会話をせずパソコンに向かって資料を作成するのになぜマスクの着用が必要なのか、よく理由が分かりません。周囲の人が着用しているから自分も着用しているだけだとか、顔が隠れてちょうどいいとか、もはや感染症予防とは別の理由から着用しているという人も多いと思います。これからの季節は気温や湿度も少しずつ高くなり、初夏に向けて熱中症や脱水症にも注意が必要となりますが、果たして今までどおりマスクを着用するのかよいのか、個人としてしっかりと考えなければなりません。
さて、今回の乗り鉄旅ですが、久しぶりに「青春18きっぷ」を購入したため、普通・快速列車で行く旅に出かけることにしました。花粉症の症状が気になるところですが、市販薬をしっかりと服用して挑むことにしました。もちろん鞄の中には、しっかりと薬を準備していきます。行き先については、「青空フリーパス」や「休日乗り放題きっぷ」では行けないところに行こうと考え、関東方面にするか関西方面にするかちょっと迷いましたが、とりあえず1回目の利用では目的地を京都にすることに決めました。旅行と言えば、やはり京都ですからね。
これは僕の勝手な持論ですが、日本人は皆、京都が好きだと思っています。京都は日本人にとって特別な場所であり、憧れの場所であるといってもいいのではないでしょうか? 季節ごとに移ろいゆく風景や街並み、日本の伝統的文化を感じさせる景観や数々の神社仏閣、そして京料理や和のスイーツなど、どれをとっても魅力的なものばかりです。僕もこれまで何度か訪れていますが、その度に新たな発見がある感じがして、またすぐにでも訪れたい気分になる、そんな街でもあります。「青春18きっぷ」をフルに活用すれば、もう少し遠方まで足を延ばすこともできるのですが、今回は京都での観光を楽しみたい気分になったため、この機会に訪れることにしました。そしてもうひとつ、関西方面に出かける際に行ってみたいと思っていたところがあります。滋賀県にある「ラ コリーナ近江八幡」で、バウムクーヘンで有名な「クラブハリエ」を運営する菓子店が2015年にオープンさせた施設です。風や土、太陽や水の豊かさを感じる土地で、自然の恵みを感じながら和・洋のお菓子を楽しむことができるというのがそのコンセプトだそうです。また、「クラブハリエ」の旗艦店と位置付けられており、店内のカフェスペースでは焼きたてバウムクーヘンを味わうこともできるということで、以前から気になっていました。そこで今回の乗り鉄旅の途中に「ラ コリーナ近江八幡」にも立ち寄ってみることにしました。気軽に途中下車しながら寄り道も楽しむ旅は、「青春18きっぷ」にはもってこいですね。
今回はいつものように、金山駅から「青春18きっぷ」の旅をスタートします。まずは米原を目指すのですが、平日ダイヤの朝の時間帯には米原まで直通する列車が少ないため、大垣駅で乗り換えます。3月初旬の平日ということで、それほど混雑しないかなと予想していましたが、想定外に乗客が多く、大垣駅は米原方面に乗り換える人でごった返していました。ちなみに乗車したのは313系です。大垣発米原行きは4両編成だったため特に混雑しており、大垣発車時には座席を確保できませんでしたが、運良く垂井から着席できました。
米原から先はJR西日本管内で、ここから姫路行きの新快速に乗車しました。車両は223系12両編成です。ホーム上には多くの方が新快速の入線を待って列を作っていましたが、何とか着席することができました。米原駅では写真を撮影する余裕がなかったので、上の写真は近江八幡駅で撮影したものです。しかも乗車した新快速はすぐに発車してしまうため撮影できず、ちょうど待避線に同じ223系の網干行きの普通列車が停車していたため、代わりにこちらを撮影してみました。普通列車の網干行き、結構なロングランですね…
近江八幡の駅前からは路線バスに乗車して「ラ コリーナ近江八幡」に向かいます。「ラ コリーナ近江八幡」のバス停は施設の入り口にあるため、バスを下車すればそのまま「ラ コリーナ近江八幡」に入ることができます。ここでは約1時間の滞在予定です。
まずは草屋根が特徴的なラ コリーナ近江八幡のメインショップ前をパシャリ📸
続いて焼きたてバウムクーヘンが味わえるカフェを併設したバームファクトリー前からの景色をパシャリ📸
バームファクトリーの2階にあるカフェで焼きたてのバウムクーヘンとドリンクのセットをいただきました。うーん、美味しいに決まってますよね😋。ミニサイズ1個をすぐに食べ切ってしまいました。やはり作り置きのものとはフワフワ感が違います。また店内はお洒落で、すごくいい雰囲気です。テーブル席だけでなく、カウンター席や中庭席もあり、「ラ コリーナ近江八幡」を訪れた際には是非とも立ち寄りたいカフェです。ちなみに1階にはバウムクーヘンを販売するショップがあり、ここでお土産用の焼きたてバウムクーヘンを購入することもできます。
