レン鉄★気ままな乗車記

乗り鉄&きっぷ鉄の管理人が、備忘録を兼ねてブログに綴っていきます。

乗り鉄&きっぷ鉄っぽい管理人が、乗り鉄旅行とそこで使用したきっぷを思うがままに記録したブログです。
どうぞ、お付き合いください。
 

五能線「リゾートしらかみ」に初乗車

 近年は、テレビ番組などで「秘境駅」や「ローカル路線」などが取り上げられることがあり、ちょっとした観光ネタになることもあるようです。例えば、多くの秘境駅を有する飯田線では、秘境駅を訪れることを目的とした「飯田線秘境駅号」が行楽シーズンに運転されており、なかなか指定席券が入手できないほど人気を博しています。

 そんな中、知名度では飯田線と一二を争うローカル線として、秋田県東能代駅青森県川部駅を結ぶ五能線という路線があります。五能線は、世界自然遺産白神山地と海岸線沿いからの美しい日本海の景色が評判となり、観光列車「リゾートしらかみ」の人気とも相まって、今や外国人観光客も多く訪れる一大観光地となっています。

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五能線の車内から眺める夏の日本海

 僕も五能線の人気ぶりは以前から知っており、是非とも「リゾートしらかみ」に乗車してみたいと思っていましたが、秋田発、青森発ともなかなか乗車する機会に恵まれませんでした。そんな中、前回の記事のとおり「カシオペア紀行 湯沢行き」で湯沢まで行くことになったことから、その後、秋田市内に戻ってもう1泊し、翌日の朝8時20分に秋田駅を発車する「リゾートしらかみ」1号の青森行きに乗車することにしました。

 「リゾートしらかみ」に使用されている車両には、ハイブリッドシステムを採用したHB-E300系気動車の「橅」編成と「青池」編成、それにキハ40系気動車の「くまげら」編成の計3編成があります。僕が一番乗車してみたかったのは「橅」編成で、この日のリゾートしらかみ1号は「橅」編成が充当されています。「橅」編成は最も新しい車両で、3号車には物販カウンターが設置されており、沿線の特産品の販売が行われています。また、橅の木立ちをグラデーションで表現した、ナチュラルなグリーンの濃淡の外観が特徴的なデザインの車両です。

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リゾートしらかみ1号に充当されたEB-E300系:能代駅 2019/8/19

 僕が乗車したのは、夏休み期間中とは言っても平日で、しかも秋田8:20発と早い時間にもかかわらず、それなりの数の乗客がおり、途中駅から乗車する旅行客も大勢いて、東能代を出発した時点で8割くらいの乗車率でした。

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 これが今回使用した指定席券です。JR東日本管内の列車であるため、「えきねっと」を利用して指定席券を手配することも検討しましたが、リゾートしらかみではシートマップからの座席位置の指定ができず、場合によっては2号車の4人用ボックス席が割り当てられる可能性があったことから、乗車日の1ヶ月前に、旅行会社の窓口で通常座席の窓側席の券を購入しておきました。

 車内には、観光列車らしく、スタンプを押すことができる乗車記念証があったので、僕も記念にいただきました。

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 肝心の車窓ですが、僕が乗車した当日は天気が良く、大きな窓から穏やかな夏の海の景色を楽しむことができました。シートピッチも広く、快速でありながら特急形車両にも引けを取らない快適な車内で、終点の青森まで約5時間の乗車は、いい意味であっという間だったというのが正直な感想です。