戻りのバスの時間まで時間があったので、園地内を散策しました。施設内にはお菓子やグッズを販売するギフトショップもあり、上の写真にあるようなガレージ風の建物は、見ているだけでも何だかワクワクしてきます。また、パフェやシェイクなどのデザート類を扱うキッチンカーのようなものもありました。カラフルな椅子が並べられたスペースも用意されており、まるでテーマパークにいるかのような感じがしました。
「ラ コリーナ近江八幡」からは再び路線バスに乗車して近江八幡駅に戻り、次の目的地である京都を目指します。乗車した車両は先程と同じ223系です。そう言えば、まだ紹介していませんでしたが、今回の京都訪問では平等院と伏見稲荷を訪れる予定です。そこで京都駅到着後は、奈良線に乗り換えることになります。京都駅の10番線に移動すると、奈良行きの普通列車はすでに入線していました。車両は221系です。修学旅行生なのか校外学習の生徒さんなのか分かりませんが、大勢の中学生が乗車しており、車内はかなり混雑していました。京都発車後、東福寺、稲荷と順に停車すると中学生や訪日観光客らしき方が次々に下車していき、その先の宇治まで車内は閑散とした感じになりました。
宇治駅に到着する直前、車窓を眺めていると趣のある橋が見えてきました。これが有名な宇治橋だそうです。駅から徒歩で行くことができる距離だったので、下車してから実際の宇治橋を見に行きました。近くに紫式部の像があったので、合わせて写真に収めました。ここから早速、平等院に向かってもいいのですが、昼食時になりましたので、宇治橋近くにある「肉屋 黒川」でランチをいただくことにしました。
肉料理のお店ということで、今回はステーキ重をいただきました。追加料金で肉まぶしセットにできるとのことだったため、こちらのセットも頼んでみました。良質で甘みのある柔らかい牛肉がお重いっぱいに盛り付けられており、タレの味も抜群です。半分くらい食べた後に、セットで注文した出汁をかけて肉まぶしとしていただきましたが、僕としてはそのままお重として食べる方が好みの味でした。席数の少ない店で、口コミサイトによると満席になることも多いようですが、僕は待ち時間なしで利用できました。しかし僕が食事している最中にも次々と来客があり、テーブル席が満席になってカウンター席も埋まり始めていたので、いいタイミングでランチをいただくことができました。
満腹になったところで、いよいよ平等院に向かいました。平等院と言えば何と言っても鳳凰堂が有名です。朱塗りの門を抜けてしばらく進むと、鳳凰堂が見えてきました。やはり美しいです。とにかく美しいです。そして池の水に反射して映り込んだ姿も見ごたえがあり、ただただ見惚れてしまいます。平日ということでそれほど混雑しておらず、心穏やかにゆっくりと参拝することができました。さらに平等院には鳳翔館という宝物殿があり、こちらも見学させてもらいました。館内には様々な宝物が展示されていましたが、青銅製の鳳凰の実物には感動しました。一見の価値はあります。
最近は正直太り気味であることを自覚しているにもかかわらず、意志が弱い僕は甘いものに吸い寄せられて、パフェを食べてしまいました。上の写真は宇治駅前にある「伊藤久右衛門」という茶房でいただいた季節限定のいちご抹茶パフェです。1年前に京都を訪れた際には、祇園辻利の本店にある茶寮都路里でパフェをいただきましたが、京都を訪れると不思議なことにパフェを食べたくなります。甘い大粒のいちごがこれでもかと言わんばかりに盛り付けられており、お茶のゼリーやアイスクリームとの相性も抜群でした。
そして次に訪れたのは伏見稲荷大社です。再び奈良線を乗車して稲荷駅で下車しました。下車するとすぐに大きな鳥居があり、皆さん早速カメラを構えていました。参道を進むと本堂があり、僕も参拝しました。伏見稲荷大社の境内にはいくつかの社殿が建ち並び、歴史を感じさせますが、最近はトンネルの様に続く千本鳥居が有名となり、これを目当てに訪れる方も少なくないと聞きます。僕も実際に千本鳥居と言われる場所を訪れましたが、確かになかなか他では見られない光景が続いています。鳥居の中を進んだ先はどこか別の世界に繋がっているのではないかと思えてしまう感じです。やっぱり京都っていいなとあらためて感じる瞬間でもありました。
伏見稲荷大社を訪れた後は、京都駅に戻り、いくつかお土産物を買って帰路に着きました。今回の乗り鉄旅の紹介は以上のとおりです。自分で言うもの変ですが、今回はなかなか充実した「青春18きっぷ」での乗り鉄旅になったと思います。例によって、帰宅早々、また京都に行ってみたいという気持ちになりました。すっかり京都の魅力に取り憑かれてしまった感じです。次回、京都を訪れる際には是非、日中の観光を楽しんだ後にウエストエクスプレス銀河に乗車する乗り鉄旅ができたらいいなと思っています。